食糧人類 ネタバレ

食糧人類 第11話 ネタバレ

巨大生物の中から飛び出してきたナツネ。まだ下半身はない状態で地面を這いつくばりながらナイフを手にする。そしてナツネの過去の回想シーンへ。

謎の女性「ホラ、ホラ、ナツネ、起きて」
謎の女性「転んだからって、いつまでも泣いてちゃダメ」
謎の女性「男の子でしょ?」
子供のナツネ「…でも、うっ」

子供のナツネは転んで膝を擦りむいて血が出ている。そしてナツネと一緒にいる謎の女性。実はナツネの母親であった。

ナツネ母「仕方ないなぁ」
ナツネ母「痛いの、痛いの…飛んでけーっ」

すると、ナツネ母が手をかざしていた膝の傷口が治っていた。

子供のナツネ「…治…ってる」
ナツネ母「ホーラ、立ってー」
子供のナツネ「ねぇ…ママ、どうしたのコレ?」
ナツネ母「ふふーん、ママの魔法を使ったの」

ナツネ家族は団地に住んでいた。
部屋の窓から元気に遊んでいる子供達を眺めるナツネ。そこにナツネ母がゼリーを持ってくる。

ナツネ母「ナツネ、外、気になる?」

首を横に振るナツネ

ナツネ母「そう…イイ子ね、ならいいの」
ナツネ母「一人じゃ絶対に外に出ちゃダメよ」
子供のナツネ「うん」

実際はナツネも外に出て、他の子と同じように遊びたいと思っている。そしてナツネ母にある質問をする。

それはいつになったら小学生になるのか…子供のナツネは既に小学生低学年ほどの大きさ。しかし、ナツネ母はナツネは賢いから学校に行く必要がないと嘘をつく。

とある日、ナツネが一人で部屋で遊んでいる。母はいないようだ。ナツネは扉に目をやり一人で外に出てしまう。そして団地の子供二人組に声をかけられる。

団地の子供1「誰だ、お前?」
団地の子供2「この団地の子か?」
団地の子供2「名前は?」
子供のナツネ「ナツネ…」
団地の子供1「へー…歳は?」
子供のナツネ「トシ?」
団地の子供1「歳だよ歳、何歳だよ?」
団地の子供2「オレ、5歳ー」
団地の子供1「オレ、6歳ー」
子供のナツネ「2歳」

体が大きいのに2歳と答えると団地の子供にからかわれる。そしてナツネ母が帰宅してくる。ナツネは手を引っ張られて部屋に戻される。そしてかなりの時間が経過した。

ナツネ母は体調が悪いと言って自分の部屋に篭ったきり、これ以上ナツネの前に姿を見せることはなかった。ナツネが母のいる部屋を開けようとすると「入ってこないで」と拒否をする。ママは病気、感染するから入ってくるなとナツネに伝える。

これからナツネは一人で食事を用意する。さらに時間が経過する。もう家に食料はない。ナツネも空腹なのか意識を失いかける。するとインターホンが鳴る。警察の人間がナツネ達の部屋に入ってくる。

警察はナツネ母のいる部屋を開けようとする。必死で「開けるな」と抵抗する子供のナツネ。しかし、襖を開けてナツネ母の部屋にいく警察。

ナツネ母を確認した警察は無線で誰かに連絡を取る。

警察「ハイ、確認しました、ハイ、恐らく…逃亡中の…」
警察「現場の様子ですか?イヤ…そりゃ…もう…」
警察「すっかり膨張しちゃってる上、かなり腐敗も進んでまして…レンジで加熱した餅の様な…」
警察「ええ…そうですね」
警察「じゃあ、この子が完全な増殖種ですね」

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