食糧人類 ネタバレ

食糧人類 第16話 ネタバレ

和泉達の前に現れたスーツを来た人間は改造された人間を従えていた。

和泉「来てくれてありがとうございます、お待ちしておりました」
和泉「今回、皆さんに来ていただいたのは…大体、予想はついているとは思いますが」
和泉「先日起きた事件の犯人を捕獲していただきたく、夕凪の会さんに声を掛けた次第です」

巨大生物を殺した4人。つまり伊江達の説明をする和泉。施設のセキュリティも増設する計画を話すがスーツを来た人物は時間がもったいないと言い放ち、1104と数字を言う。

スーツを着た人物が連れてきた改造人間の中から一人が前に出る。

スーツを着た人物「彼を御覧ください」
スーツを着た人物「犬科を参考に口吻部を手術で伸ばし嗅上皮も移植することで人間を遥かに凌駕する嗅覚を手に入れました」

スーツを着た人物はその他の改造された人間についても説明。能力の高い人間を揃えているので警備については一任して欲しいと願い出る。

和泉「わかりました」
和泉「では今後一切の捜索は夕凪の会に一任するという方向で…」
職員B(花島)「ちょっとお待ち下さい、所長」
職員B(花島)「何故、こんな連中に任せるんですか…」
職員B(花島)「こんな連中に任せて平気なんですか?所長」
職員B(花島)「6年前、大粛清の時、アナタのお父さんはコイツらに殺されたんじゃありませんか」
職員B(花島)「そもそも私はね…コイツらが好かんのですよ」

職員Bは和泉に夕凪の会が裏で行っている人体実験について良く思っていない。そして和泉に施設の意義についてを問う。

職員B(花島)「所長…この施設の意義をよく考えてください」
職員B(花島)「あの方たちの旺盛な食欲から人類を守るため、犠牲を最低限に抑えるために我々はあえて命を奪ったり、無限に増える人間なんて恐ろしい物を開発して訳でしょ」
職員B(花島)「我々は人道に生きてるんですよね?」
職員B(花島)「この施設が人道から外れてしまったら、ただの人殺しの巣窟じゃないですか…」

それを聞いていたスーツの男が口を開く。

スーツの男「今、私は非常に傷ついています…」
スーツの男「私達の真意が花島副所長には伝わっていないようだ」

花島に対してスーツを着た男は反論する。施設内では銃火器、携帯の使用が認められていない。そんな状態で暴徒と戦うことは難しい。だから人体実験をして人間自体を強化しているといった言い分を花島に伝える。

スーツの男は花島に対して覚悟、忠誠心を見せるために改造人間に当てられた数字をいい自傷を促す。

数字を言われた改造人間は自分で自分を傷つけて死んでいく。最初は「1286」。肉体改造によって怪力を持った人間は自分で自分の頭を潰す。続いて「0184」。鋭利な爪を自分の首元に突き刺す。次は「3149」。前の男の頸動脈を噛み切れと指示されて行動を起こす。

肉体改造された人間が次々と朽ちていく光景を見て花島は心が折れる。そして夕凪の会に警備を任せることにする。

返り血を浴びた花島の肩に手を差し伸べて和泉が言葉をかける。

和泉「花島さん…」
和泉「例の四人を殺すためなら僕はなんだってするよ」
和泉「悪魔の糞も喜んで食べる」

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