デビルズライン ネタバレ

デビルズライン 第1話 ネタバレ

電車の中、つかさは悍ましい視線を感じていた。ガラス越しには鋭い目つきでつかさ達を見ている男性が一人。電車の中は物語のヒロイン:つかさ、友人の秋村、女友達一人。つかさ達は吸血鬼による殺人事件で盛り上がっていた。

そんな話で盛り上がりを見せている最中、つかさは視線を感じていた方へ目を移す。しかし、ガラス越しに立っていた男は消えていた。

自宅への帰り道。つかさ、秋村が一緒。恋愛話で盛り上がる。つかさがふと正面に目をやると電車の中、ガラス越しで見ていた男性が目の前に現れる。目の下にクマがあり、鋭い目つきをしている。

秋村がつかさの手を握り、男から逃げていく。

つかさ「秋村…」
秋村「別の道から行こう」
秋村「なんか危ない気が…」
つかさ「うん…」

ある程度、距離をとったと思い立ち止まる二人。つかさが恐怖で怯えている。そんなつかさを抱きしめる秋村。秋村がつかさの耳元に口を寄せる。避けるつかさ。

秋村「ごめん、行こう…」

秋村が軽くつかさの頭をポンと叩く。
次の瞬間、さっきの謎の目の下にクマがある男が現れる。

謎の男「よぅ、吸血鬼」

驚く、つかさ…

つかさ「え?」
謎の男「男の血じゃあ、物足りないか」

謎の男の手には少量の血が出ている。それを見た秋村は表情が変化していく。秋村はつかさに吸血欲を向けたことはないと謎の男に伝える。

謎の男「…そう、その吸血欲を無差別に他の女で発散し3人も殺した」

驚く つかさ…
そして秋村は謎の男の首元を掴む。謎の男は殺害現場に秋村の精液が残ってたことを伝える。焦る秋村。そして、謎の男はつかさを邪魔だといい突き飛ばす。

秋村「つかさに手を出すな」
謎の男「好きな女の前でだけは正義の味方か…」
謎の男「鬼でも人でも、ろくでもない奴だ」
謎の男「この辺で捕まっといた方がいい」
謎の男「強姦致死をやる吸血鬼は皆、その快楽から抜け出せず発作をくり返す」
謎の男「そのうち、この子にも同じことをするぞ、お前」

秋村はつかさに手を出さないように鎮痛剤を打ち、吸血欲が出来ないよう、つかさに近づいていたようだ。しかし、つかさの唇から少しだけ血が出る。それを見てさらに吸血鬼への変化が進む秋村。

そして、自らが殺人を犯したことを秋村は認める。同時に謎の男に近づく秋村。謎の男はとっさに秋村の腕に注射を打つ。謎の男の背後にはつかさが秋村に近づこうとしていた。

つかさ「…気づかなくて、ごめん…」

謎の男の正体は安斎。そして警察の人間だった。秋村を確保して他の警察官へ身柄確保の連絡を入れる。安斎は歩けない つかさをおんぶして自宅まで運ぶ。

安斎「…俺の名前は忘れろよ、ついでに今日あったことも…」

泣いている つかさ

安斎「泣くなよ…」
つかさ「泣くわよ、秋村とは本当にずっと仲良かったんだから、少なくとも私はそう思って…」
つかさ「…何も…秋村のこと知らなかったけど…」
安斎「吸血鬼っていうのはな生物学的にはヒトに極めて近いから、体が変異しない限り吸血鬼同士でも、ほとんど見分けがつかないんだ」

つかさの口から血が出ていることに気づく安斎。

安斎「……口から血が出てるぞ」
つかさ「い…今更?」
つかさ「あなたが突き飛ばした時に口の中、切ったの」
つかさ「さっきから、ちょっと乱暴なん…」

次の瞬間、安斎の顔が吸血鬼のように目が赤くなり、つかさの唇から出ている血を舐める。そのままでキスまでしてしまう安斎。

つかさに倒れ掛かる安斎。
安斎は自分に注射を刺していた。

安斎「…鎮痛剤を自分に使うとはな…」
安斎「…俺の目、今、普通?」

つかさにキスして舌とか入れたことを謝罪する安斎。顔を真っ赤にして安斎を叩くつかさ。つかさは安斎も吸血鬼なのかを問う。

一瞬だけ冷めた表情をする安斎。少し心が傷んだつかさ。

自身の説明をする安斎。人間と吸血鬼の間に産まれたハーフらしい。そのため純血の吸血鬼より吸血欲は低い。そして、つかさに元気を出せと言って、その場を立ち去る安斎。

安斎は誰かと連絡を取り、鎮痛剤の補充をお願いする。安斎にとってつかさが初めての血を吸った人間だったようだ。自分の衝動に嫌気がさしている安斎。

場面は変わり、つかさ。
自宅で天井を見つめながら「元気でいてね……秋村」

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