割と長く続く、格闘大会編の続きである。TSUYOSHI8巻。
TSUYOSHI 誰も勝てないアイツには【8巻】あらすじ
ざっくり書くとリュウ対ミゲロの続き、愛之助対ロジェンコ、そしてジーフェイ対マルコフ(ロシア側の教官の人。選手の一人でもあったらしい)の途中まで続く。ちなみに、対戦カードはこの時点で、最終戦がニキータ・ヴラドレーナvsゲン・ロウランと決まる(話はそこまで進まないが)。
伏せるほどのあらすじでもないので結果を書いてしまうが、リュウは紙一重の差でミゲロに負ける。愛之助は圧勝する。マルコフ教官はわりとやばい人である。
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TSUYOSHI 誰も勝てないアイツには【8巻】ネタバレ
ミゲロはかなりの曲者で、距離を取って戦っていたかと思ったら、いきなり痰を吐きかけてリュウを油断させ、その隙にいきなり組み付いて寝技に持ち込むとか、かなり陰湿なファイトスタイルの持ち主である。
裸締めが決まってしまうのだが、リュウは指で急所を突いて(つつくのではなく、刺さってる。血が出てる)かろうじて脱出に成功する。マルコフは「一思いに首の骨を折ってしまえばいいものを、ミゲルのやつめ甘い真似を」とか言っている。えーと、殺してもいいルールなんだっけ?どうだっけ?いいのかな。まあいいや。
で、リュウは首の頸動脈を切られて失血死寸前になり、もういっぺんミゲロの急所を突いて窒息死寸前の状態に追い込むのだが、先に失神してしまいミゲロが窒息を逃れ、ギリギリのところで負けた。
次、愛之助の試合である。なんか、めちゃくちゃパワーアップしている。しかし対戦相手には舐められていたし、周囲の評価も低かった。基本的に空手というのは応用がきかないし、愛之助は他流試合の経験が乏しいことに変化はないし、要するにみんなに負けると思われていたのである。もっともTSUYOSHIだけは一目見て「愛之助が勝つ」と予測したが。
だが、愛之助には奥の手があった。ジーフェイに必殺技を習ったのである。当たり前だが空手の技ではない。テツザンコウである。バーチャファイターという格闘ゲームで有名になったタックル技ですね。これが見事に決まり、失神KO勝ちをもぎとる。試合時間も短い。完勝と言っていい。なお、TSUYOSHIは見ているだけである。やっぱり愛之助が主人公だと思う。
さて、中国勢満を持してジーフェイ登場である。彼が中国勢最強のカードであり、一方の教官は、実績はあるらしいが何しろ55歳なのである。ふつう、人間なら格闘技者としてのピークは過ぎている。
ところが、何がやばいって教官、人物像と頭がやばいらしい。非常に不気味である。この巻では残りページも少ないのだが、ジーフェイの攻撃が次々とマルコフに炸裂しまくり、このまま押し切れるのか?という感じのところで次巻に続く、となる。
TSUYOSHI 誰も勝てないアイツには【8巻】感想
タイトル通りTSUYOSHIは最強であり無敵なのだが、TSUYOSHIじゃない人の戦闘の方が遥かに多く描かれているわけであり、誰が勝つやら負けるやらぜんぜん予測がつかない。格闘技漫画としてのレベルはけっして必ずしも高くはないと思うし、どことなく素朴ではあるのだが、そういう意味で、なんというか素朴であるが故の面白さ、みたいなものがこの漫画にはあると思う。
いちおう漫画全体の伏線として「どう見ても強そうではないし、なぜ強いのかさっぱりわからないTSUYOSHIというキャラクターは何者で、いったいなぜあんなにも強いのか」という謎を解いていくという要素はあるわけだが、その部分は言っては悪いが話の柱になるには微妙に弱いし、誰が強いのか誰が勝つのか分からない混沌の格闘漫画としての味わいの方が深いように思う。
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