漫画「ルームメイト」1巻ネタバレ感想!多重人格が織りなす目まぐるしいホラーミステリー!

ルームメイト(1巻)

えー、今邑彩という作家のホラーミステリ小説、映画にもなった人気作品なのだが、それを原作に忠実にコミカライズしたものだそうだ。

単行本は上中下の三部構成になっていて、これはその1巻目。

漫画「ルームメイト」1巻あらすじ

まだ全体の三分の一なのだが(いつものように、上巻までしか読まずにこれを書いている)、とてもめまぐるしくて忙しい。

まず殺人事件などが起こって、名探偵が現れて、推理を展開して、という構成にはなっていない。そもそも何がこの作品における謎であるのか、それすら定かではないのだ。

まあともかく。主人公の女性のルームメイトの女性の謎と行方を追うところから物語は始まる。

漫画「ルームメイト」1巻ネタバレ

冒頭、いきなり人が殺されている。犯人の顔ははっきりとは描かれていない。性別も不詳だ。殺されてるのは外人。

その殺人事件のことらしき話がニュースになって流れているところで、冒頭、主人公萩尾春海(大学生の女性)は、ルームメイトの女麗子と一緒に出てくる。

なんでも春海に言わせると、ルームメイト麗子は三ヶ月しか経っていないのにまるで別人のように人が変わってしまったのだという。のっけからのべつまくなしに情報の洪水である。

そんな麗子だが、ある日いなくなってしまった。家賃を折半にしているので春海は困る。部屋に入り、置いてあった電話のリダイアルをかけると、男が出た。由紀か?と尋ねられる。由紀の友人か?とまくし立てられて、春海は一部始終を男に打ち明ける。どうも、ルームメイトの女は、麗子というのも偽名で、その男の内縁の妻であったらしい。

春海は大学の先輩謙介を連れて、ルームメイトの女の使っていた偽名の主の一人に京都まではるばると会いに行く。若い女性であった。なんと、ルームメイトだった女の「実の娘」で、ルームメイトの女は「青柳麻美」というのが本名であったという。なお年齢、42歳。すごく若作りなのである。

そして伝手を辿って、今度は青柳麻美の祖母に会いに行く。曾孫までいる90歳の女性であるが、こちらも若作りである。そういう遺伝の家系なのか。

さて、麻美であるが、若い頃平田という悪い男と駆け落ちをしたことがあったらしい。だがうまくいかず、家に戻ってきて、また別の男と結婚した。その男との間にできたのが前述の娘さんである。

いろいろ話を聞いていて、どうも青柳麻美という女は多重人格なのではないか、という話になる。いろんな偽名を使っていたのは身分を偽るためではなく、本気で本人は自分はそういう存在なのだと思い込んでいるのではないかというのだ。

ところで、謙介と春海は割といい雰囲気である。春海は謙介を実家に連れていく。なんでも、春海の実の兄もケンスケという名前で、だけど故人であるらしい。そういう縁で親しみを感じていたとかなんとか。

さて、青柳麻美の行方はついに突き止められたかに思われた。しかしそのマンションに行ってみると、なんか郵便物がやたら溜まっていて、近隣の住民に聞くとエアコンがずっとついたままになっているのだという。春海は気付かないが、謙介が「これはやばい」ということに気付く。春海を外に残して、謙介は部屋の中に管理人とともに入っていく。

そして、死体が発見される。ここまでが1巻である。

漫画「ルームメイト」1巻の感想

ルームメイト(1巻)

さすがにこの段階で感想という感想はとくにはないが、いやほんとめまぐるしいことこの上のない作品である。

筆者は個人的にはアガサ・クリスティの王道ミステリィなどに親しんできた口であるのだが、現代のミステリーというのは実に驚くべきものだと思う。そう間を開けず、中・下巻もご紹介していくのでお待ちを。


ルームメイト(1巻)

ルームメイト

原作・著者武富健治 / 今邑彩
価格550円(税別)

『鈴木先生』の奇才・武富健治が挑むのは、今邑彩によるベストセラーミステリー『ルームメイト』(中公文庫刊)。大学生の春海は、下宿先を探す途中で京都から来たという麗子と出会う。勢いで「ルームメイト」となることになった二人だったが、あるとき麗子が失踪。春海は「ルームメイト」の正体を探るうちに、深い闇へと迷い込んでいく――

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