空挺ドラゴンズ【10巻ネタバレ】ヴァニー編へ突入!

空挺ドラゴンズ(10)

空挺ドラゴンズ、ついに大台の10巻である。ストーリーは「ヴァニー編」に突入する。

ヴァニー編は回想ではなく、作中での時間軸はそのまま続いていく。クィン・ザザ号はまだ修理中のままである。

空挺ドラゴンズ【10巻】あらすじ

空挺ドラゴンズ(10)

景気のいい話(前巻参照)があったので街で一大酒宴が張られるのだが、そのさなか、ヴァナベル(ヴァニー)が突如、失踪する。クィン・ザザの仲間には何も知らせずに。

ヴァニーはどうやら、アレーナという島国に向かったらしい。事情は分からないが、何も知らせていかないのは「追ってくれるな」という意思表示だと思われる。

だが、結局みんなの総意で人を派遣することになる。試作船を借りて飛ぶこと数日、アレーナに降り立つと、そこは霧に包まれて眠るおとぎ話のような町の中だった。

空挺ドラゴンズ(9)

空挺ドラゴンズ【10巻】ネタバレ

空挺ドラゴンズ(10)

酒宴の中、ドレスを着たヴァニーが、こういう場が苦手なので隠れていたブルノとなんとはなしに話をする。

「君はなぜ龍捕りになった?」と聞かれたヴァニーはこう言った。

「私はある王様と女中の間に生まれたおとしごだった。王妃の怒りを買って、城の片隅で幽閉同前に暮らしていたけど、ある時内乱が起きた隙をついて脱走、クィン・ザザ号に乗り込んだの」

嘘かまことか分からぬ話だが、どうも後の展開を見ると本当の話らしい。もっとも、ブルノはこのことをクィン・ザザの一行に一切説明しないのだが。

さて、直後、ヴァニーは空をゆく船(闇の運び屋として裏で有名な船らしい)を見つけて、姿を消す。その船がヴァニーを迎えに来たのか、それともたまたま通りすがっただけなのか、そのへんの事情はまだよく分からない。だがともかく、ヴァニーは故郷に戻ることにしたのだ。

で、アレーナに行くことになったのは、ギブス、機関士のメイン、ジロー、ミカ、タキタと、そしてオーケンというこれまで影の薄かったキャラクターである。オーケンは地上の旅に慣れてるということで選ばれたらしい。

ちなみにアレーナは内戦中で、現在すべての港湾を封鎖しているという。そこに強引に接近を図ったわけだが、港に近づいても反応がない。霧に包まれていて、誰もいる様子がない。

着陸してしばらく探索していると、やがて一行は幻覚にとらわれ始めた。そこにアレーナの軍隊がやってくる。なんでも、この霧は大型の龍が獲物を狩るために撒いているフェロモンのようなものであるのだが、国を覆ってしまって大変なことになっているらしい。

それはいいのだが、不法侵入してきている立場なので当然来意などを聞かれる。ヴァナベルを探しに来た、と言って人相書きを見せると、血相が変わる。銃を突きつけられる。いったいなんなんだ、といぶかしむと、逆に不審がられる。

「お前ら何も知らずにここに来たのか? ヴァナベル・ノヴァ・ラニ この内戦の元凶、アレーナ王室ノヴァ家のおとしごだ」

このアレーナ国は二つに分かれて内戦をしていて、ヴァナベルが降り立ったのは折あしく反対側の勢力の側であったらしい。で、どうするか、というところで、例の幻覚ガスの巨龍が町を襲う。

ミカが、壁に飾ってあった大剣を引っ掴んでそれに一撃を加える。この龍を墜とさなければこの国に未来はない、というので、一行は龍退治をすることになる。本巻はおおむねここまでである。

空挺ドラゴンズ【10巻】感想

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相変わらずというか、なんというか……ジブリである。

霧に包まれた町の描写がいかにもあのナウシカの「腐海」で、ガスマスクをしてそこを歩くアレーナの兵士の姿も「ナウシカのマスク」なのである。もう既に逆に面白くなってるからいいけどね。

さて、ヴァニー編が予想外に長くなっているが、次の巻あたりではいい加減クィン・ザザ号も復帰してくるのであろうか。


空挺ドラゴンズ

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