タイトル変わってまき直しだが事実上の3巻目、でもこの巻から全年齢に移行。ダークドリームである。
戦え！悪の組織ダークドリーム【1巻】あらすじ
実際には別に新シリーズとかではなく純粋な「続き」なのだが、エロ描写がほぼ封印されたこともあり（直接的な描写をしなくなっただけで、全体的に下世話な雰囲気であることに変わりはないんだけど）、話の展開もかなり変わってくる。
なんとなれば、ダークドリームとパリキュアの戦いは事実上棚上げとなって、ナイトメアナイツという新勢力（実は前の二巻にもちらっと出てはいたが、始動するのはこの巻から）がパリキュアに対して攻撃を開始し、そして、ダークドリームはパリキュアを庇ってナイトメアナイツと明白に敵対することになる。そういう流れである。
戦え！悪の組織ダークドリーム【1巻】ネタバレ
パリキュアの背後にいる異世界人（ふだんは小動物っぽいマスコットだが、人の姿に変身することもできる）だが、ヤクタターズと言う。あんまりな名前だがそこは突っ込まなくていい。基本的に馬鹿で無能なのだが、悪意があるわけではないので、シークレット（三人目のパリキュアと称する女の通称）にガチ説教され、それなりにやる気を出して不寝番を始めたりする。
ちょっとだけカブト（ダークドリームの幹部の一人）とパリキュアの戦い（ほとんど慣れ合いだが）を描写したあと、ナイトメアナイツが動き始める。が、最初にやることは、仲間割れである。新しく加わったオオクワという新幹部（カブトに似てるけどたぶん他人の空似）と、前からいた別の幹部が喧嘩になるのだ。同じ組織に身を置いていると言っても目的から思想からまったく違うので、まあ別に仲良しこよしでなくてもいいとリーダーのナイトメアという人物は言っているが、そういうことも起こるのである。
ちなみにナイトメアナイツもダークドリームもそうだが、「怪人」と呼ばれる者たちが主な構成メンバーとなっている。その怪人というのが何であるか、この巻にして初めて説明らしい説明が入る。人類とは別の、そういう種族が存在しているらしい。数は少なく、存在は周知されておらず、全面戦争になったら人類には勝てない。だから闇に潜って悪の組織などをやっている。
さて、ナイトメアナイツのオオクワが、命令もないのに先走ってパリキュアと戦い始める。ダークドリームの連中と違って最初から殺す気でいるので、パリキュア二人はビビる。で、そこにダークドリームのメンバーが現れて、パリキュア側について戦い始める。ナイトメアナイツはなかなかに強敵揃いだが、まあなんだかんだで痛み分けになり、とりあえず戦線は解除される。
ナイトメアナイツの下っ端を何人か捕まえてきたので拷問にかけて（ダークドリームは子供には優しいが基本的には悪の組織なのである）、情報を引き出すが所詮下っ端なのでたいした情報は出てこなかった。ただ、ナイトメアナイツに関わっているフォックスというマッドサイエンティストがいるのだが、そいつは元ダークドリームのメンバーだったらしい。
その後、カブトとココセがデートする平和な話が挟まる。カブトであるが、ナイスガイなのだけど自分の顔に自信がない。みんな素顔を知らなかったのだが、相談されたヴォルフが素顔を確認したところ、かなり残念な感じだった。地が悪いのは仕方がないがもうちょっと（身だしなみとかの次元のことを）なんとかさせようということになり、いろいろ（まずは洗髪から）なんとかしたところ、まあゴツいけど柔道の選手にこんな人がいそうだねくらいの仕上がりが完成した。デートとはいうがほぼラブホ直行となり、ココセとカブトは無事にくっついたようである。次巻に続く。
戦え！悪の組織ダークドリーム【1巻】感想
タイトルまで変わってまき直しだが、前シリーズ1巻当時のギャグ路線には回帰せず、やっぱりなんかかなりダークでダーティーな雰囲気のまま突き進みそうな流れである。まあいいんだけど、別にそれで。
戦え！！悪の組織ダークドリーム！！
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