漫画「KING BOTTOM（キングボトム）」は樋野貴浩先生の作品。主人公であり、苛められっ子の黒羽ハネルが人生を変えようと体操部に入部。体操を通して成長していく主人公の姿を楽しめる作品。
苛められ続けてきたおかげで自身でも気づかぬ内に鍛え上げられていた身体。
ハネルはズブの体操競技初心者であるが、ポテンシャルの高そうな動きを見せていく。経験がモノを言う体操でどうのように羽ばたいていくのか今後が楽しみな漫画。
私自身、体操競技の事はまったく知りませんが楽しく読める作品でした。苛められっ子が人生を変えようと体操界に殴り込む下剋上物語！
漫画「KING BOTTOM（キングボトム）」ネタバレ
絵に書いたような今どきの不良に学校の屋上で苛めを受けるハネル達…。ハネルの他に福地、山岡といった友人も不良グループに苛められている。
そんな中、この3人には学校で唯一の楽しみがある。それが『HWT』である。ハミ毛ウォッチングタイムの略だ。彼らは放課後、女子体操部の運動風景を覗き見しており、際どい部分からハミ毛していないのか楽しんでいるのだ。
そしてハネルには好意を抱く女性がいる。
それが女子体操部に所属するド天然女子高生・ヒカリである。この子が漫画のヒロイン。
そんな中、彼らは女子体操部を覗き見している現場を不良グループのリーダーに見られてしまう事へ。遊びのネタができて不良は翌日の昼休みに体育館へ3人を呼び出し。
ハンドスプリング1回転をして跳馬を跳べと無茶ぶりな苛めを仕掛けてくるのだ。出来ない場合や逃げた場合は覗き見写真を拡散すると脅して…。
褒められた跳躍で這い上がる為…体操部へ！
山岡は跳馬にぶつかり自爆。
そして医者を志す福地を庇ってハネルの順番へ。この時、物音のする体育館をヒカリが覗いていく。そしてハネル初の跳馬である。
不良も驚く程、高く飛びながら2回転をするハネル。それを見ていた体操部のヒカリも驚愕。結果は着地に失敗してマットの無い床に自爆するわけだが…。同時にヒカリが大声を上げて先生を呼び出す。窮地を逃れる苛められっ子グループであったが覗き見写真は学校内で拡散されていたのだ。
覗き魔として学校内で居場所がなくなっていくハネル達。
そんな中、ヒカリだけはハネル達に普通に接する。そして体育館での出来事を褒め、ハネルを体操部に勧誘してくるのだ。しかし、覗き魔として有名になっていたハネル。体操部へ見学に行くも冷たい視線を浴びて逃げ出す事へ。
そこへ不良グループ達が…。彼らはハネル達が好意を抱く少女・ヒカリを利用してハネル達を苛める計画を練っていた。
それを聞いてしまったハネルは不良に飛びかかっていくが返り討ち…。
地面にひれ伏せている姿をヒカリに見られて情けなさと惨めな思いに駆られていく。そしてハネルは苛められっ子の人生を覆し、自分を変える為、少しでも希望があるかもしれない体操部への入部を決意していきます。
甘くはなかった体操の世界…
覗き魔が体操部に入ってきた事で多くが歓迎の眼差しではなかったが部長・鼓太郎といった先輩だけはハネルを歓迎。そして同級生の克也をハネルの教育係に任命。
しかし、ハネルに嫌悪感を示す克也。
ハネルは自ら条件を課し、クリアできれば体操を教えて欲しいと懇願。条件は『キレイにバク転をする事』だった。克也が認める程のキレイなバク転を3日以内に習得して披露する事が体操部に残る条件となったハネル。
そんな過程で不良グループに再び苛められたりするのだが…下剋上を誓ったハネルは必死でバク転を練習。そしてハネルは一日で克也が認めるキレイなバク転をモノにする事へ。
晴れて正式な入部を認められたハネル。
安心したのも束の間…因縁の高校との合同試合が翌日になっており、全種目で全員を目通しとして参加させると語る鼓太郎。そこには入部2日目のハネルも含まれていた…。
漫画「KING BOTTOM（キングボトム）」感想
コメディチックな日常パートや知識にもなる体操パートなど体操競技を知らなくても楽しめる作品。ハネルも初心者なのでハネルの成長と共に読者も体操競技の知見を深められる漫画だと思います。
個人的に底辺から頂上まで昇りつめていく王道ストーリーは大好きなのでハネルの今後の活躍に期待！
また、ちょっとおバカな主人公のキャラも魅力的となっています。体操競技をテーマにした漫画は初めてでしたが想像以上に面白くお勧めできる内容となっています。
是非、興味が出た人はチェックしてみてください☆彡
KING BOTTOM
体操界の神に愛されつつ、存在をすっかり忘れられてた男、体操界に参上!!!生粋のいじめられっ子黒羽ハネルの生きがいは女子体操部の練習をのぞき見すること！罪悪感はあるけどヤメられない。そんなダサい日々がこれからも続くはずだった―――。
この漫画は電子書籍ストア「eBookJapan」にて無料試し読み可能！
今すぐ試し読みする