クレイジー・キッチン【2巻ネタバレ】完結巻!最後は元カノとの思い出料理を作って客に押し付け!

クレイジーキッチン(2巻)

クレチン(公式略称)、コミカライズ第2巻。この巻で終わりである。

クレイジー・キッチン【2巻】あらすじ

クレイジーキッチン(2巻)

いちおう話に流れはあるが、エピソードが独立した作品であるので今回もその形でご紹介する。

クレイジーキッチン(1)

クレイジー・キッチン【2巻】ネタバレ

クレイジーキッチン(2巻)

おろしポン酢からあげ定食

第1巻の「ハンバーグ」の回に出てきた有名料理人の紹介で、彼と同じ番組に出ているアナウンサーが店にやってきた。「店長のおすすめを出せ」と無理難題を言ってくるので、まず唐揚げを揚げて、おろしポン酢を添えて出した。

アナウンサーは「なぜ“皇帝”(有名料理人の人のあだ名)と袂を分かったのか、と聞いてくるのだが店長は答えない。読者目線では心の声が書いてあって、「ただ単に、彼の妹(元カノ)と別れて気まずくなったんで疎遠になった」というだけの話らしいが。

柚子味噌ステーキ

また新キャラ。高級洋食店の跡取り息子で、店長の友人(こいつも料理学校時代からの付き合い)で、あだ名が「挽肉の貴公子」だそうである。ちなみに店長は「厨房の錬金術師(アルケミスト)」。ジャンプの料理バトル漫画かよ。

で、2人で「最近、味噌に人気がない。世界を改革すべき」とか言い出して(※シラフ)、柚子味噌ステーキの試作をし、町に繰り出して試食させるための通行人を拉致ろうとする(相変わらずだ)。そして逮捕される。

ベーコンチーズグラタン

皇帝の人が再登場。ちなみに本業はフレンチのオーナーシェフ。彼がひだるまキッチンにやってくるのだが、店長はいない。なぜなら前話で逮捕されたからである(引っ張っている)。

皇帝の人、(いちおうカナさんの内諾を取ってはいるが)、食材を腐らせるのもよくないから私が厨房に立とう、とか言い出し、勝手に店をオープンする。そして店長のフリを始める(誰も信じねえよ)。日替わりメニューというのがあるのだが、食材だけあって、何を日替わりにするつもりだったのかは分からない。皇帝は食材だけ見て、「ベーコンチーズグラタン」を作った。当たり前だが料理の出来栄えは見事だった。ちなみに最後の方で店長は帰ってきた。

塩ジャケチャーハン

と思ったら時間軸を遡り、留置所に居る店長と貴公子。店長の回想が始まる。彼の料理人歴は、妹に弁当を作ってやったことから始まるらしい。懐かしくなった店長、釈放直後に妹に会いに行って、塩ジャケチャーハン弁当を差し入れる。ちなみに5階に窓から突撃している。自由である。

鴨のロース

最終話。家でぼんやりしていたら、元カノの夢を見た店長。店に出て来て、元カノとの思い出の料理を作ることにする。店には客がいたので、注文は無視して、その思い出の料理を勝手に押し付けることにする。自由である。

その料理というのが鴨のロースなのだが、無論のこと客には好評であり、店長はしんみりとする。最後の方でちらっとだけ、その元カノが兄(皇帝の人)と一緒に来店するところが描かれ、幕。

クレイジー・キッチン【2巻】感想

クレイジーキッチン(2巻)

実はこのクレチン2巻、発売予定日というのがAmazonで設定されていたのだが、それはずっと昔の日付であった。

だが、なぜかその日には出なかった。出ないままほとんどほったらかしで忘れ去られた状態で、二度と2巻は出ないだろうかと思い始めたところで、ふと気が付いて調べ直したらいつの間にか出ていたのである。だが最終巻だった。無念。

ちなみに、これの原作の原作のやる夫スレでは、「最終話」は元カノが一人で来店し、その注文で料理を作るエピソードになっていた。それを消化できずに終わってしまったのは残念といえば残念だが、まあこれはこれで綺麗に終わっているという見方もできなくはなく、まあなんであれ完結してよかった。めでたしめでたし。


クレイジーキッチン(1)

クレイジー・キッチン

原作・著者ヤミザワ / 荻原数馬 / ジョンディー
価格1冊:704円(税込)

最高の料理の腕を自負し、自らが作る最高の料理を自分が食べるためだけに使いたい三十路過ぎの洋食屋・洋二。彼の日常は、濃すぎる常連客と従業員や料理仲間たちに囲まれ――なぜこんなことばかり起こる!?

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