作品名 | よふかしのうた |
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作者 | コトヤマ |
ジャンル | 少年漫画 |
出版社 | 小学館 |
雑誌 | 少年サンデー / 少年サンデーコミックス |
巻数(単行本) | 20巻まで配信中 |
価格 | 単行本:528円(税込) |
無料情報 | 1巻~6巻が無料(4月1日まで) |
新シリーズの紹介となる。作者は『だが、しかし』という完結済み作品で既に名を知られており、アニメ化もされている人。
よふかしのうた【1巻あらすじ】
1巻の紹介であるのでまずは基本的な設定から。主人公の名前は夜守(やもり)コウ。14歳。中学2年生であるが、つまらないきっかけから不登校をやっている。
ある日、ふと思い付きで「よふかし」をして、夜の団地をふらついていたら、コウはひとりの吸血鬼の少女(※外見が少女。実年齢などは不明)と出会った。血を吸われたのだが、コウはふと一つの思い付きをして言った。
「僕を吸血鬼にしてください。どうすればいいですか」
少女は答えた。
「人が吸血鬼になる方法、それは吸血鬼に恋をする(その上で血を吸われる)ことだ」
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よふかしのうた【1巻ネタバレ】
コウが不登校になったきっかけは本当にささいなことである。ある少女に告白されたのだが、別に好きな相手ではないから断ったところ、なんか知らん女に「なんで振ったの」とか詰め寄られ、以来学校が疎ましくなったというのだ。
不登校になって以後、コウは不眠症にかかった。別に深刻な精神的なアレとかではなく、体力が余ってるから眠れないのである。で、ある日、家族に内緒で夜中に家を抜け出した。ジュースでも買うか、と自販機に向かい、なんとなく魔が差してビールを買おうとしていたら知らない女に声をかけられた。
女は「別に補導とかじゃない」みたいなことを言い、コウに「眠れないんじゃないかい?少年」と語りかけた。
で、なんか女に導かれてるままに、コウは変なビルについていく。女はふとんを示し、「じゃ、寝よっか」とか言い出す。
コウは売春宿と勘違いして逃げ出しそうになるのだが、結局説得されて寝たふりを始めた。していたら、噛まれた。女は吸血鬼だったのである。
そうしたら、なんか吸血鬼が言うには、コウの血は「めちゃくちゃ旨い」らしい。
で、実は起きていたコウ、「なぜ自分は吸血鬼にならないのか」と問う。女は、前述の「吸血鬼になるための条件」を説明する。コウはそのうえで、吸血鬼になりたいと宣言する。ここで初めて名乗り合うのだが、吸血鬼は七草ナズナと名乗った。
そこからしばらく、女吸血鬼ナズナとコウの夜の交流(※健全)が始まり、そして割といい雰囲気なのだがしかしざっくりと話を先に進めよう。
ある夜(といっても、既に早朝と言っていい時間)、コウの前に一人の(人間の)少女が姿を現した。朝井アキラ。コウの幼馴染で、同じ学校である。
アキラはよふかしではなくはやおきである。コウがよふかしをして、ナズナと会って話して帰る帰り際に、アキラと会って話をする日々が数日続いた。流石に、いくら鈍くてもわかる、コウはアキラが自分のことを好きなのではないかとか思っている。
そしてある日、ナズナにそれがバレる。ナズナはずかずかとアキラとコウのいる前に現れて、自分が吸血鬼だという事実を打ち明ける。
なんか、ナズナは妬いているっぽい雰囲気である。1巻最終話、ナズナはコウにキスをして、自分とコウも友達だ、と宣言して去っていく。
コウは「トモダチはキスとかしないんじゃ……」とか言っている。
よふかしのうた【1巻の感想】
お姉さんっぽい怪異に出会って、「少年」と呼ばれる。ロマンである。恋は年をとってもできるが、こればっかりは若くないとできない。
今のところ、この作品はラブコメである。夜を象徴する少女と、昼間の暮らしをする少女。二人出てきて、主人公に手を差し伸べる。
「夜の世界で生きよう」「一緒に学校へ行こう」と。
主人公は吸血鬼になりたいとか言っているわけだが、どうなるのかは分からない。とはいえ、既にもう何巻か刊行されているので、しばらくはご紹介を続けていくことになるかと思う。よろしくお願い申し上げる。
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