空挺ドラゴンズ【8巻ネタバレ感想】胸弾むスペクタルの連続に心躍る注目巻!

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このシリーズとの付き合いもすっかり長くなってきた。『空挺ドラゴンズ8巻である。

空挺ドラゴンズ【8巻あらすじ】

というわけで、屠龍船と競い合いつつ難所・天山迷路での龍捕りに挑戦する巻である。

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空挺ドラゴンズ【7巻ネタバレ感想】次巻への期待高まる引きとタメの注目巻!

空挺ドラゴンズ【8巻ネタバレ】

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前巻紹介の引きでは「クィン・ザザ号は天山迷路に向かうことになった」と書いたが、厳密にいえば決定してはいなかった。当初、船長代理クロッコが反対するのである。危険だから、と。ちなみに船長代理といっても本当の船長がいるというわけではなく、クロッコは事実上は船長なのだが、何らかの事情があるらしく「代理」を名乗り続けている。一巻から今に至るまで。

ところが、天山迷路の龍は、ミカが興味を示すように単に美味いというだけのものではなく、非常に高値で取引されるものであるらしい。端的に言うと、並みの龍の十倍くらいの売り上げが期待できる。というわけで金に目がくらんだクロッコ、結局天山迷路に向かうことになる。

ところで天山迷路というのはどういう場所であるかということだが、要するに地形の複雑な谷である。両側の山の標高が非常に高いため、飛行船であるクィン・ザザ号では山の標高より上、つまり迷路の上空を飛んでいくことはできない。広いといっても飛行船で飛ぶには狭隘な谷間を、難しい操船を迫られながら飛んでいかなければならないというわけだ。

それにどうやら、地図というか空路図というか、そんなものもないらしい。ないので、分かれ道に差し掛かったらどっちに進むかを勘だけで決めるとか、割と無茶をする。

そんなこんなで谷のだいぶ奥まで来たクィン・ザザ号、とうとう龍を発見する。だが先客がいた。例の屠龍船が、その龍に先に銛を射かけたのである。

何でもこの世界の捕龍船の不文律として、一番銛の船がその龍を総取りする権利を得るということになっているらしく、結局クィン・ザザ号一同はその龍を諦める。横から奪い取ったら海賊になってしまうからである。

屠龍船は賞金首の龍を仕留めるのが目的であったので、龍の死体は打ち捨てて(証拠には写真を撮った)去っていった。そこで、ミカとタキタの二人が谷に飛び降り、その死体から肉を剥ぎ取ることにする。ミカにとっては今更だが、すごい無謀である。気候が荒れて船は引き返さなければならないのだがあとで迎えに来い、などと言う。迎えは来たが、もちろん怒られた。

ところで龍の肉を手に入れたミカとタキタ、二つのことに気付く。この肉は噂されていたほど格別うまくはない、ということと、そして別の龍が谷にまだいた、ということである。

結局、屠龍船が狙っていたのも本来そっちの龍だったらしく、両船ともリベンジマッチになる。

今度は一番銛をクィン・ザザ号が得た。ところが、屠龍船はそれを無視して龍に攻撃を仕掛けようとする。流石に空中で船同士撃ち合いはしないまでも、限りなく険悪な雰囲気である。だが、強敵だったもののかろうじてクィン・ザザ号は龍を仕留めることに成功した。

ところが、今巻ラスト、また新しい龍が出てくる。今度は、なんだか知らないが、「かつてクィン・ザザ号を沈めた龍」であるらしい。クィン・ザザ号というのはその龍に沈められた先代のようなものがあって、再建されたのが今のクィン・ザザということであるらしい。次巻では、そのクィン・ザザ号の過去が明らかになるとのことだ。

空挺ドラゴンズ【8巻の感想】

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今巻はワクワクドキドキのスペクタクルの連続という感じでたいそう面白かった。前巻でためを作っただけの甲斐はあったというものである。

そしてクィン・ザザの過去について。今まで何となく説明されずに流されていたことがようやく語られるらしい。こちらも楽しみだ。


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原作・著者桑原太矩
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