漫画「無能なナナ」5巻ネタバレ!置き土産の新人と重力能力者とのバトル!

無能なナナ(5巻)

無能なナナ』シリーズもとうとう5巻まで来た。

漫画「無能なナナ」5巻あらすじ

4巻の引きにあった通り、ナナの教官だったという人物がやってくる。

やってくるのだが、彼自身はたいしたことはせずに去っていく。ただ、ナナのところに「新人」をひとり置いていく。ナナの後輩だそうで、同じく能力者抹殺の任務を帯びている後輩である。

しかしその女の子もそんなにたいした活躍をするわけではなく、5巻の半分くらいは「重力を操る能力者」大地ヒカル(男)との戦いが描かれる。

無能なナナ(4)

漫画「無能なナナ」5巻ネタバレ

冒頭は、4巻で語られた幽体離脱能力者による殺人事件の話の続き。というか、まだ完全解決はしていなかったらしい。

幽体離脱能力者が真犯人だというのはいいとして、死体に細工をした奴がいる。という話がされる。死体に細工をしたのは、被害者自身と第一発見者(発見時点ではまだ生きていた)の共謀によるもので、真犯人をキョウヤに突き止めてもらうための細工だったらしい。

ということで事件の真相はすべて明らかになるのだが、犯人は逃げ出してしまう。だが逃げている途中でジンに遭遇し、結局ジンによって殺害されてしまうのだった。

さて、その翌日、島の管理をしている最高責任者のひとりと称せられる鶴岡タツミなる人物がヘリで島にやってくる。戦闘の実力もあり、そして演説の才能にも長けた、一筋縄ではいかなそうな人物である。結論から言うと何も説明してくれないし具体的な島への介入もあまりしないでみんなを煙に巻きつつ鼓舞だけはする演説をして帰っていくのだが、置き土産としてナナのことも激励し、そしてその後輩となるモエという少女を残していく。

モエという少女は明るい。どこまで地なのかは不明であるが、明るく爽やかに「ナナしぇんぱいが裏切ったら殺します!」と教官には言っている。

鶴岡の島からの去り際、蝶に変身していたジンがヘリに乗り込もうとして失敗する。正体を見破られたのである。そして能力の仔細について喝破された挙句、部下になれとかなんとか誘われる。だがそれは一蹴して、結局ジンはまた逃走した。この人やっぱり何がやりたいのかよく分からない。

さて、心境がいかに変化しようとも、ナナは基本的に能力者たちを狩るためにここにいる、という前提は変わらない。やる気はなくしかけているのだが、モエにせっつかれているということもあり、次のターゲットをとりあえず定める。その相手が、重力操作能力者、大地ヒカルである。

この作品の能力者のほとんどがそうであるのと同じように、ヒカルの能力にも「弱点」がある。どうやら、使えるときと使えないときがあるらしい。その法則性の秘密はどこにあるのか、ナナはいつもの調子で慎重に探っていく。

一方モエはといえば、そんなまだるっこしいことしてないで寝込みを襲いましょう!と単純である。

結局、判明したヒカルの正確な能力は、「月が出ている間のみ、月の重力を操作することができる」という、ムラはあるが恐ろしい代物であった。ヒカルを追い詰めたナナは月が出ていない時間にヒカルの命に迫るところまで行くのだが、結局ヒカルを殺さない。

そして、モエに向かって「もう自分は誰かの言いなりには動かない」と宣言するのであった。

漫画「無能なナナ」5巻の感想

無能なナナ(5巻)

正直なところ、1巻のあたりからは想像だにできないところに話が転がってきた。最初の方は荒削りさの目立つ作品だったが、そのバリの感じもだいぶ取れてきたようである。

いつ「次の巻で終わってもおかしくない」という感じはまだ残ってはいるが。

なお、時間からは生徒たちは島を出て、日本本土上に造られた施設に移されるらしい。そこでもまた殺し合いをやるのか何なのか、まあとにかく次巻もこうご期待。


無能なナナ

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