漫画「食糧人類Re」第2巻の見所や感想をお届けしていきます！
学校へ天人襲来の一幕が描かれていく第2巻。
天沢は柚を守る為に奔走。一方、万智音は天人を連れてきた人物の中に因縁の相手がおり、関係性や直接対決が描かれていく。
さらに今回は増殖種を継ぐ人物がいる事が判明。また宮廷庁の管理部の中に不穏な動きを見せる二人組も現れていく。
人間が食糧として扱われる世界。化け物に支配された秩序を人間は取り戻す事が出来るのか！？
食糧人類Re【2巻】ネタバレ
7話ネタバレ
学校に訪れた3体の天人。
敷かれたカーペットの上を歩く中、頭を垂れる生徒の中から美味しそうな人間を選別して無作為に食していく天人。
一人の女子生徒が標的にされると彼女は恐怖から逃げようとしていく。
『天人様の御前であるぞ…騒ぐ者は何人だろうが斬るといったはず』
逃げようとする生徒を制止させようとする生徒会長の柊。そのまま天人に食われていく女子生徒であった。
一方、天人をトラックで連れてきた二人の男。万智音は校舎からトラックにいる人間を見て歯を噛み締めていく。
『辻ィ…』
どうやら万智音と運転手の男には因縁がある事が匂わされていく。
8話ネタバレ
天人を連れてきた辻といった男に敵意を剥き出しにしていく万智音。彼に手のひらから投射される武器で攻撃を仕掛けようとするが…辻は攻撃される予感を抱いて万智音の方角を睨みつけていく。気づかれたと思って攻撃を躊躇う万智音。
一方、天人は頭を垂れる生徒を無作為に食事。
教師がスコアの高い生徒を講堂に用意している事を伝えて天人の暴走は止まっていく。
講堂に向かう途中、天人は和室で出荷を待っている柚の存在に気付いていく。
『何か来る…』
講堂にいる生徒よりも柚の方に興味を示して足を向けていく天人達であった。
9話ネタバレ
万智音に気絶させられた天沢の意識が目覚めていく。無残な生徒達の亡骸を見て唖然。さらに天人が講堂に向かった事を聞いて柚が心配になって和室へ向かっていく。
柚のいる和室に天人が訪れる。
目隠しを外されて天人とご対面。その気色悪い化け物姿に怯えと恐怖を抱く柚であった。
『何この生き物…もしかしてこれが天人様…』
化け物の為に食われて死ぬのが心底嫌になっていく柚。食われそうになる直前…駆けつけた天沢が枝バサミで一人の天人を脳天を刺して致命傷を負わせていく。
10話ネタバレ
天沢が暴走をしない事を祈る万智音。彼の中でまだ時は熟していなかった。
万智音の計画は天人達への反乱分子を多く集めて本格的に反旗を翻す予定であった。現状の仲間はたったの3人。今問題を起こされると計画に支障が出ると考えていく。
しかし、天沢が柚を連れて和室から出てくる現場を目撃。さらに残った天人2体から追われる身になっていた。
『いくら逃げたところであえなく捕まるのは必至』
万智音は天沢が拷問を受けて自分の名前を出されると不味いので逃げる彼を殺そうと決意。しかし、過去の思い出が蘇って攻撃を躊躇してしまう。
そして万智音が攻撃したのは天沢ではなく天人。天沢を追う2体の天人を撃ち抜いて彼と柚を助けていく。
『やっちまったぁ…どーすんだよ…バカぁ』
校舎で問題が発生した事を察知した辻も動き出していく。
11話ネタバレ
辻は死んだ天人達が生徒にバレないように部下に指示を出して処理をしていく。
『問題は犯行に使用された凶器が官給品だった…ということですね』
すぐに天人を攻撃した人間の分析が開始されていく。
同時に辻達の前に万智音が自ら姿を現していく。一人を人質に取って辻と交渉を始めようとしていく万智音。
しかし、辻は術を使って人質の人間を自ら舌を噛ませて自害するように仕込んでいく。そして万智音に対して今回の奇襲の採点を始めていく辻。
『もしかするとお前の首を持って帰ると俺達の首がつながるかもしれんな』
因縁のありそうな二人が対峙していく。
12話ネタバレ
柚を助け、天人の返り血を処理していく天沢。取り敢えず柚と別行動へ。彼は天人を刺した凶器を忘れてしまったので探す事へ。
一方、万智音は辻が術で操る部下二人と戦っていた。
そんな中、辻と万智音の関係が明かされていく。実は乙種管理者の資格を最年少で取得していた万智音。その時の指導者が辻だったのだ。
乙種は宮廷庁直属の管理者でこの世界で地位も高く、天人に食べられない側の人間らしい。
そして万智音は過去、辻に裏切られて管理者の資格を剥奪されていた。
戦いの方では辻の部下に追い詰められていく万智音。首を絞められて成す術がなくなっていく。そんな時…天沢が彼の窮地に駆けつけてくる状況へ。
13話ネタバレ
天沢に助けられた万智音。
『なんと目覚めちゃった系か…こりゃ早速…回収しなきゃな…』
天沢が洗脳されていない事を察する辻。
彼を助けながら二人を相手にするのは万智音にとって分が悪かった。
劣勢に追い込まれていく天沢と万智音。
そんな時…操られている部下の動きが止まる。さらに辻は屋上を見て驚愕の表情をしていた。
『オーイみんなー見えるー？』
屋上には帆秋の姿。
さらに天人の子供を2体、手に持っていた。その2体は辻達も探していた天人のご子息。
交渉の材料に天人を利用しようとする帆秋。
しかし、必至になった辻は術を利用して帆秋の腕を切断。部下に屋上から落ちてくる天人を拾うように指示。
助かる天人であったが…帆秋は策士。こうなる事は想定内で天人に爆弾を仕込んでいた。
『交渉決裂っと…』
爆弾を発動して天人を抱えていた辻も爆破に巻き込まれていく。
14話ネタバレ
爆発が起きて騒然とする生徒達。
一方、天沢と万智音はなんとか爆発を免れて軽傷。
『辻のヤツもくたばったろ』
しかし、辻は部下を盾にして爆発から生き延びていた。
『すまんがお前の首をもらうぞ…万智音』
しかし、突然…戦う事を止めて退散すると意見を変える辻。どうやら上に見せる良い土産を手に入れたらしい。
『また来るぞ…』
そう伝えて立ち去っていく辻であった。
天人が3体亡くなった事は連日ニュースで報道。
天沢達の傷は帆秋が治療。ちなみに腕を切断されたはずの帆秋だが彼の腕は既に治っている状態。
一方、今回の失態の審議を問われていく辻。
しかし、彼は上に土産を見せていた。
『間違いなく古い文献にある増殖種の指ですよ』
辻にどこで手に入れたのか等、お上の連中。これを交渉材料にして処刑を免れようとしていく辻。
自分を殺せば増殖種の人間を捜す事は不可能になると。交渉は成立。死刑を免れて日常へ容易く戻っていく辻であった。
15話ネタバレ
学校では今回の騒動を受けて保護者が学校側に説明を求めていた。
保護者の中から式典の運営は生徒会だったので生徒にも責任を追求すべきだと手厳しい言葉も出て行く。
そこへ生徒会長である柊が訪れる。
今回の件は自分の責任だと称して短剣を取り出し…死を持って詫びを入れようとしていく。
しかし、説明会に訪れていた宮廷庁の桜、桐山の二人に短剣を奪われて自害を制止させられていく。宮廷庁の二人は学校にある特別な日を設けて事態の収束を図ろうとしていく。
『6月13日正午から24時間…当校生徒を対象に禊ぎの日とするを提唱します』
禊ぎの日とは24時間だけ生徒全員の人権を停止すると発表。
宮廷庁の提案を喜んで受け入れる教師と保護者であった。一方、桜と桐山は他の目的があった。
『このエサに辻は食い付くと思う？』
桐山は必ず食いついて現れると自信を覗かせていく。ここで第2巻は終了。
食糧人類Re【2巻】感想
今回、万智音や帆秋、天沢の3人の中に増殖種がいる事が判明。片腕を切断されてすぐに再生していた帆秋が最も増殖種に思われるがどうなんだろう。再生される描写などは一切なく辻との戦いが終わって万智音を治療している時には既に腕が治っていたのだ。
さらに宮廷庁の中から辻を炙り出そうとする人物も今回は描かれていく。
桜と桐山の狙いは一体…。
天人に人類を支配された世界線である食糧人類Re。反乱分子となる万智音達はこの世界の秩序を変える事が出来るのか…。
次巻は24時間人権無視のバトルロワイヤルが繰り広げられていくのか…。禍々しくグロい作品。
興味が出た人は是非、チェックしてみてくださいね。前作となる「食糧人類」も合わせて読むとより一層楽しめる漫画となっています。
食糧人類Re
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