漫画「僕の心のヤバイやつ」ネタバレ感想!隠キャとモデルの絶妙な距離感がGood!

僕の心のヤバイやつ

最近話題沸騰の作品の一つである。作者はそれなりにキャリアのある人。

漫画「僕の心のヤバイやつ」あらすじ

主人公は市川京太郎。いわゆる、最近の言葉で言うところの「陰キャ」。あと中二病を発症している。年齢は実際に中学二年生なんだけど。

ヒロインは山田杏奈という、モデルやってるスタイルのいいすらっと背の高い女の子。でも天然で天真爛漫で、というか子供っぽい。年齢も実際にまだ中学二年生なんだけど。

といった二人による各話完結型のラブコメである。ストーリーと言うほど大きな物語上の波乱はなく、中学校の日常が描かれる。1巻に15話が収録されているので、抜粋形式で紹介していくとしよう。

漫画「僕の心のヤバイやつ」ネタバレ

Karte.1 僕は奪われた

しょっぱな、陰キャ京太郎の中二病が炸裂している。クラスメイトを殺害する妄想に耽っているのである。平和な漫画なので、いじめとかそういうものは別にないんだけど。山田さんのこともまだ女性としては意識していなかった、のだが、たまたま図書室でなんかおにぎり食っているところを見つけてしまい、なんとなく会話など交してしまう。タイトルの意味だが、たぶん「心を奪われた」なんだろうと思う。

Karte.4 僕は渡した

中学二年生なのでクラスメイトもバカばっかりである(主に男子)。「女子もオナニーをするか」などという話に興じているのだが(京太郎は混じってない)、その中の一人が京太郎に紙切れを渡して「山田さんに渡して」とか言い出す。京太郎はその紙に「オナニーしてますか?」と書いてあると思い込み、「イジメだ!」と思って、自分の持っていた別の紙(なんか山田さんの絵が描いてある)を渡すのだが、実際に紙に書いてあったことは「LINE教えてください」だった。

Karte.6 僕は嫌だ

突然だが京太郎は自転車通学である。たまたま朝、山田さんが上級生にナンパされているところを目撃してしまう。男の方があんまりしつこいので、京太郎は思わず自転車を投げつけてしまった。そしたら自転車が川に落ちた。後で引き上げたそうです。

Karte.12 僕は眠れない

なんか頭痛がするとかで、保健室に来た京太郎。隣の席に「山田」という生徒が寝ているらしいのだが、山田なんてよくある名前だから別人だろうと思ったら杏奈だった。山田さんは「知らない人かと思ったけど知ってる人だったからよかった」みたいなことを言い出す。この微妙で絶妙な距離感がこの作品の神髄である。山田さんは京太郎に薬をくれるのだが、保健室のコップが濡れている(たぶん山田さんが自分の分の薬を飲んだ跡)のでドキドキしてしまうのであった。

Karte.14

体育の時間、山田さんの顔にバスケットボールが直撃して盛大に鼻血を噴いてしまう。なにしろモデルやってるので、顔になにかあったらまずいのだが、骨などに異常はなかった。だが翌日に控えていた撮影のスケジュールはキャンセルせざるを得なくなったのだった。京太郎は別に具体的に何をするというわけでもないが、ちょっと大人びて見える、モデルの話をしている山田の姿を見ている自分に、ああ自分は山田が好きなんだ、とようやく自覚するのであった。

漫画「僕の心のヤバイやつ」感想

僕の心のヤバイやつ

というわけでおおむね、1巻は京太郎が山田への恋心を自覚するところで終わる。いつから好きだったかといえば多分第1話からだと思うが、自覚するまでに丸一巻である。こういう時間というか間の使い方が、いい。

中学生の恋の描き方として、とてもいいと思う。次巻予告を読む限り(2巻はもう出ているが筆者はまだ読んでいない)、山田と京太郎の距離はこれからも徐々に縮まっていくのだそうである。先が楽しみだ。


僕の心のヤバイやつ

僕の心のヤバイやつ

原作・著者桜井のりお
価格430円(税別)

学園カースト頂点の美少女・山田杏奈の殺害を妄想してはほくそ笑む、重度の中二病の陰キャ・市川京太郎。だが山田を観察する内に、京太郎が思う「底辺を見下す陽キャ」とは全然違うことに徐々に気づいていき…!? 陰キャ男子・京太郎の初めて恋、始まる。陽キャ美少女×陰キャ少年のニヤニヤ系青春格差ラブコメディ!!

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