ファイアパンチ ネタバレ

ファイアパンチ 第40話 ネタバレ

銃で撃たれても逃げるトガタを追う、アグニ。しびれを切らせたトガタがアグニに雪玉を投げつける。

トガタ「ついてきたら、また撃つかんな」
アグニ「お前が…最初に俺にっ、ついてきたんだろ、バカっ」
トガタ「バカだぁ〜糞ガキのくせによぉ…」
トガタ「ガキ、ガキガキガキ」
アグニ「お前に比べたらガキに決まってんだろ」
アグニ「ガキだから…一人じゃ何もわかんねぇんだよ」

トガタが自分には必要なことを必死で訴えかけるアグニ。自分が助けた元奴隷たちを助けたい…でも何をしたらいいかわからない。だからトガタが必要だと。

その話しを聞いたトガタが口を開く

トガタ「私が男だって言われた時、どう思った?」

無言のアグニ

トガタ「どう思った?」
アグニ「…あの覆面男の冗談だと思った………」
トガタ「でも1ミリくらいは男だって思ったでしょ」
アグニ「お前は胸あるし…男だと思うわけないだろ」
トガタ「でも、あいつは自分を心が読める祝福だって言った」

無言の間…

アグニ「……1ミリだけだ、なんか…わからないけど、もしかしたら…男だって思ったのは……それだけだ…」
トガタ「その1ミリが…私はっ」
トガタ「キミが言う目の前で大切な人が死ぬって事と同じくらい嫌なんだよ…」

珍しくムキになるトガタ。顔を赤らめて「嫌だから、嫌なんだよ」とアグニにぶつける。

アグニ「説明してくれなきゃ、わかんねぇよ」
トガタ「脳みそが男なのに体が女なんだよ」

トガタの性別は女。しかし、心が男だった。トガタはこのことが非常にコンプレックスで人に触れられたくない自分の闇のようである。とにかく、そんな自分が嫌だと言うトガタ。

そして、アグニ信者がアグニを崇拝する核心を語り始めるトガタ。

それは『見た目』
他の人間と違い、体が燃えている。だからこそ、説得力があると。同時にトガタも心は男なのに見た目が女のため見た目に気持ちが引っ張られてしまうと伝える。

女の自分を想像したのか…トガタが吐く。
そんな弱気なトガタを初めて見たアグニは困惑の色を隠せない。

そんな事はない…アグニはそう応えるがトガタは自分を語る。

トガタ「ひょうきんでさ…イカれてて…女のトガタを期待してるだろ…」
トガタ「私もだよ、普通の男のトガタだったら、この世界では生きられないから」
トガタ「キミは頑張ればなりたい自分になれるよ、でも私は絶対になれない…だって…」
トガタ「わたし…もう一回…頭おかしくなってさ、ホントの自分の事、そんなに覚えてないの」

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