約束のネバーランド 第13話 ネタバレ
ノーマンはレイに向かって「君だったんだね」と言う。実はノーマンはレイにも疑いの目をかけており、罠を仕掛けていた。
レイ「何を言ってる、どうしたノーマン」
ノーマン「……もう、わかっているでしょう?」
ノーマン「罠を仕掛けた相手は3人」
ドンには僕のベッド裏、ギルダには2階トイレの天井裏
ノーマン「エマとレイの前ではそう言った」
ノーマン「でも実際はドンに食堂、ギルダに図書室と伝えてある」
ノーマン「さっき全て回収したよ、4ヶ所隠してなくなったのは僕のベットの裏のみ」
ノーマン「ドンは濡れ衣を着せられただけ」
ノーマン「内通者は君だ…レイ」
ベットに倒れて高笑いをするレイ。
そして自ら自分がイザベラ(ママ)の内通者であることをノーマンに告白する。
レイ「いつから疑ってた?」
ノーマン「シスター(クローネ)がハウスに来た夜」
レイ「あの晩すぐか…」
ノーマン「……」
ノーマン「我ながら嫌気がさすよ…真っ先にレイを疑った、友達なのに…」
ノーマンは続ける。
ノーマンは内通者はレイが一番困る…その反面、敵から見ればレイが最も内通者の適任者であった…だからこそ疑いの目をかけたと…
しかも、レイは即席の内通者ではない。
ノーマンはレイがいつからイザベラの内通者であったかを問う。
ノーマン「実際、レイはいつからママのスパイだったの?」
レイ「ずっと前から」
ノーマン「!」
ノーマン「……スパイに限らず、ママの手下だったのか……」
レイ「そう、要は羊飼いにおける牧羊犬さ」
レイは鬼のこと、イザベラの裏の顔、ハウスの役割も知っていた。
少し怒りを表したような表情でノーマンはレイに問う。
ノーマン「全て嘘だったの?」
レイ、ノーマンの間には昔の回想シーンが流れる
ノーマン「聞きたいことは山ほどある……でも」
ノーマン「ママに何をどこまで話した?」
ノーマン「発信機は壊せるんだよね?」
レイ「それを聞いてどうする?返答次第で俺を切るか?」
ノーマン「切らないよ、レイには今まで通り、僕らのそばにいてもらう」
ノーマンはイザベラがレイを通して自分たちを制御できていると思っている。だからこそ、レイを手放すことは危険と判断した。さらにノーマン達と一緒にいることで内通者がバレていないことをイザベラに隠し通せる。イザベラにミスをしたことが露呈しないのだ。
ノーマンとの会話でレイは脅しをかけられていると判断。ノーマンに対して何を望んでいるかを問う。
ノーマン「3つ」
ノーマン「今まで通り側にいてもらう」
ノーマン「レイが持っている情報の全開示」
ノーマン「寝返って」
レイが出した条件は3つ。
そしてイザベラではなく自分のスパイになって…とレイに頼む。
レイ「馬鹿か、お前」
レイは自分を利用するなら最初から黙って上手に利用すべきだ…そして脱獄決行日に自分を切り捨てるべきだ…とノーマンに言う。
しかし、ノーマンが交渉を持ちかけた背景にはエマがいた。
エマは内通者が同じハウスの子供でも脱獄に内通者を連れて行くと言った。内通者の命の保証があると限らない…また今まで一緒に育ってきた仲間を信じたい気持ちがあったからだ。
そのエマの想いに感化されてノーマンをレイを信じることにした。だからこそ、ノーマンはレイに交渉を持ちかけたのだ。
ノーマン「気が変わったんだ」
ノーマン「僕もレイを信じたい、敵である前に友達だって」
ノーマン「それにずっと気になっている不可解もある」
ノーマン「リトルバーニー隠したの、レイだよね?」
ノーマン「僕らのために……」
ノーマン「レイがこの脱獄を仕掛けたんでしょう?」
ノーマンは自分の推測をレイに話す。
レイはわざと自分たちがハウスの真実に辿り着くようにコニーの出荷を利用して気づかせようとした。同時にエマ、ノーマンを制御しつつ、イザベラにも致命的な情報を流さずにイザベラすらも制御している。
レイはイザベラの内通者であるのに、自分たちにチャンスを与えている。レイを完全な敵ではないとノーマンはレイに話す。
ノーマンはレイが独自に何かを考えていることを読み取っていた。
ノーマン「ねぇ、レイ」
ノーマン「レイはどうしてママの牧羊犬(イヌ)をやっているの?」
ニヤリと笑うレイ…