漫画「身の程知らずは晒してやるから 勘違いブスの流儀」は小松鳩先生が描く作品。オムニバス集である「ワケあり女子白書増刊 美人を許せないブスたち vol.2」に収録されています。
客観的に美人とブスを区別して、勘違いブスを許せないヒロイン・ユミコは裏アカウントで勘違いブス達の悪口を投稿して憂さ晴らしをする日々。
そんなユミコの日常や恋模様が描かれていきますが、実は目立たず慎ましくをモットーにしていたユミコも実は…。まさに特大ブーメランが突き刺さる女性・ユミコ。
身の程知らずを晒す女はフタを開けると自身も身の程知らずといった内容が作品に仕上がっています！
目次
身の程知らずは晒してやるから【ネタバレ】
ユミコ視点で彼女の価値観が描かれていく。
彼女がこの世で一番嫌いなモノは「勘違いブス」である。冒頭からユミコが思う様々な勘違いブスの特徴が紹介されていく。
- ブランド・厚化粧でいい女気取りのブス
- 背が低いだけで可愛いと勘違いしているブス
- 個性的ファッションでごまかすブス
- 論外のデブス
- 美人と一緒にいて勘違いしているブス
ユミコは周りにいる勘違いブス達を客観的に見て、本当は口に出したいけど出せない言葉をSNSの裏アカウントで吐き出していた。
別格女から紹介された男性と交際へ！？
周りに勘違いブスが多い中、ユミコが別格の存在で見ている女性が一人。それが清瀬マナミであった。容姿、性格は誰もが認める上レベル。ユミコもマナミの事は本当の美人である認めていた。
そんなある日、マナミから飲み会に誘われるユミコ。
参加を承諾するとマナミは現れず、マナミと同期の男性社員・高田と二人きりになってしまうユミコ。ここで高田から背景が明かされていく。実は高田がユミコの事を気になっており、マナミに頼んで、今回の場をセッティングしてもらったと…。
正直、ユミコは高田にアプローチされても全然嬉しくないし、彼の事を好きでもなかったが告白をOK。二人は恋人へ。
高田と交際した事で仲介したマナミと仲良くなっていくユミコ。そこにはステータスを感じていた。その後もドライに勘違いブスにならないよう生活をしていくユミコ。
しかし、後輩でマナミはユミコのある秘密に勘付き始めていた。
勘違いブスを評価する女が心がブスだった！？
マナミと二人で残業中。
彼女がぶっ込んできます。『間違ってたら申し訳ないですけど、これってユミコさんのアカウントですか？』ユミコの毒を吐くSNSアカウントを特定していたマナミ。
机にあったユミコのスマホを見て確信。
マナミはユミコのSNSに嫌悪感を示していく。同僚で友人のマリの事を叩いていたユミコ。そして本当の美人であるマナミがユミコを採点していく。
『ぶっちゃけユミコさんも私の真似してますよね？』
『ユミコさんは勘違いブスを通り越して心がブス』
職場ではユミコの方が先輩であるが、歯に衣着せぬ言葉で本心をユミコにぶつけていくマナミ。逃げるように去っていくユミコ。自分の醜い心に気づきながら、それを隠そうとしていくユミコ。
マナミの一言が相当効いたのか…精神崩壊したユミコが最後に描かれて幕引きとなります。
身の程知らずは晒してやるから【感想】
勘違いブスを査定してたけど、実は自分も相当なブス女であった事に気づいていく物語。ユミコが評価している勘違いブスはブスではなく努力している女性達です。美を追求したり、個性を出そうと頑張っている女性達。
そんな彼女達を勘違いブスと評するユミコが一番のブスだった…と思わせてくれる内容。
実際、リアルにもいますよね。
頑張っている人を見下して評価する心が貧しい本当のブスが…（笑）ユミコはまさにそれ！
マナミの痛快な一言は気持ちを爽快にしてくれます。モヤっとした気持ちをスッキリしたい人に是非、読んでもらいたい作品。※この漫画は「ワケあり女子白書増刊 美人を許せないブスたち vol.2」に収録されています！
ワケあり女子白書増刊 美人を許せないブスたち vol.2
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