ファイアパンチ 第2話 ネタバレ
父親「炎は薪がないと消える、人も炎も同じ…」
父親「糧がないと生きる事ができないんだ、アグニもルナもだ」
父親「寒くないか?」
アグニ・ルナ「寒くない!」
父親「…ならよかった、父さんの糧は二人なんだ、だから何があっても生きていてくれ」
アグニ、ルナは枷をつけられた状態で床に座っている。ある集団に拉致されているようだ。この集団は再生能力のあるアグニ・ルナの腕を「薪」として利用している。
ルナ「兄さんの方がたくさん切られました…」
アグニ「俺はいーんだ、全ッ然痛くねーし」
アグニ「アイツら、イカれてんだ、俺たちの家に勝手に住みやがって」
アグニ「アイツらは父さんと母さんを…薪にした…」
ルナ「…」
アグニ・ルナのいる部屋の扉が開く。男が1人。ナタを片手に持っているので再び薪を取りにきたようだ。アグニは抵抗するが両手の自由が効かないので殴られる。部屋に入ってきた男はおもむろにズボンのチャックをおろしルナに見せる。
アグニ「ルナにぃ、汚いモン見せんじゃねぇっ…殺すぞ」
男「薪が喋んな」
ルナ「兄さぁん」
必死で抵抗する二人だが両手を枷で止められているので自由が効かない。しかし、アグニは両腕に力を込めて骨を折りながらも枷を外すことに成功。落ちているナタを拾い、男の頭に突き刺す。ルナの枷も外してアグニの回想は現実へと戻る。
結果的にアグニは捕虜だったトラックの荷台に積まれた人間たちを助けた。
捕虜「べヘムドルグの兵士が警備する橋があるんだが…欲に溺れた奴らでぇ…」
捕虜「男は酒と食料を渡さなきゃ通れねぇ」
捕虜「女は一発ヤラせれば通れるんだがな」
捕虜「橋を超えればべヘムドルグの縄張りで…やつらの本拠地に行きてえなら道なりにいけば着く」
捕虜「これぐれえの事しか俺は知らねぇ…助けてくれたのにすまねぇな」
感謝され、べヘムドルグへの行き方などを聞いてその場を離れる。