漫画「ブルータル 殺人警官の告白」は原作:古賀慶先生、作画:伊澤了先生のタッグで描かれる作品。大ヒット漫画になった「トレース 科捜研法医研究員の追想」のスピンオフ作品である。
私は古賀慶先生の「トレース 科捜研法医研究員の追想」を読んだ事がないのだが、十分に楽しめる作品に仕上がっている。かなりグロい描写満載となっているのでグロ耐性がない方は注意である。そしてこの漫画の主人公は殺人警官である壇浩輝(だんひろき)である。
悪人に対して死刑を超える私刑を与えるドス黒い究極サスペンス漫画に仕上がっています!グロ漫画好きならチェックしておいて損なし!
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ブルータル 殺人警察官の告白【1巻ネタバレ】
1巻では1話から4話が収録されています。各事件毎にエピソードが完結していく形式。ここでは1巻に収録されている1話~4話を内容を見所などをピックアップしてご紹介していきます!
1話ネタバレ
冒頭、一人の少年が死体に虫の湧いた部屋にいる。切断された死体の腕を眺めたり、匂いを嗅いだり、そして20年後に一気に飛躍していく。警察署内では捜査第一課・壇浩輝(だんひろき)に賞状が送られていた。
昼休みの最中、情報番組にて20年前、3歳と4歳の少女を殺害した当時16歳の犯人が出演を果たす。懲役18年の刑期を終えて出所した彼は自伝を出版するとテレビをあげて盛り上がっていく。
ガラスの追盾があり顔が見れないようになっている中、泣き崩れて懺悔していく自称「殺人宅配便」と名乗っていた男。
そんなドキュメンタリーな場面を見ながら目尻がピクピクと痙攣を起こしていく壇。
『あんな事ができるのは化け物だけだ』
当時、鑑識にいて事件に関わったベテラン刑事が当時の状況を明かしていく。そして1週間後。自称「殺人宅配便」こと財前善行(ざいぜんよしゆき)は出版社の人間と打ち合わせ。
テレビでの懺悔は全て演技であり、まったく反省の色を見せていない財前。出版社の担当も手に負えない問題児であった。そんな中、どこから情報が漏れたのか…財前の自宅前にはマスコミが殺到。家に帰れない財前。取り敢えず路地裏で一服。
そんな彼に近づきスタンガンで気絶させる壇。
彼は財前を保有する山の別荘地へと拉致して拘束していく。ここから彼の死刑を超える私刑が執行されていく。
チェーンソーを手に持ち、財前の四肢を切断。
連続殺人犯すら恐れる壇の狂気…。『その絶望が見たかった』財前の顔を見てご満悦の表情を浮かべていく壇。
最後は窯にて財前の死体を燃やして証拠隠滅を図っていく。
2話ネタバレ
泰乃(やすの)といった女性が大学生の男達に犯されていく。酔い潰れているのか…抵抗も出来ず男達の思うがままにされていく泰乃。
捜査第一課の巡査長・間宮涼はコーヒー片手に屋上へ上ると先客、壇がいた。壇の鋭い指摘に悩みを打ち明けていく間宮。彼女の後輩であった泰乃から相談を受けていたのだ。男達の非道なやり口が描かれていく。
間宮から話を聞いて目尻がピクピクと反応する壇。
一方、泰乃は弁護士・丸山と対面していた。『池脇さんからあなたへのお見舞金です』弁護士が大金を手渡して被害届を取り下げて欲しいと泰乃にお願いしていく。
拒否する泰乃であったが用意周到な丸山。犯された夜の動画を持ってきており「同意の上で行われた行為」である事を主張。このまま被害届けを取り下げなければ裁判で多くの人がこの映像を見る事になると脅し。
権力に屈するしかなかった泰乃。
3話ネタバレ
2話で出てきた池脇達の組織が明かされる。
青山太一は学生ローンでお金を借りて池脇に会費を渡していく。太一は元々、陰キャで冴えない大学生であったが池脇に誘われた「M・O・T」なるサークルに入会。
女を知って垢抜けた大学生へと変身していく。
そしてM・O・Tの活動はイベント事など多岐にわたるがメインは只のヤリ目的のサークルであった。その頂点に君臨していたのが池脇照といった男だった。
『同じ穴をシェア、楽しい事をシェア、それがM・O・T』
池脇に心酔していく太一。
そんな中、太一は本当に好きな女性が出来る。同じバイト先の奥村といった女性であった。交際へ発展する二人。
そして太一はM・O・Tから退会する事を決意。池脇に話を通して退会金の13万も用意。池脇もあっさりと太一の退会を受理していく。
そんなある日の夜、奥村と一緒に帰っていると突然、ワンボックスカーが止まり、複数の男が降りてきて太一に暴行。二人は車両に乗せられて奥村は陵辱されていく。
車両の助手席には池脇の姿。『楽しい事はシェアしないと…ね♡青山』
4話ネタバレ
間宮に被害届けを取り下げる事を伝える泰乃。再び署の屋上にて壇に事の経緯を相談していく間宮。壇も池脇照といった男の素性を独自に調べており、判明した事を間宮に教えていく。
池脇が自由奔放に幅を利かせられる理由は彼の父親であった。有名大企業のトップで政界にも顔が利く。甘やかされて育った池脇は何かあれば父親の権力を利用して事件を揉み消していたのだ。
M・O・Tメンバーは池脇の所有するマンションの一室にて太一の彼女を犯した時の映像を鑑賞していた。池脇の隣には太一の姿もあった。
外道過ぎるM・O・Tメンバー達。
映像を見ながら大笑いしていく。
『青山ぁ…俺を裏切ったらどうなるかわかった?また次やったら動画ネットにあげるから』
解放された太一。
彼女の奥村へ連絡するが自殺未遂した事を知る。何かが吹っ切れた青山。会費の納品と称して再び池脇のいるマンションに戻っていく。
一方、池脇には見知らぬアドレスからメール。「ベランダに出て下さい」といった内容であった。池脇がベランダに出ると同時に部屋に入ってくる太一。
彼は斧を準備しており、M・O・Tメンバーに切りつけていく。ベランダに出ていた池脇は仕切板を破壊して隣へ逃げ込む。そこで待っていたのが壇であった。スタンガンで眠らせて池脇を山の別荘へ。
再び壇と死刑を超えた私刑が開始されていく。本当にエグいので是非、漫画で見て欲しい(笑)その後、池脇の絶望の顔を接写してご満悦になる壇。
池脇、M・O・Tの悪行が夜に知られていき、このエピソードは終わりを告げていく。
ブルータル 殺人警察官の告白【1巻の感想】
相当なグロエグ漫画である。
渡邊ダイスケ先生が描くグロエグ漫画「善悪の屑」と同等レベルであろうか。キャラクターに関してはこっちのが狂っている(笑)
ただ、どうしようもないクズ人間が壇に淘汰されていくので個人的に、壇の狂気っぷりはヤバいが痛快な作品であった。壇の抹殺対象になる人間は読んでいると…。
『壇さん…もう思う存分殺ってくれよ…』
本気でそう思ってしまう程のクズ連中である。まさに狂った正義が爆発する純黒のサスペンス漫画。グロエグ漫画好きな人は是非、お勧めしたい漫画です!
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