デビルズライン ネタバレ

デビルズライン 第18話 ネタバレ

バーサカキにてケガの治療をする片桐龍之介こと「おりょう」。出血は酷く輸血しないと命に関わる傷を負っていた。沢崎からおりょうを隠せと言われていたが柳が設備のある病院で治療しないと命に関わると。沢崎の指示を無視して車で病院に運ぶ算段を取る。

柳から部屋に戻っててと言われる、つかさ。しかし、おりょうの付き添いをする意思を伝える。

バーサカキの暖炉部屋には帯広の鬼専門病院に勤めていた加納先生がコーヒーを嗜んでいた。そこにふらっと安斎が現れる。

加納「やぁ」
安斎「えっと……」
バー店長「あのっ結貴くん、こちら柳さんのご友人のお医者さんだそうで」

安斎は柳が帯広の病院に勤めていた医師に連絡を取っていたことを思い出す。同時に向かいの扉からつかさが出てくる。何も言わず上着を取り、外に出ようとするつかさ。安斎が声をかける。

安斎「っておい、なんで外に出るんだ?」
つかさ「おりょうさんを病院に連れて行くの、柳さんの運転で私は付き添い」
つかさ「輸血しないと危ないんだって」
安斎「お前が付き合うことないだろ、ここにいろ外は危ない」
つかさ「……嫌です」

つかさの反抗的な態度に少しショックを受ける安斎。

沢崎は車の中で一人。
ジルからおりょうを病院に搬送する連絡を受ける。命に関わるならと沢崎もおりょうの搬送を許可する。そして別行動をしていた牧村に連絡を取る。

沢崎「牧村、状況を報告しろ」
牧村「特に異常なし、そっちは?」

牧村はソファに座っている。おりょうが働いていたバー店員は牧村の側で死んでいる。

沢崎「フードの男は逮捕、他班が連行しがた片桐は行方がわからない」
沢崎「……牧村?」
牧村「大丈夫、なんでもない」
沢崎「俺は引き続き、片桐を捜索する、お前はそこを動くな」
牧村「了解、気をつけてね」

違う無線機を取り出す牧村

牧村「イレブン、でくのぼうが捕まった」

牧村が無線で連絡をした相手は屋上で菊原と一緒にいた女だった。組織ではイレブンと呼ばれている。おりょうの働いていたバー店員は牧村が殺った。しかし、イレブンからは全員鬼と聞かされていたようだ。実際は人間も交じっていた。イレブンのミスに指摘をする牧村。

そしてイレブンは牧村のことを「レーロク」と呼ぶ。

牧村「バークロスの店員にヒトが交じってた」
牧村「あんた今朝、全員鬼だって言ったよな?」
牧村「使えない奴は嫌いだ、次、ミスしたら海に沈めてやる」
イレブン「……わったよ、レーロク」
牧村「あとゼロツーの判断でゼロナナは生かしているらしい、奴が戻っても殺すなよ」

苦い顔をするイレブン

無線を切り、ゼロナナが生きていることが気に食わないイレブンは独り言で愚痴り始める。すると背後からゼロキューがテレビでイレブンの頭部を殴打する。倒れるイレブン。

ゼロキューは組織のパソコンでゼロナナが入院している病院を調べる。

場面はゼロナナへ。
血が足りないのか頭がボーっとするようだ。菊原との会話を脳裏に思い浮かべる。そして院内が少し騒がしくなり部屋のカーテンを開けて外を覗き込むとつかさがいた。ゼロナナとつかさは喫茶店で一度顔を合わしている。それを覚えていたゼロナナ。

ゼロナナが入院している病院の部屋前では警察の人間が逃げないように警備していた。しかし、中から物音が聞こえたので部屋に入る警備役の二人。ゼロナナは4階の窓からパイプを伝って下層に降りていた。

つかさも騒がしい上を見上げるとゼロナナを視界に捉える。そしてゼロナナは上から降りてくる人間が狙撃手の人だと気づく。

地上に降りたゼロナナは側にいたつかさを人質にして、車のキーを奪い、つかさごと逃げてしまう。すぐに警察無線でゼロナナが脱走したことが情報として伝わる。

ゼロナナ「あんたに危害を加える気はない」
ゼロナナ「じきに降ろす、大人しくしてろ」
つかさ「…なんで、ですか?」
つかさ「鬼は撃つのに…」
ゼロナナ「殺すのは鬼だけだ、人間は殺さない」
つかさ「鬼も人間です」

鬼について口論となるゼロナナ、つかさの二人。

ゼロナナは車を止め、つかさに降りろと伝える。ゼロナナは仲間が折檻されるか、殺されるかもしれないから助けに行くと言う。車を降りるつかさとゼロナナが言葉を交わす。

つかさ「…いっそ通報して警察と一緒に助けにいった方が…」
ゼロナナ「……あれは今も昔もあてにならない」
ゼロナナ「鬼を信用するな、あんたがどんなに相手を好きでも相手が好きになるのはあんたの血だ」

去り際につかさはゼロナナにある出来事を伝える。

つかさ「…この前」
つかさ「血をあげようとして怒らせました……」

少し驚いた表情を見せるゼロナナ。

場面はゼロキューへ。
ノートパソコンをタクシー内で広げてゼロナナの行方を追っている。タクシー運転手と他愛もない会話をしながら。

場面は安斎と加納先生へ。
鬼の弱い部分を指摘する加納先生。安斎は自分に言われているような気分になる。そして、つかさとのやり取りを見ていた加納先生は安斎がつかさに対して少し過保護ではないかと切り出す。

加納「…今、物騒なのは事実だ、そりゃわかる」
加納「でも彼女の反応からしてどうだ、なぜあそこまで反発されたのか」
安斎「俺はただ、あいつを危ない目に遭わせたくないないだけで…」
加納「それだけか?」
加納「その割には反発されたとたん、ひどく怯えている」
加納「まるで彼女と向き合うを怖がっているようだ、なんでだろうな」
加納「何を恐れてる?」

場面はつかさへ。
ネットに出回る画像でつかさを見た若者達に声をかけられる。ナンパされながら動画を撮られるつかさ。

しかし、若者の背後からゼロナナが現れて若者達を殴打。つかさを助ける。あくまで特徴の割れた車では不便なので別の車を探していると言った口実をつけて。そしてゼロナナ、つかさの前にゼロキューが現れる。

ゼロキュー「おかえり…」

ゼロナナがゼロキューに抱きつく

安斎の場面へ。
自分の怯えている気持ちの実態を加納先生に伝える。

安斎「俺は…自分の中にいる鬼が…怖い…」
加納「ひとつ前進だな、問題を一個、自覚した」
安斎「はじめからわかってる、そんなこと…」
加納「わかっていて何もしていない、わかっている、うちに入るのか?」

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