ファイアパンチ 第16話 ネタバレ
トガタがアグニに戦いの仕方を教えている。アグニの顔面を殴るトガタ。手には耐火性のあるグローブをはめている。トガタに顔面を殴られ倒れるアグニ。立ち上がる。
トガタ「再生祝福者の戦い方、その一、何があっても頭を守る」
トガタ「頭やられたら考えられなくなるし再生遅くなる」
トガタ「逆に頭やられなきゃ、いくらでも手足、再生できるからどうとでもなる」
トガタ「以上を頭に入れて私を倒してみろ、耐火服着てるし大丈夫だから」
トガタ、アグニの戦いをカメラ片手に撮影しているネネト。
場面は変わり、夜。
トガタはアグニ、ネネトに英語を教えている。しかし、トガタが教えている英語は全て下ネタ。意味がわからないアグニ、ネネトはトガタに教えてもらった英語を復唱する。
復唱が終わるとアグニが必ずトガタに意味を聞く。それに答えるトガタ。返答に固まるアグニとネネト。
そして、昼間は再びトガタを師匠として再生祝福者の戦闘方法を教えてもらうアグニ。
スパッとトガタがアグニの片腕を薙刀のようなもので切断する。
トガタ「ほら、言った通り、意識集中してみて」
アグニ「ぐっ…」
トガタ「再生祝福者の戦い方そのニ」
トガタ「再生させたい場所に意識を集中させればそこだけ再生が速くなる」
トガタ「ファイアマンは再生能力、強いから覚えた方が良い」
再び夜。
トガタはまた下ネタ英語をアグニに教える。意味を聞いて固まるアグニ。
昼間。
今度は走り方を教えてもらっている。また夜。今後は下劣な英語をアグニに教えるトガタ。また昼間。トガタはアグニに戦い方を教える。この繰り返しで数日が過ぎる。
そして一通りの戦い方、英語を教えてトガタが遂に口を開く。
トガタ「明後日、ドマを殺しに行く」
トガタ「ファイアマンのスーツもできたし、戦い方も基本は教えたし」
アグニ「やっとか…」
トガタ「やっとだ」
トガタ「カメラにっ…カメラに、意気込みを言って、復讐者っぽい意気込みを」
アグニ「…ドマを殺しさえすればどうでもいい、なんでもやってやる…」
そして、アグニはトガタになぜ俺を主人公にして映画を撮るのか問う。トガタが答える。トガタは300年を生きている。普通の再生祝福者だと長く生きるほど感情を失い生きる意味を失い自殺をするそうだ。
しかし、トガタは映画を見て面白さを見つけた。映画がトガタの生きる糧になっている。
トガタ「…映画は面白いけど、最近はもう何回も見返しすぎて見てもなーんも感情わかなくて、つーか全部燃やされたし…」
トガタ「でも私さ、キミを見て、キミに会って…久しぶりにドキドキッ興奮して」
トガタ「その顔も体も弱さも全部、惚れた」
トガタ「私の映画だから惚れた奴を主人公にすんの、だからキミが主人公」
目を見開くアグニだったがすぐに冷静になる
アグニ「…そうか……わかった」
場面は変わり、ユダが治療を受けているべヘムドルグ内の病院内。病室にはジャックがいる。ユダは治療を受けて新しい人工骨格をつけて再び体が正常に動くようだ。
ジャックとユダが会話をしているとべヘムドルグの一般兵が病室に来る。
一般兵「ジャック様、ユダ様…」
ジャック「なんだ?」
一般兵「あの…俺が連れて来たんじゃないんです…奴隷を車で運んでたらイカれた奴が紛れてて…」
一般兵の頭が飛ぶ。
驚くジャックとユダ。そこに現れたのはカメラを片手にしたトガタだった。
ユダ「イワンとサイモンを殺したヤツだ…」
ジャック「はぁ!?」
トガタ「はい、イワンとサイモンを殺したヤツです、提案あります」
トガタ「みんなでファイアマンを殺そう」