約束のネバーランド ネタバレ

約束のネバーランド 第4話 ネタバレ

エマ、ノーマンはロープがあると推測される「物置部屋」に足を踏み入れる。しかし、ノーマンはわかっていたハウスの生活に必要のないロープがハウスにないことを。エマ、ノーマンが求めたのはロープの役割をする物資。

それは物置部屋にあった「テーブルクロス」だった。ロープの代役になるテーブルクロスを見つけて外の大木の穴に隠す二人。これで塀を乗り越えるための準備は整った。

二人が考えた次の案は埋め込まれた発信機の処理方法、ハウス全員と一緒に逃げる方法だった。そしてエマはノーマンにある提案をする。

エマ「ねぇ、ノーマン」
エマ「レイには話しても大丈夫なんじゃないかな…」
ノーマン「それは僕も考えてた」
ノーマン「レイならパニックになったりしないだろうし、物知りな分、機械にも詳しい、きっと戦力になってくれる」

ノーマンもレイの知力、冷静な性格や物事の判断力を認めている。しかし、一つだけ懸念する材料があった。

ノーマン「レイには僕から話すよ、エマは一度戻って…」
レイ「なんで?今話せよ」
エマ・ノーマン「!!?」

レイは最近の二人の行動が怪しかったため尾行していたのだ。そしてレイは二人に門で何があったかを問う。レイは既にあの夜、帰ってきた二人の行動や様子がおかしかったため、二人を怪しんでいたのだ。

ノーマン「…助けてくれる?」
レイ「?……おう」

ノーマンはレイにあの夜の出来事、ママと慕ってきたイザベラの裏の顔をレイに話した。

それを聞いたレイは最初は少し驚くもすぐに事情を飲み込んだ。

レイ「鬼…農園…ママが敵…?」
レイ「……ヤバくね!?」
レイ「あっ…だから格子窓」

エマ、ノーマンはレイの飲み込みの早さに驚く。同時にエマは疑り深いレイがこうもあっさりと話しを信じたことに驚く。

レイがすぐに話しを信じた理由はノーマンだった。ノーマンは優秀なので間抜けな嘘はつかない。ある程度はノーマンのことを信頼しているからだった。

すぐにレイは脱獄の冷静な分析を始める。レイの中では全員で逃げることは不可能と判断しているようだった。レイの話しを聞くエマはレイにハウス全員の子供たちと脱獄する意志を伝える。

レイ「全員?……冗談だろ?」
レイ「全部で37人、大半が6歳未満だぞ」
レイ「ママ、鬼、発信機…ただでさえ簡単ではない、脱走の難度がケタ違いにハネ上がる」

それでも全員で逃げたいというエマにレイは無理だと伝える。

レイ「エマ、お前気づいてないだろ」
エマ「え」
ノーマン「レイ、待って」
レイ「成程、だから僕から話すよ…か」

ノーマンが懸念していたこと。
それはハウスを出ることがゴールではないこと。エマは目先のハウスからの脱獄で頭が一杯だったが賢いノーマンはさらに先を見ていた。

ハウスから一歩も出たことがないエマ達。外の世界がどうなっているのかは未知数。あくまでレイ、ノーマンの推測だが外は鬼が牛耳っている社会になっている可能性が高いこと。だから運よくハウスを脱獄できても外の世界で子供たちがまともに暮らせる環境がない可能性もレイ、ノーマンは想定していた。

外に出ても生活する環境がなければ幼い子ども達にとってはハウスにいた方が幸せ。また外で自分たち以外を守れる自信もない。そういった考えもあるからこそ、レイは全員で脱獄することは不可能だとエマに伝える。

それを伝えられたエマはレイに一言「やだ」

エマは全員で逃げることを絶対に譲らない。そして外の世界で自分たちの生きる環境がなければ作ればいいとレイに伝える。

エマ「ないなら、つくろうよ、外に、人間の生きる場所」
エマ「変えようよ、世界」
エマ「レイのおかげで今わかった、これはそういう脱獄なんだ」
レイ「そういう…脱獄……」
エマ「私は折れない、決めたから」

エマの論理的でない考えはレイには理解不能。後ろで大笑いをするノーマン。

レイ「オイコラ、ノーマンちょっと来い」
レイ「あの馬鹿、何とかしろ、無茶苦茶だ」
ノーマン「ねー本当、でもよかった元気で」
レイ「じゃなくて止めろよ、死ぬぞ、お前ら二人共」
レイ「お前は最初からわかってんだろ?」

ノーマンは賢い。だからこそエマの考えが無茶苦茶なことはわかっている。成功するかもわからない。だがノーマンの考えはエマと同じだった。その考えに対して怒るレイ。

ノーマンがエマの考えに協力する理由はエマが好きだから。そして笑っていてほしいから。それだけだった。

レイ「…頭おかしいだろ…」
レイ「それでエマが死んでもいいのかよ」
ノーマン「死なせない」
ノーマン「そのために僕は僕を利用するんだ」

これもノーマンの策略なのかわからないが、放っておけない状況を作り見事にレイを仲間に加える。

場面が変わる。イザベラは時計を開いて「誰か」はわからないが3人が集まっている状況を把握している。

場面はエマ達へ戻る。
レイはエマ、ノーマンにある本を手渡す。そして本の出版年に注目しろと言う。本の出版は2015年。レイが読んでいた本は30年前の本だった。このことから30年前は本が出版できる世界だったことを推測。そして、そこから30年で何かが起きたこと。もしかしたら外に人間社会がある可能性もゼロじゃないことを推測する。

エマ、ノーマンはレイを仲間に加えて、さらに戦略性の高い脱獄の計画を試みる。

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