デビルズライン ネタバレ

デビルズライン 第8話 ネタバレ

李ハンス「えっと、ちょっとだけ血くれない?」
李ハンス「50ccくらいでいいんだけど」
つかさ「え…?」

安斎を見るつかさ

つかさ「ひっ、人の上に乗らないでください」
李ハンス「…あぁ、そういうこと」

沢崎がスーツのポケットから注射を出し、安斎に打つ。鎮痛剤ではなく麻酔だった。吸血鬼に対する鎮痛剤は薬だが、麻酔は拳銃と同じレベルのようだ。暴走した鬼に対して警官のみ使用できるようになっている。

沢崎が警察官だったことに少し驚く李ハンス。

吸血鬼化した安斎を見て胸が高揚するつかさ。

李ハンス「警察とはあんま関わりたくないかも」
沢崎「!?」
沢崎「…お前誰だ?それにその目…」
李ハンス「なんだ、まだ指名手配とかされてないんだ」
沢崎「何……?」

一瞬の隙を見て、ゼロナナが逃走する。ゼロナナの向かう先には1台の黒ワンボックスカーが止まっていた。ワンボックスカーに飛び乗るゼロナナ。ワンボックスカーの運転手が窓越しから沢崎達の車のタイヤを狙撃してパンクさせる。ゼロナナを追跡することが不可能になった。

「……沢崎、安斎が血吸った相手はそのへんにいるか?」
沢崎「……いや」
李ハンス「あのー俺そいつにヒトの血、飲ませたよ」
李ハンス「胸撃たれて死にかけてたんで」
李ハンス「おかげで自分の分、なくなっちゃったよ」

沢崎が安斎の胸部を確認する。傷が塞がった跡があった。ヒトの血を吸って傷が治ることに疑問を持つ沢崎。李ハンスに事情を聞こうとしたが目の前に李ハンスはいなくなっていた。

場面はゼロナナへ。
逃走車両の中で運転手とゼロナナが会話する。今回の迎えはリーダーではなく部下の独断によるものだったと聞かされる。自分が失敗したことにより作戦Bへの移行を懸念するゼロナナ。

場面はつかさの自宅。
あの事件から2週間。安斎はそれ以来、つかさの元に姿を現していない。安斎と会えないことに苦しみを感じるつかさ。外出して事件のあった現場まで来てしまう。通行人にナンパされるつかさ。その時、ナンパ者を蹴り飛ばして登場した李ハンス。

つかさ「あなた、こないだの!?」
李ハンス「あぁどーも、李ハンスです」
李ハンス「ヒトと鬼のハーフだけど気にしないで」

李ハンスはつかさをファミレスに誘い二人でお茶をすることに。李ハンスは現場へ十字架のネックレスを探しに来ていた。安斎に引っかかれた時に無くしてしまったらしい。

そして、つかさは李ハンスの妙な部分に気がつく。安斎と同じ吸血鬼のハーフなのに、目の下にクマがなく、顔色も良いことに。そんなつかさをよそに大量のメニューを注文する李ハンス。

つかさは疑問に感じたことを李ハンスに質問する。

つかさ「あの、あなたのその左目…」

左目にかかる髪の毛をズラし、左目を少しみせる李ハンス

つかさ「なんで片目だけ!?」
李ハンス「マニアックな反応だねぇ〜この目、怖くないの?」
つかさ「その…知ってるヒトが鬼なので」
李ハンス「…ああ、こないだの黒髪の男?」
李ハンス「何、あいつ彼氏?付き合ってんの?」
つかさ「いいい、いや、別にそんな…」
つかさ「私から告白すれば付き合えるのかも…」

楽しそうに話しを聞く李ハンス。しかし、2週間くらい連絡が取れないことを聞く。李ハンスはつかさに吸血鬼とハーフのことについて話し始める。

李ハンスは「血慣れ」の訓練をするのが良いとつかさに勧める。李ハンスが顔色が良い理由は朝晩、ヒトの血を飲んでいるからだった。訓練をして体を人間の血に慣れさせたようだ。そのため多少の血を見ても理性を保つことができるとつかさに教える。血を飲むことで左目のみ変異するが吸血鬼化がそれ以上、侵食することはないと伝える。

ヒトの血を飲むことでケガが治ることもつかさに伝える李ハンス。つかさは李ハンスが持ち歩いている小瓶に入った血が誰の者かを聞く。

李ハンスは血液を個人から売ってもらっていた。20人程度の提供者がおり複数から血液をもらっていたのだ。そんな方法があることに驚くつかさ。しかし、ヒトの血液の売買は違法となっている。そして李ハンスはこの方法で成功したのはあくまでハーフの事例であるとつかさに伝える。

つかさ「あの、安斎さんも…あの人もハーフなんです…」

一瞬、驚いた表情を見せる李ハンス

李ハンス「…そいつ、北海道出身?」
つかさ「なんで…」
李ハンス「あーいや、いいんだ、で、その安斎?見つかりそう、アテとかあるの」
つかさ「……」
李ハンス「俺も一緒に探そうかな」

李ハンスは血慣れする方法も伝授できるかもしれないと伝える。嬉し涙を見せるつかさ。

場面は変わり、バーサカキで沢崎が十字架のネックレスを調べていた。

バー店長「…それ、なんです?」
沢崎「拾いモンだ、どこかで見たと思ったらオンロのマークだな」
バー店長「オンロ…」
バー店長「結貴くんのいた施設ですか?」
沢崎「帯広国立研究所附属児童養護施設…通称ONLO(オンロ)安斎の指輪にもある十字架だ」

バーサカキに柳もやってきた。安斎はどうやらバー店長の賃貸している部屋に引きこもっているらしい。食事も手をつけていない。しかも、明日から停職が解ける。柳や沢崎も心配している。柳は吸血鬼化して無意識に人を傷つけることを恐れている安斎にある「みやげ」を置いて帰る。

場面は変わる。
鬼の撲滅を掲げている組織。リーダーらしき男が作戦Bの決行を本日から行うとメンバーに伝える。

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