ファイアパンチ ネタバレ

ファイアパンチ 第15話 ネタバレ

ジャック「サン、今日からここがキミの家だよ」

サンは移動式ベッドで拘束器具に体を縛られている状態。ジャックに連れてこられた部屋は祝福者が拘束された部屋だった。

ここでは祝福者がべヘムドルグのために能力を使い国を潤している。このおかげで凍えた世界であってもべヘムドルグは暖かく潤いのある国になっていた。

サンと同じ電気を出せる祝福者はサンを除いて1人しかいなかった。電気の能力をもつ祝福者は滅多にいないようだ。だからこそ、サンは重宝される存在であった。

サンは首元に何かを取り付けられる。どうやら祝福の能力を吸い取るようなものらしい。

ジャック「じゃ、僕はこれで失礼するよ、頑張ってね」
電気の祝福者「よかった…」
電気の祝福者「今まで電気を出せるのは俺だけだったんだ…」
電気の祝福者「これで俺の負担が少し減るかもしれない…」
サン「ボク…これからどうなるの?」
電気の祝福者「でもっ…あぁぁ…なんて酷い…」
電気の祝福者「子供がこんな目い遭うなんて…」
電気の祝福者「神よっ、どうかこの子供に慈悲の炎を…」
サン「…!」
サン「あっ…アレっ、痛い、イたたた…あっ…痛いっ痛いっ」

痛さにもがくサン。
隣の電気の祝福者がサンに声をかける。

どうやらサンに取り付けられたチューブ状のものは祝福能力を絞り取る装置だったらしい。電気の祝福者は最初は痛いけど、慣れる、大丈夫とサンを励ます。

サンは体が焼けるような痛みに耐えながら現状を冷静に分析する。痛みがない時間は4時間。その間に睡眠をとる。そして激痛で目を覚ます。そんな日々が続いていた。

痛みがない時間、祝福者は自分が妄想した話しを周りにしている。サンはそこでアグニの話をする。いつもサンは痛みがない時間はアグニの話しをしているようだ。

サン「アグニ様は手が燃えてるから銃持てないよ」
祝福者A「でたよ…またいつものアグニ様だ」
祝福者B「誰か、そのガキを黙らせろ」
祝福者C「サン、その話しはつまらないし、もう皆、飽きてる」

サンは周りにどう言われようと話しを続ける。必ずアグニが助けに来ると…。そして本当に炎を纏う人間であるアグニがいることを力説する。

ここにいる祝福者は半ば、希望を持つことを諦めている。サンにも同じように希望を持たないことを勧める他の祝福者たち。

しかし、サンは希望を持つこと。アグニの話しをやめない。アグニの話しを続けていると一頻り喋りきったサンは眠ろうとする。すると他の祝福者から他のアグニの話しはないか…?他の話しも聞きたいとせがまれる。

サンは眠かったがアグニの話しを続けることにした。

場面は変わり、トガタの拠点へ。
夜中にうめき声をあげるアグニ。ネネトはその声で起きてしまい階段を降りてアグニのもとへ向かう。

そこにはうずくまっているアグニを見つめるトガタ。ネネトに気づいたトガタ。

トガタ「カメラ持ってきて」
ネネト「え…」
トガタ「40秒以内」
ネネト「はい…っ」
トガタ「…痛くて眠れないの?」
アグニ「……っ」
トガタ「自分だったら無理だね、焼ける痛み、我慢して生きるって」
トガタ「私、我慢、嫌いだし」
アグニ「もう…行け…もう…大丈夫だ…大丈夫」

しかし、トガタは面白いといった理由でもがいているアグニをカメラで撮影すると言う。一瞬、驚くアグニだったが撮影を許可する。

トガタ「痛み和らげる方法とかあんの?」
アグニ「…何か考えてる時は……少し楽になる」
トガタ「カメラで痛くて叫んでるの撮った後、私と勉強しよっか」
トガタ「痛みが和らぐでしょ、少しは…よし…そうだなぁ」
トガタ「英語を勉強しよう、ENGLISH」
アグニ「い…い…い…いんぐ…れっし…?」
トガタ「違う、違う、イ・ング…リッシュッ」

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