食糧人類 第13話 ネタバレ
場面は現実へ。
ナツネの千切られた下半身は再生していた。フラフラのナツネに近寄り、支える山引。そしてナツネを天井裏へと運び上げる。
山引は一人で巨大生物のところへ行く。その顔はどこか嬉しそうだった。
伊江「ちょっ…ちょっと山引君」
伊江「どこ行くんですか?」
山引「秘密の恥ずかしい場所を覗いて来ます、エヘヘヘへ」
伊江「…へ?」
山引は倒れている巨大生物のナツネが出てきた傷口を開いて覗く。
山引「おほっ、あらららららぁ〜君のここはこんなんなってんだぁ、イヒヒヒヒヒ〜」
ドン引きの伊江。
山引が巨大生物を調べていると奥から足音が聞こえてくる。二人は天井裏へ。足音は施設の人間。倒れている巨大生物を見て叫び声を上げる。
施設の人間「…え?ああっ…ああああああ」
巨大生物へ駆け寄る施設の人間。
天井裏では伊江がナツネに自己紹介をし始める。年齢、家族構成、特技、好きな女子までナツネに伝える。
伊江「これで俺の隠し事は無くなった、お互い隠し事はゼロにしよう」
ナツネ「隠し事…?」
伊江「ナツネ君、君は一体なんなんだ?」
伊江「普通、下半身がちょん切れたら死んじゃうだろ?なんで死なないの?」
山引「フム」
伊江は自分の全てを打ち明けてナツネにも打ち明けて欲しかった。伊江を見るナツネ。口を開く。
ナツネ「伊江」
伊江「何?」
ナツネ「中本さんはカワイイのか?」
中本さんは伊江の好きな女子のこと
伊江「ショートカットで凄い可愛い……と思う」
ナツネ「……俺はロングのほうが…」
ナツネ「俺はナツネ、今年で6歳だ」
全員「ハァ!?」
場面は変わり、施設内、玉座の間。
一人の役人が巨大生物に頭を垂れている。
巨大生物「6人…8人…9人…12人…17人」
役人は心の中で「じゅっ…じゅう…しち…!?」
役人「かっ…畏まりました」