大蛇に嫁いだ娘【26話~27話ネタバレ】好きなものが見つかって生きる糧へ!?

大蛇に嫁いだ娘

青年漫画「大蛇に嫁いだ娘」第26話~27話の見所や感想、ざっくりとした内容をご紹介!

26話は「僕の好きなもの」と言うエピソード。
時太郎がメインのエピソードになっており、友達が出来ない彼に「生きていく糧」が見つかる感動の物語が展開されていきます!

27話は「男と女」というエピソードが展開。
各キャラの複雑な心情や状況などが描かれていきます。またハツミが意外なキャラへ恋心を寄せる場面も有り。

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大蛇に嫁いだ娘【26話】ネタバレ

大蛇に嫁いだ娘

自分の居場所が見つからず、生きていく事に息苦しさを感じる時太郎。ミヨも時太郎、イナが寺に通い出してから笑顔が減ってしまった事を懸念。

大蛇は寺通いを止めさせる事を提案。それでもミヨは二人が今後、自分達の力だけで生き抜くには必要な事だと大蛇を説得。ミヨの気持ちを汲んだ大蛇。帰宅してきた時太郎と二人で話す事へ。

途中、イナも合流。
彼女は大蛇へウザ絡みしてくる「サナエ」を食べて欲しいと懇願。大蛇は自分の力でやり返す事を提案。時太郎にも同じ事を伝えていく。従わない人間は力でねじ伏せれば良いと脳筋思考の大蛇。

同じく脳筋であるイナは大蛇の提案に納得。しかし、知性派である時太郎は力で気に食わないものを始末する事をよく思っていなかった。

寺には通うが一人ぼっちの時太郎。
居たたまれず寺を出て、彼は寺の近くにあった蔵へ入っていく。そこで芸術的な絵を目にする。途中、和尚が蔵に来て絵の説明。絵に興味を示す時太郎は他の絵も見せていく。

暗くなるまでずっと絵を見ていた時太郎。心配になったミヨが寺へ来て時太郎を連れて帰る。帰宅した時太郎は自分自身で絵を書いてみようと筆を握る。

しかし、筆の扱いに慣れず…上手く行かない。そこで彼は自分の尻尾を筆代わりにして絵を書き始まる。深夜から朝になるまで描き続けて…ようやく納得の出来る作品が完成。

その日から時太郎は筆ではなく、尻尾で字を書くようになっていく。寺での勉強が終わって帰宅中。昨夜書いた絵を置いてきてしまった時太郎。寺へ戻ると和尚が絵を見ていた。

和尚は時太郎の描いた絵に感動。
蛇の尻尾ならではの筆使いが秀逸だと褒め称えていく。時太郎に絵の才能を見出した和尚。自分の画材道具を彼に託す事へ。和尚の一言が時太郎の心を満たしていく。

帰宅後、時太郎はミヨへ伝える。
友達はいないが寺に通うのは楽しいと。彼の中で絵を描く楽しさが芽生え…表情に活気が戻っていく。ここで第26話は終了。

大蛇に嫁いだ娘【27話】ネタバレ

大蛇に嫁いだ娘

冒頭はハツミと新村長である栄作の夜の営みから。
そして春祭りの時期に近づいてきて、栄作は気の重さを吐露。一方、ハツミは大蛇を恐れており大蛇には関わりたくない気持ちが明かされていきます。

場面は安憬へ。
過去のトラウマや大蛇に師匠を食われる悪夢を見て目覚めてしまう。心配になった和尚が安憬に駆け寄る。そして今の和尚の親友が安憬の師であった事が明かされる。

安憬は和尚へ大蛇に憎くないのか…悔しくないのかを問う。復讐は何も生まないので安憬へ前に進むべきだと諭す和尚。

村では春祭りの準備が着々と進んでいく。
新村長として仕事をする栄作へ村人の多くが信用や信頼を寄せていく。

イナは安憬と接触。
大蛇へ勝つため、日々鍛錬を欠かさない安憬。そんな彼へ鍛えても自分の父・大蛇には絶対に勝てないと伝えるイナであった。しかし、安憬は絶対に大蛇討伐を諦めない事をイナへ伝えていく。

イナと入れ違いでハツミが娘のサナエを迎えに訪れる。安憬と会話する中、彼が大蛇討伐を心から望んでいる事を知ってハツミの心が揺れ動いていく。

ハツミの脳裏には栄作よりも安憬が過るようになる。
そして春祭り当日。栄作やハツミは大蛇へ供え物。ミヨが崇められるような立ち位置にいる事が気に食わないハツミ。

そんな中、安憬が大蛇を討伐しようと奇襲をかけてくる。奇襲は失敗に終わり、安憬は村人から厄介者扱いされる事へ。面倒事を起こす安憬へ村人達の怒りの矛先が向かう。そんな安憬を庇うのがハツミ。

彼の負った傷を治す中、安憬への想いが溢れ、唇を奪うハツミ。しかし、安憬は過去のトラウマが蘇ってハツミを拒絶すると同時に嘔吐。安憬の信じられない行動にショックだったハツミはその場から立ち去っていく。

一方、二人の様子を陰に隠れて見ていたイナ。さらに安憬のもとへ栄作が現れる。安憬を介抱しつつ…栄作へ接触するイナ。彼はハツミは悪くなく悩みが多いだけだと伝え、いつか自分に振り向いてくれるように頑張る事を説明。

大人の複雑な事情を前にするイナ。同時にイナはどうして安憬がそこまで父・大蛇を憎むのか気になっていく。ここで第27話は終了。

大蛇に嫁いだ娘【26話~27話】感想

大蛇に嫁いだ娘

26話の感想は…生活に息苦しさを感じていた時太郎に息が吹き返す内容でした!

「絵」といった生きる糧を見つけた彼がどんな人生を歩んでいくのか楽しみですね。有名な画伯になったりして(笑)

また今回で時太郎はイナ、大蛇とは違いミヨに近い心の持ち主である事が判明。イナと時太郎の成長も本当に楽しみにさせてくれる漫画です!

27話の感想は…ハツミ、栄作、安憬の関係性が複雑へ。
また安憬が悪夢にうなされる事情の一つに大蛇に師を奪われた事以外、もう一つのトラウマがある事も発覚。

安憬とハツミの関係、大蛇と安憬の終わりなき戦いの結末など、今後の展開も楽しみ。またイナは安憬が大蛇を憎む理由を知り得た時に何を思うのか…。まだまだ見所沢山の漫画で非常に楽しめる作品です!


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大蛇に嫁いだ娘

原作・著者フシアシクモ
価格合冊版:792円(税込)分冊版:1冊99円~

「傷モノの娘だ。ちょうどよい」そう言われ、山の主である大蛇のもとに供物として嫁いだ少女ミヨ。喰われるのではないかと怯えるミヨだったが、大蛇は夫婦になれたことを喜んでいる様子。しかし、大蛇の愛情表現は人間のそれとは大きく異なり――異種族ゆえのすれ違いを耽美な筆致で描く、ピュアな異類婚姻譚。

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