いじめるヤバイ奴【10巻ネタバレ】選挙編はいよいよ佳境へ!

いじめるヤバイ奴(10)

中村なん先生が描く漫画「いじめるヤバイ奴」最新刊となる第10巻をご紹介。10巻は103話~114話までが収録。

いよいよ矢場高と場井高の選挙戦は佳境へ。
徳光の悪政を阻止したい仲島達。とにかく徳光達よりも票を稼ごうと悪戦苦闘していく。

そして開票が行われて結果発表へ。
選挙戦の結果は意外な方向へ。そして場井高の悪である徳光に対して「あの人」のお仕置きが開始されようとしていく!?

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いじめるヤバイ奴

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いじめるヤバイ奴(9)

いじめるヤバイ奴【10巻】ネタバレ

いじめるヤバイ奴(10)

103話ネタバレ

場面は徳光の演説最中。

加藤はギリギリで間に合った事に安堵を覚える。そして、いじめ反対派である田中の最終演説がスタートしていく。

ちなみに加藤は完全体に戻る事ができた。いざとなれば田中の敵となる人間は黙らせるつもりでいた。それだけの力量も持っている加藤。そして仲島も加藤の身体が元へ戻った事に気付いていく。

仲島の隣には白咲さん。
彼が振り向いて加藤を見遣ると…。加藤の身体は再び縮んで弱々加藤になってしまう。まだ白咲の前では完全体を維持できなかったのだ。

田中の演説は終盤になるに連れて好感触となるが…。
最終的に徳光の一言で覆されてしまう。このままだと票のほとんどは徳光に持っていかれてしまう。

そんな時、仲島達の前に吹石が現れる。

『相談があるの!徳光に勝つための相談よ』

104話ネタバレ

吹石は徳光に勝つため、自身の票を仲島に託したいと打診していく。

『お前は会長にならなくていいのかよ…さっきの演説でも相当な意気込みがあっただろ?』

それでも徳光の企みは阻止したい吹石。メンバーの承諾も得た上で仲島に任せる事を伝えていく。仲島もありがたく吹石の票を獲得する事へ。そして投票開始のアナウンスが流れていく。

仲島達に科せられた課題。
それは開票作業が終わるまでに票の譲渡契約書にサインをする必要がある事であった。

徳光達の妨害を躱しながら選挙管理委員室まで吹石を届ける事が仲島達の使命へ。

一方、仲島を見張っていた徳光陣営。吹石の票を潰すため、動き出す決意を固めていく。

『これが正真正銘、奴らとの最後の戦いになるかな』

一方、仲島達も準備をしていざ、選挙管理委員室へ向かおうとしていく。

105話ネタバレ

仲島、白咲、吹石、黒宮、尾本、会長の6人で選挙管理委員室(以下、選管室)へと向かっていく。

ちなみに選管室までの道程は長く、樹海の中庭、迷いの廊下、音楽室前の暗黒廊下など一癖、二癖もある校内の難所が紹介されていく。

選管室に向かっている途中、まず会長が忽然と姿を消していく。トイレに行ったんだと呑気な仲島一向。樹海から出ると黒宮がいなくなっていた。

そして暗黒廊下。
真っ暗の廊下を横一列で手をつなぎ歩く一向。進行方向の一番右奥にいた尾本が襲われていく。

一方、職員室では青山が暴れ回らないよう先生に見張られていた。一瞬の隙をついて先生を背後から殴打して逃げ出していく。

106話ネタバレ

選管室へ向かうまでに残されたのは仲島、白咲、吹石の3人だけであった。消えた仲間を助けに行こうとする仲島だが…白咲のテレパシーでこのままス進む事を決意。

『結果を得るには何かを捨てることも必要なんだよ』

テレパシーで話し合っていると徳光が校内放送を響かせていく。徳光は仲島に対して降参を提案していく。しかし、拒否する仲島。

いよいよ徳光も本気の仲島潰しをスタートさせようとしていく。まずは切込み隊長である前川といった女子生徒を仲島へ仕向ける事へ。

前川が仲島の元へ向かう途中、廊下をルンルン気分出歩いていた青山と遭遇。

『あの~そこの方すいません、仲島見ませんでしたか?』

107話ネタバレ

仲島達は迷いの廊下へ足を向けていく。一方、前川と対峙した青山。前川が仲島を潰そうとしている事を知る。

『それじゃあ…私あなたを殺さないといけないわ』

女子二人のバトルが勃発。
しかし、武器を持っていなかった青山。反撃出来ず、前川の攻撃の防御に徹していく。

武道家である前川。
武術は本物で圧されていく青山。前川は奥義である三岐大蛇なる技を見せていく。

奥義で青山を仕留めるべく向かっていく前川。覚悟を決した表情をする青山。

『仲島アイラブユー』

青山は先程みた前川の奥義を完コピしていた。二人の三岐大蛇がぶつかり合っていく。勝者は青山であった。

一度も恋する事なく修行を頑張ってきた前川。それを聞いて恋をしなさいと伝えていく青山。同時に女心を取り戻していく前川であった。

『私、本当は普通の女の子らしく恋とかしてみたかったんだ』

108話ネタバレ

迷いの廊下では徳光グループの隠密奇襲担当である森田が仲島達を狙っていた。

スモークグレネードを投げて視界を奪う森田。彼は視界が悪くても感覚で動け、人の位置を把握する鍛錬をしていた。まずは吹石の背後に回って彼女を仕留めようと近づいていく。

金属棒で吹石を殴ろうとした瞬間…。

彼を止めたのは白咲さんであった。気配を消して白咲から仕留めることに変える森田。しかし、どこからともなく無数のアイスピックが飛んでくる。

白咲との圧倒的な実力差を感じて戦意喪失していく森田。

『うわぁぁぁ…お願いですから…もう刺さないで…』

煙が晴れるとアイスピックが刺さって血だらけの森田。テレパシーで白咲は仲島に指示を出していく。

『あんたがやったことにしなぁぁ~!』

一方、囚われていた会長や尾本のもとには緑田が訪れる。

『こんにちは、二人とも私と一緒に来てもらおうか』

109話ネタバレ

迷いの森を抜けて選管室前まで辿り着いた仲島達。行く手には徳光と側近となる川園。そして緑田がいた。

徳光は人質として会長、尾本の二人を見せしめにしていく。選挙辞退申請書にサインをしなければ彼女達をいじめていくと豪語。

『いや別に構わないぜ!』

余裕の仲島。
逆に徳光が二人を拷問してくれれば、イジメの動画をアップして票を流す事ができると考えていた。

しかし、徳光は二人をいじめる役目の任命を緑田に任せていく。緑田は後援会メンバーとして正式登録してないから彼女に任せれば選挙違反にはならないと。

しかし、これは嘘であった。
徳光は必ず仲島の優しさが先行して緑田に人をいじめさせようにすると見込んでいたのだ。目論見通り、緑田に人をいじめて欲しくない仲島。降参を意思を伝えていく。

ジジジ!
徳光の背後から鈍い音が聞こえる。

『は?』

驚く徳光。
緑田は持っていたスタンガンで川園を気絶。さらに会長と尾本の拘束を解いていく。大目玉を食らう徳光。

『もうほんとずっと演技してるのすごく大変だったんだから』

緑田の仕上げは最後に怒り狂う徳光からイジメてもらって仲島が助けてくれるシナリオを完成させるだけ。

『悪くて愚かな徳光くん…私をいじめる時間だぞ』

110話ネタバレ

緑田を人質に取る徳光。
徳光のイジメが緑田を襲っていく。

『いいぞ、もっといじめろ!もっと…もっと』

耐性が付きまくっている緑田。
徳光のイジメでまったく満足が出来なかった。逆に緑田へ恐怖を感じていく徳光。

得体の知れない彼女に対して徳光は机で緑田の頭部を渾身の力で殴打していく。

『え?嘘だ…いまので無事なはずがない…』

徳光の中で緑田に対しする恐怖が増幅。彼は逃げ出していく事へ。あっさりと選管室へ辿りついた仲島達。

取り敢えず緑田が心配になったの彼女を追う。すると廊下で倒れていたのは徳光であった。笑いながら立ち上がる徳光。

『おらクソ愚民共がよくも俺にたてついてくれたなぁ?』

様子が変わっていた徳光。
側近の川園が説明していく。今の彼はもうひとつの人格である霧矢だと。

111話ネタバレ

人格が変わってイキリ散らかす徳光。
彼は戦闘能力も格段に上がっていた。ナイフを投げられた事すら気付かない仲島。間一髪で白咲が助けていく。

徳光霧矢を説明する川園。
今の彼は徳光陣営の中で最も強い。そして彼が強いからこそ、皆が徳光に従っていくと語る。

霧矢に飛びかかる緑田。
ナイフを投げられても彼女には効かなかった。すると霧矢は口笛を吹く。徳光に心酔する生徒達が続々と集まっていく。そして洗脳されている生徒達に緑田を襲うように指示を出していく。

絶対的な自信を見せつけていく霧矢。

『お前らの票が合わさったところで俺の票を上回ることは絶対にない』

112話ネタバレ

開票作業が終わって結果発表が近づいていく。洋式トイレで隣同士になる仲島と霧矢。壁一枚を隔てて火花を散らしていく。

トイレから出てくると霧矢は生徒会長になったら、まず初めにやる事を仲島に伝えていく。それは特注したイジメ装置の中に仲島を入れる事であった。

そして運命の時間。
二人は結果が発表される体育館へ入場していく。アナウンスが流れていく。

『見事、会長に選ばれたのは………田中浩太くんです!』

予想外の結果に焦る霧矢。
一方、結果を確信していた仲島はニヤリと笑みを浮かべていく。

113話ネタバレ

田中当選のカラクリを霧矢に説明していく仲島。
彼は自分の持っている票を全て田中に移譲したと説明していく。徳光を会長にさせないで欲しいといった一念を託されていた仲島は会長を田中に委ねていく事へ。

しかし、それでも結果はおかしいと主張する霧矢。

何故なら矢場高生は徳光がイジメて100人が欠席。場井高生の票は全部が自分に入っているから負けるはずはないと訴えていく。

その部分に関して仲島は霧矢へ伝える。

『田中の最終演説聞いてなかったのかよ』

場井高生の中から田中へ投票した者が続々と挙手していく。少なくとも50名はいた。彼らはいじめを受けており、田中が助けていた場井高生の生徒達であった。

仲島は自分達が小手先の票集めをしている最中、田中だけは弱者に寄り添っていた事を知っていた。

『もし俺がいじめられっ子だったら、あんな馬鹿みたいな正義ヤローはどんなに頼もしいだろうと思ったんだ』

負けを認めたくない霧矢。
彼は田中達にいじめを助ける力はないことを証明して慈悲深さを植え付けて、不正をでっちあげて再投票を行わせようと企んでいく。

自分の目論見を実行していく霧矢。
霧矢が裏切った生徒に襲いかかっていく。

『このいじめも止めてみせてくれるということかな!?』

この場でイジメをして田中に助ける力がない事を証明しようと目論む霧矢。余裕の仲島。彼は知っていた。必ず田中は生徒を助けると。

『心配しなくても新選組は絶対に君らを守るよ』

霧矢の持つナイフを片手で止める田中。場井高の生徒を守っていく。

114話ネタバレ

苛立つ霧矢。
口笛を吹いて洗脳している生徒達に田中を襲わせようとしていく。仲島もここまで予想通り。ここからは加藤と岩瀬が参戦して洗脳された生徒達を止めると目論んでいた仲島。

しかし、加藤も岩瀬も負傷状態と変身が強制解除された状況であった。

洗脳生徒を止める術がない状況…。
すると体育館へ理事長が訪れる。理事長だけはまだ徳光が買収できていない人物であった。

理事長の前でいじめを見せるのは得策ではないと判断した霧矢。ここは引くことへ。そして生徒会長は田中に決定されていく。

その夜、霧矢は両親に相談。
理事長に金を掴ませておくように頼んでいく。会長へ返り咲く事を目論む狂気の霧矢。

夕食後、リビングから大きな音が聞こえて来る。霧矢が足を運ぶと両親が倒れていた。

『とにかく警察に連絡だ』

強盗だと思ってスマホに電源を入れると人影を察知する霧矢。ライトをつけて確認していく。

『私は仲島くんのいじめられっ子ですよ』

暗闇から白く輝く白咲さんが現れていく。

いじめるヤバイ奴【10巻】感想

いじめるヤバイ奴(10)

今回、何を隠そう田中が最も輝いており、格好良い!
正義のヒーローであるが頼りなさのあった田中。今巻ではその雰囲気が感じられず、人間としての成長が伺える内容になっている。

そして終盤で示唆される白咲さんの徳光に対するお仕置きスタート。次巻が楽しみである。

同時に次巻の11巻では物語の根幹へ迫っていく模様。何やら黒宮が怪しく蠢く様子!?名前に黒が入っているので何となく危険人物の雰囲気はしていた彼女。

どんな裏の顔を持っているのか。今後も楽しみな漫画である。興味が出た人は頻繁に1巻、2巻までが無料読みの対象などになっているので是非、チェックしてみて下さい!


いじめるヤバイ奴

いじめるヤバイ奴

原作・著者中村なん
価格462円(税込)

ただの「いじめ」ではありません。仲島は、クラスに君臨する「いじめっ子」。いじめの対象は儚げな女の子・白咲さん。暴虐の限りを尽くし、彼女は毎日いたぶられた。憑りつかれた様にいじめる仲島は、どこか狂っていた。──そう、狂っていたのだ。この「いじめ」の真相。仲島は、「いじめ」を強要されていた。いじめられっ子の白咲さんによって。加害者になるという未知の恐怖。悲劇とは、彼のことを言うのだろう。

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いじめるヤバイ奴【11巻ネタバレ】遂に佳境…過去の事件編へと足を踏み入れていく!

↓↓以下でいじめるヤバイ奴のネタバレをまとめています↓↓
いじめるヤバイ奴【ネタバレまとめ】最新巻から結末まで公開中!