デビルズライン ネタバレ

デビルズライン 第13話 ネタバレ

私の血を飲んで………
毎日あげるから

つかさにそう言われた安斎は凄む顔をした。そのまま李ハンスのいる食卓まで行き、李ハンスの胸ぐらを掴む。安斎の顔は吸血鬼化しており、目が赤くなっている。

安斎「何を吹き込んだ」
李ハンス「…人聞きの悪い」
李ハンス「何の話したの?血慣れ?寿命?治癒?」
つかさ「……」
安斎「聞いてるのは俺だ、李ハンス、質問に答えろ」

李ハンスは安斎やつかさにとって役立つ情報を提供した。結果的につかさが自分の血を安斎に飲ませたくなったことで安斎は腹を立てている。しかし、李ハンスは妙なことに気づく。安斎は血を見ていない。言われただけで吸血鬼化しているのだ。安斎は怒り、根拠のない話はするなと李ハンスに念を押す。

しかし、李ハンスは根拠はあると言い、安斎の胸部を指し示す。胸部を撃たれて死にかけていた安斎は李ハンスがヒトの血を飲ませたことで傷口が治癒している。実は安斎もうっすらとその時の記憶があった。そのため何も言い返せない安斎。

李ハンス「あんた、敵の苦労話を聞いてあげてて撃たれたんだよ」
李ハンス「まさか同情でもした?狙撃手の女の子が昔、鬼に母親を殺されて鬼は吸血強姦しか頭にないと思い込み、今や無差別に鬼を殺して回るテロリスト」
李ハンス「泣けるような話し?これ」

一緒にいるジルが疑問を口にする。鬼が狙撃されていることは報道もされていない事件。なぜ李ハンスが知っているのかを問う。

理由は李ハンスは高い場所を利用して移動していた。その際に何度かゼロナナが鬼を狙撃している現場を目撃していたのだ。助ける気持ちはあったようだが時既に遅しといった状況ばかりだったそうだ。

安斎「…東京に来るまでは、どこにいた?」
李ハンス「聞いてどうすんの?」
安斎「お前は身分証の類を一切持っていない」
安斎「その上、ヒトの血を違法に持ち歩いて出所不明の鬼の情報をベラベラ喋ってる…」
安斎「お前は典型的な不審者だぞ!?」
安斎「不審者の言うことなんか信用できない」
李ハンス「たしかに」

妙に素直に納得した李ハンス。そしてバーサカキで少し匿って欲しいとお願いをする。そうすればしっかりと自己紹介もすると切り出した。

柳が電話を終えて戻ってくる。部屋の雰囲気が違うこと、つかさが肩を落としていることに気づく。安斎は自室の洗面所にて鎮痛剤を打つ。

ジルと柳は安斎がゼロナナに撃たれた事件の話をしている。現場から銃弾や薬莢は出ていないことになっていた。そして銃弾や薬莢は沢崎が保管していると柳は聞かされていた。

そして沢崎は嘘の報告書を挙げていた。どうやら鬼がヒトの血を飲んで傷が治癒するといった情報はタブー。知ってはいけない情報のようだ。

肩を落としていたつかさは安斎の部屋の前にラーメンを置いていく。そして頭を冷やすために屋上へ行く。屋上へ向かう最中もつかさの頭の中は安斎のことで一杯。

屋上へ続く扉を開けると先客がいた。安斎だ。安斎も頭や体を冷やすために上半身裸になり屋上で座っている。それを見たつかさは顔を赤らめて逃げてしまう。安斎は気づいていない。

場面はゼロナナが治療を受けている病室へ。

菊原「起きていいのか?」
菊原「医者が1リットルも出血したと言ってたぜ」
ゼロナナ「一体何をしに…」
菊原「ここの隣の病室に例の気象予報士がいるぞ、生きてるぜ、よかったな」

菊原は自分のことを噛んだゼロナナがまるで鬼のようだったと伝える。そしてゼロナナに作戦Bの情報をリークしたゼロキューに無事を教えに言ってくると病室を後にする。その顔はどこか狂気に満ち溢れていた。

第12話へ戻る

第14話へ進む

トップへ戻る

デビルズラインの話集

姉妹サイト