漫画「園田の歌」2巻ネタバレ!シリアルキラーが悪しき村の風習を解決!?

園田の歌(2巻)

漫画「外道の歌」のスピンオフ作品である『園田の歌』最新刊となる第2巻が登場。今回はとある変わった風習がある村の情報を聞きつけた園田が足を運び取材をしていく事へ。

そこで知り得た悪しき風習の真相を確かめるべく、自ら死地に足を踏み入れていく園田。

今回の内容はさながら金田一探偵の事件簿をオマージュしたような園田探偵の事件簿のような展開。この漫画の主人公であり、シリアルキラーの園田は相変わらず『園田』そのままなのですが新鮮な切り口で非常に面白い一冊。

シリアルキラーである園田がどう村の悪しき風習に立ち向かい、どう解決へ導くのか…注目の展開となっています!

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園田の歌

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園田の歌

漫画「園田の歌」2巻ネタバレ

ネットで地図に存在しない村の情報を知り得た園田。自ら確かめるべくネット情報頼りに付近を探索していくと入山禁止のバリケードを発見。何かを感じ取った園田はバリケードを飛び越えて山中の奥へ進んでいく事へ。

そして地図に存在しない仁拘尾村(にくびむら)を発見する。

村に足を踏み入れると大原といった人物に声をかけられる園田。大原は園田が旅人である事を知って自身が勤める旅館へ園田を招待。女将である中島と共に丁重にもてなしていく。

一方、園田が村を訪れた理由はある変わった風習が一体何なのかを確かめるべく、取材。大原と中島に村に伝わる変わった風習の事を聞き込みしていく。しかし、一瞬表情をを変えてシラを切っていく二人。

村の変わった風習に辿り着く!?

村の風習について誰も口を開かない事を察知した園田。自ら足を動かして村を探索する事へ。すると藁で出来た小さな小屋を発見。中を覗くと一人の女性がスマホ片手に動画を見て笑いを堪えていた…。

彼女の名前は生野八重(しょうのやえ)。

村から隔離された彼女へ聞き込みを開始していくとある変わった風習と背後に隠された村の信仰を掴んでいく事へ。まず、この村では月経期になった女性を終わるまで村から隔離される風習があった。

しかし、八重は村人が真に信仰している神様は別にいると言葉を漏らしてしまう…。

これを聞き逃さなかった園田は『別の神様』の事を追求。バツが悪そうに口を閉ざした八重にある誘惑を仕掛けていく。それは同じく漫画を描くと言う八重に専門的な道具をプレゼントするといった誘惑である。

この駆け引きは園田の勝利。
そして八重は村人が真に信仰する神様について園田に教えていく。園田は八重に教えられた神様を祀る神社へ足を運ぶ。辿り着くとスケキヨのような白いマスクを被った一条が背後から出現。

村人が信仰する神様はフタマタ様なるもので、一条と雑談していく中で言葉に違和感を感じた園田。旅人が一人であれば村は手厚くもてなすと語る一条。園田は「二人なら?」と一条に問いていく。

男色に惹かれて合流するもう一人のシリアルキラー!?

旅人が二人組の場合、村が何をするのか聞いた園田は真相を確かめるべく、同じく大学の漫研であり、シリアルキラーである智夏を呼び出していく。男色の神を祀る村で大規模な祭りがあると嘘をついて(笑)

園田が一条から聞いた旅人が二人組の場合…。
村では亡骸をフタマタ様に捧ぐといった真相を智夏に隠しながら探りを入れていく事へ。

そして智夏を連れて仁拘尾村に舞い戻った園田。
明らかに村人の様子が一変。そんな中、ある一人のオジサンが園田に忠告をする。『何か起きる前に早く村から出て行け』と…。しかし、そんな事を言われたら増々興味を示していく園田。帰るはずもない。

夜になると村の若者が動き出して獲れたての猪肉を二人に振る舞うと夕食に招待。

村の悪しき風習がシリアルキラーに牙を剥く!?

振る舞われた夕食を食す二人。
倒れて気を失ってしまう。そして倒れた二人の前に一条と村の若者が集結。二人の処分について村人の間で一悶着が起きる中、料理に毒が盛られていた事を察知していた園田は倒れて振りをしており、騒動に便乗して部屋から去っていく事へ。

園田が足を向けた先は忠告をしてくれたオジサンの下。彼はこの村の村長であった。

そして旅人が二人組で来た場合、フタマタ様に亡骸を捧げるといった風習がいつから始まったのか、根掘り葉掘り脅しも兼ねて聞き込みをしていく。

村長の口から語られる悪しき風習が出来上がるまでの過程。そして自分達より前にフタマタ様に亡骸を捧げられた人間がいる事を知った園田は遺体が隠された場所を聞き出して足を運んでいく事へ。

一方、気を失っていた智夏は八重に救助されていた。
八重から村の風習を説明されつつ、自身の眼帯の秘密を明かしていく智夏。そんな中で智夏は気づく。園田が自分をこの村に呼び出した理由を…。

そこでタイミングよく園田が智夏と合流。
智夏の怒りが園田に向けられる中、園田は村人に追いかけられおり、逃げながら行き着いた先はフタマタ様を祀る神社。追い詰められた二人。すると、八重が二人を庇っていく。しかし、二人を庇う八重を村の若者男は許さず八重に手を上げていく。

名探偵シリアルキラー爆誕!?

八重が暴力を受けた事に怒りを露わにしていくのが智夏。用意していた『武器』を両手につけて一人で村人を圧倒。しかし、背後からの攻撃で万事休すかと思った先、園田が加勢。

村人が沈静化した所で園田がフタマタ様にまつわる真実を語っていく事へ。

要約すればフタマタ様に亡骸を捧げると言った風習は一条が過去に囚われて作り上げたデタラメであった事を暴露していく。そしてフタマタ様、本来のご利益も解説した園田。

最後はフタマタ様の仏像を破壊して、村がすがっていた悪しき風習を終わりに導いていく。こうして地図に存在しない村の悪しき風習を断ち切り、村を去っていく園田と智夏。2巻は幕引きとなる。

漫画「園田の歌」2巻の感想

園田の歌(2巻)

園田と言えば本編である『外道の歌』ではラスボス的存在。
そんな彼の本編に繋がるまでの過去を描く『園田の歌』…所謂バックストーリーを描くスピンオフなのですが本編に負けじと面白い内容なので気になった人は是非、チェックしてみて欲しい作品。

しかも2巻はシリアルキラーが誰も殺さずに村の悪しき風習を断ち切るといったちょっと良いお話(笑)

こちらでは本編で見せない殺人鬼の意外な一面が見え隠れして新鮮!個人的に本編である『外道の歌』を喰ってしまう勢いで面白いのでは…なんて感じてしまいました。

漫画『園田の歌』は「外道の歌」に比べると作品の持つ雰囲気が少しマイルドで明るくなった印象になっているのでグロエグ過ぎる『外道の歌』より読みやすいと思います。気になった人は是非☆彡


園田の歌

園田の歌

原作・著者渡邊ダイスケ / 永田諒
価格550円(税込)

様々な依頼に応え次々と報復を代行するカモとトラだが、彼らが唯一逃し、そして奈々子の家族を殺した殺人鬼「園田」。彼の視点での過去が俊英作家によって描かれる大ヒットコミック「外道の歌」のスピンオフ!

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