漫画「空挺ドラゴンズ」5巻ネタバレ感想!旧知との出会いで明かされるミカの過去…

空挺ドラゴンズ(5)

漫画「空挺ドラゴンズ」5巻あらすじ

ストーリー的には4巻から直結しているわけだが、ワンクッション挟まって、まずはヴァナベルがクィン・ザザ号の乗員となった時の回想シーンからである。

それが終わったところで、頭と顔に包帯を巻かれたヴァナベルが目を覚ます。命に別状は無かったらしい。ちなみに、ヴァナベルが失神している間に賞金首の船喰いへの止めは刺し終わっている。

しばらくして(具体的には次の話で)ヴァナベルは包帯が取れている。顔にはっきりと痣のような傷痕(たぶん消化液でやられたのであろうかと思われる)が残っていて、だいぶ痛々しい。

その後、この巻はミカとその過去を中心に話が進んでいくことになる。

空挺ドラゴンズ(4)

漫画「空挺ドラゴンズ」5巻ネタバレ

クィン・ザザ号は「世界有数の大都市」ハーレに到着する。クオーン市とは比較にならない規模である。もちろん飛行船のための港もあるが、飛んでくる船の数があまりにも多いので、迎えの小型艇がやってくる。水先案内人だという人物は、若い女性で、ノラと名乗った。

ところで暴れ龍の賞金額は1億である(金銭の単位は不明)。うちクィン・ザザ号の修理代に8800万。残りを小切手と金(カネではなく金塊)でもらう。1200万はクィン・ザザ号の規模から言えばそんなに一攫千金というほどの額ではないが、まあ港にもついたことだし、一同にボーナスが振る舞われる。

さて、船乗りが港へ着いたら行くところは決まっている。酒場である。ミカとタキタは他数人の仲間とともにとある酒場に入り、そこで飲んだくれの酔っ払いに出会う。

その飲んだくれの酔っ払いを見て、ミカが真顔になる。旧知の顔だったのである。クジョー・ランダウ。あとでまた説明するが、かつてミカと2人で(ふたりだけで)、ノラゴス号という小さな船(突撃艇という)で龍捕りをやっていた、まあ言ってみれば師匠のような存在であるらしい。

ここからは回想である。

ミカもクジョーもそんなに年を取っている様子がないのでそんな何十年というほど昔のことでもないのであろうが、かつてとある捕龍船でクジョーは銛手(もりて)を、ミカは新人の雑用係をやっていた。ところが船の方針が変わった。古臭いボムランスや銛を使った狩りなどやめて、毒矢であるとか最新の兵器を使って安全に龍を狩ろう、ということになったのである。

筋金入りの狩人だったクジョーは要らなくなった突撃艇を餞別に貰って船を降りた。誰かついていくやつはいるか、と言われてただ一人手を上げたのがミカであった。

そして二人は、どうやらクオーン市を拠点に龍捕りを始めたらしい。2巻に出てきた、「ミカが初めて捕った龍の革」の時の話も解説される。

漫画「空挺ドラゴンズ」5巻の感想

空挺ドラゴンズ(5)

回想シーンはまだ続く(巻末まで回想シーンのまま)なのだが、ちょっと言いたいことがあるので感想欄に移ろう。ある日、ノラゴス号は嵐に巻き込まれそうになった。「クラーケン」と呼ばれる巨大な雲である。

……一目見れば分かるが、思わず「うわぁ」と言いたくなるくらいラピュタの龍の巣である。うわぁ。

結局、ミカの判断で、たまたまそこを飛んでいた龍に付いていけば龍は安全な風の流れを知っているかもしれない、ということになり、そうしたら命は助かったらしい、というところで5巻は終わりである。

ただ、ハーレの近くには住み着いている龍がいて、クジョーはいまだにノラゴス号に乗ってそいつを狩るつもりでいるらしい。片足を失って引退している身なのだが。それを止めようとしているのがノラだ。別に水先案内の仕事だからではなく、実はクジョーの娘なのだそうで。

さて、その龍とクジョーの因縁についても説明され切らないままだが、とりあえず次巻へ続く。


空挺ドラゴンズ

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