食糧人類 ネタバレ

食糧人類 第4話 ネタバレ

生殖種たちがいる牢屋を静観している山引。その山引に声をかける伊江。

伊江「あの…山引さん」
伊江「企業どころの話じゃないって…どんな意味なんですか?」
山引「思った以上に大きいですよ、コレは…」
伊江「だから…それは一体どんな…」
山引「よく御覧なさいよ…」
山引「15センチ以上…18センチはある…」

山引はさっき興奮剤を打った施設の人間のイチモツの話しをしていた。伊江はそれを聞いて冗談はやめてくれの一言。

そこにナツネが牢屋の扉を開けて入る。興奮剤を打った施設の人間を押しのけてもう1人の施設の人間に話しかける。

ナツネ「オイ、大丈夫か?」
施設の人間B「痛てぇ、痛ぇよ…」
ナツネ「そうか…」
ナツネ「なぁ、ここに収容されてる女たちは助かるのか?」
施設の人間B「女ぁ?」
施設の人間B「あぁ…アイツらか…あのな…」
施設の人間B「ゆで卵からヒヨコが孵るかよ」
施設の人間B「運良くここから出られても奴らは一生あのままだよ」

それを聞いたナツネは施設の人間を殴る。

ナツネ「お前なんぞ…一生オナホで終われ」

その後、異臭とハエの大群を率いた生殖種の女性が伊江たちに近づいてくる。その女性は死んだ赤ん坊を抱いていた。

生殖種の女性「抱いてよ…この子を…あなたの子なのよ…抱いて」
生殖種の女性「楽しみにしてたよね?この子が生まれて来るのを」
生殖種の女性「生まれたら親子3人で遊園地行こうって約束したじゃない」
生殖種の女性「男でも女でもどっちでもいいから元気な子供が欲しいって言ってたじゃない」
生殖種の女性「ホラ見て、アナタに似てる、可愛い子よ」
山引・伊江「うっ…うわぁぁ」
山引「本格的にぶっ壊れたのが来ちゃいましたね。さっきの係員が施錠し忘れてましたか…」

徐々に近づいてくる生殖種の女性。ジリジリと後ろに下がる山引、伊江たち。しかし、ナツネだけはその場を引こうとはしない。そしてナツネと生殖種の女性が対面。

次の瞬間、ナツネは「ありがとう、よく頑張って産んでくれたな」と言い、生殖種の女性へキスをする。

その体勢のまま生殖種の背中を折る。息絶えた生殖種の女性をその場に寝かせて祈りを捧げるナツネ。

それを見た伊江はナツネがどんな人なのか?に興味を持つ。そして山引がまたも施設について考察をする。

山引「それにしても…ここ…結構、大変な施設かも知れませんねぇ」
伊江「えっ?」
山引「人間を監禁・繁殖・飼育・解体って…誰がなんの目的で運営してるんでしょうねぇ?」
伊江「…」
山引「私は最初こう考えました」
山引「反社会的大組織による、生体移植用のいわゆる臓器ビジネスのための人間牧場…」
山引「まぁつまり…マフィアなり、某企業なりが生きたままの臓器を売買する目的で人間を集めているんじゃないかなー…と」
山引「でも、違いますね」
山引「あーんなモンがいるんですモンねぇ…」

この時の山引が言う「あんなモン」とは飼育室にて登場した触覚を持つ巨大生物のこと。そのことについては伊江は山引に「アレは一体なんなんですか?」と問い詰める。しかし、山引もよくわかっていないので軽くあしらわれる。

伊江、山引が討論をしており、伊江が早く施設から脱出しましょうといった言葉を発すると祈っていたナツネが起き上がり…

ナツネ「俺は出ない」
伊江「…へ?」
ナツネ「俺には…やることがある…」
伊江「…?…いや…でもまずはココを出ないと…」
山引「なんでですか?」
伊江「…?」
山引「この施設ねぇ…面白くて素敵なトコだと思いません?」

山引、ナツネに対して伊江は「どうかしてる、この人たち」といった感情を抱く。伊江はカズと施設を脱出しようとカズに声をかけようとした瞬間…遠くからカズの声が…

カズ「うぉぉぉぉ伊江ぇぇぇ」
伊江「カズ…」
カズ「こっち来てみろよ!おーもしれーぞぉぉぉ伊江ぇぇぇ」
ナツネ「クソッ…アイツを黙らせないと…」
伊江「あのバカ、勝手にウロついて捕まったらどうすんだよ?」
山引「何ー?何が面白いの!?」

3人はカズがいる方向へ走り、カズを抑える。その際、入った部屋に蛹のようなものが無数にあった。

第3話へ戻る

第5話へ進む

トップへ戻る

食糧人類の話

姉妹サイト