漫画「不滅のあなたへ」2巻ネタバレ感想!予想だにしない展開で驚かされるばかりの作品!

不滅のあなたへ(2)

漫画「不滅のあなたへ」2巻あらすじ

予想通り、予想もつかない展開になった。

今回の物語の舞台になるのは主にヤノメ国という国である。連れ去られてきたマーチ、その姉代わりの存在であるパロナという少女、ハヤセ、フシ、そして瀕死の状態でやはり連れてこられたオニグマらがここにいる。

パロナの主導で、フシとマーチらは出身地のニナンナに逃げ戻ろうとする。その途上で、マーチが矢を受けて致命傷を負い、命を落とす。

オニグマに変身できるようになったフシが大暴れして、パロナはかろうじて逃げのびることに成功した。戻った里で、彼女はマーチの両親に娘の死を告げる。

一方フシはというと、ニナンナを去り、一人の老婆とともに旅をするようになる。(なお、マーチの姿を取ることができるようになっている)。

老婆は、限りなく社会的に未熟な、ほとんど原始的衝動だけで行動していたフシに言葉と文字を教える。フシは、カタコトではあるがどうにか言葉を話せるようになり、ようやく理性と言うべきものを獲得する。

ところが、平和な暮らしは突如として破られた。

不滅のあなたへ

漫画「不滅のあなたへ」ネタバレ感想!謎に包まれている…だが面白いの一言!

漫画「不滅のあなたへ」2巻ネタバレ

フシは正体不明の存在に襲われる。2巻時点では名前が出てこないのだが、あまりにも説明が面倒になるのでWikipediaを読んできたところ「ノッカー」と呼称される存在だそうである。

ノッカーは、どうやらフシと同じ「製作者」によって造られたらしい。その製作者も出てくる。これまでナレーターとしてのみ登場していた存在だが、人間型の姿で出てくる。人間では多分ないような気がするし、神であるのか魔であるのか分からないが、とにかく出てきて、故意にノッカーをフシにけしかけたらしい。

ノッカーは、対フシ戦闘に特化した存在である。フシの、これまでに獲得した「姿」を奪いとって我がものとすることができる。そのようなものとして作られたらしい。

ノッカーにも弱点はある。内部にコアのようなものがあり、それを奪い取られるとフシに姿を奪い返されてしまうのである。

ちなみに「製作者」と書いたが、Wikipediaによるとこちらは「観察者」と書かれている。真っ黒なローブから顔だけ出している。青年のような姿をしている。自分の目的はこの世界をどうたらこうたら、と大上段な語りをしているが、何を言っているのか正直なところよく分からない。

フシはとりあえず、ノッカーを撃退することに成功した。老婆は無事で、合流する。2巻はそこまでである。

漫画「不滅のあなたへ」2巻の感想

不滅のあなたへ(2)

いちおう、物語のお約束というべき「話の導き手」「敵対する存在」が現れ、物語の構造そのものは多少は分かるようになった。

マーチの物語はもう数巻くらいは続くのかと思ったらあっさり死んでしまった。割と感情移入を誘うキャラクターであったので不憫であるが、こういうことをしてくるのがこの作者であるからまあやむを得ないであろう。

で、結局フシは何者なのだろうか。観察者なる存在はこの世界の神なのだろうか。さっぱりぱりぱりである。

この物語、なぜ先が見えないかというと、フシ自身には目的意識とかそういうものがまったくないからである。自分を何なのか規定するもの、つまりアイデンティティというものが希薄なのではなく皆無だし、所属する何かがあるわけでもない。誰かのために闘うとか、何かを探しているとか、そういうものもまったくない。

こういう作品は、駄作でさればいくらでもあるが、主人公のアイデンティティがまったく描写されていないのに面白い、というのはなかなか稀有なことであるような気がする。

まあ何にせよ、既刊だけでも先は長いので、おいおい続けていこう。


不滅のあなたへ

不滅のあなたへ

原作・著者大今良時
価格420円(税別)

何者かによって”球”がこの地上に投げ入れられた。その球体は、情報を収集するために機能し、姿をあらゆるものに変化させられる。死さえも超越するその謎の存在はある日、少年と出会い、そして別れる。光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ……刺激に満ちたこの世界を彷徨う永遠の旅が始まった。これは自分を獲得していく物語。

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