漫画「無能なナナ」2巻ネタバレ!凡人vs能力者集団…どこまで頑張れるか…!?

無能なナナ(2)

漫画「無能なナナ」2巻あらすじ

ナナが頑張って次々に超能力者たちを秘密裏に抹殺していく。一行で書くとあらすじはただそれだけである。

ちなみに1巻の終わりでキョウヤはナナに強い疑いをかけているが、基本的に彼はあまり疑り深い性格というわけではないのでナナに誤魔化されて終わる。

2巻で登場する能力者はまず、ヒーリング能力者のミチル。とりあえず殺さず、ナナの子分として扱っていくことになる。ちなみに、平和そうな能力であるが、生かしておくと15万人ほど人間を殺すことになると推定されている。何を根拠にどう推定しているのかは解説されないが、ともかく彼女も人類の敵なのである。もっとも15万人というのは学校内でも最も少ない部類なので、殺すのは後回しというわけである。

次に登場するのは未来視の能力を持つツネキチという少年。誰よりも最初にナナの正体が殺し屋だということを(殺されないうちに)見破った人間なのであるが、基本的に人望もなければやる気もさっぱりないので、握った秘密を種にナナに性的なあれこれをしようとして返り討ちにされて殺される。

さらに登場するのは、幼馴染同士と称する、怪力しか取り柄がない能力者と、ネクロマンサー。ネクロマンサーといってもいろいろなタイプのネクロマンサーがいるが、死体を操れる、死体の生前の記憶を引き出せる、その上死体が生前に使えた能力を使わせることができると、なかなか凶悪な能力の持ち主である。

ネクロマンサーと怪力のコンビについては勝負がつかないまま次巻へ続く、となる。

無能なナナ

漫画「無能なナナ」2巻ネタバレ

まずはヒーリング能力者ミチルのエピソードから深く説明していこう。前巻の終わりで、まあぶっちゃけてしまえばドジを踏んだナナは、キョウヤから「こいつは学校の生徒たちの敵なのではないだろうか」と疑いをかけられているわけである。

で、自作自演で自分も殺されそうになったふりをして誤魔化す。誤魔化すために何をするかというと敵に刺されたふりをするわけであるが、自分で自分を刺したのであり、そして本当に大怪我になるくらい刺しているので、ミチルの能力で自分の傷を癒させるというわけだ。

次にツネキチ。どうも、ナナオが殺されることすら彼は事前に知っていたらしい。だが、何もしなかった。彼は未来視の能力を持っているのだが、予言した未来を変えることはできないので、厭世的で、周囲にリーダーシップを発揮するみたいなことはさっぱりできないのである。

ツネキチはナナが縄で首を絞められて死んでいる(ように見える)画像を念写し、それをナナに見せる。そして、自分の未来視は絶対だ、と自信満々である。だが実際にはツネキチはナナに毒殺され、ナナは自分で自分の首に縄を巻いて死んだふりをし、見事予言は成就、という結末に終わるのであった。

ネクロマンサーと怪力については3巻に続くので詳しいことは3巻で語ろう。

漫画「無能なナナ」2巻感想

無能なナナ(2)

ナナは殺し屋である。本人が自分のことをどう認識しているのかはよく分からない部分もあるが実態として実際問題殺し屋である。

本人の認識としては化け物を退治する正義の味方のつもりでいるのかもしれないし、正当な任務を帯びた政府機関の(命令を受けているという描写はある。間違っても頭のおかしい殺人鬼とかではない)エージェントだという自認でいるのかもしれないが、ともかく、殺し屋のようなことをやっているわけである。

殺し屋の漫画というのはそんなに珍しくはない。たぶん日本一有名なのはゴルゴであろう。最近のヒットだと、ジャンプから出てアニメにも実写にもなった『暗殺教室』なんていうのもある。

いずれの作品も、人間だけど人間ばなれした半分超人な人たちががんばる話だ。そのあたりと比較すると、ナナはどうにも、とても頼りない。どっちかというとゴルゴよりは、金田一とかコナンに出てくる、犯人に似ている。トリック頼りの連続殺人で、どこまで超能力者の集団と一人戦っていけるのであろうか。そのへんの危うさが良くも悪くもこの作品の特徴である。


無能なナナ

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