松林頂先生が描く新感覚ゾンビ漫画「ゾンビバット」2巻の配信がスタート。かなり異色なゾンビモノ漫画である今作。2巻ではヒミコ、ワンコといった二人の主人公の立ち位置や方向性が明確になってきて、いよいよ本編に突入するのか…といった展開が示されていきます。
独特な雰囲気で進む他と一線を画すゾンビ漫画。
希望のない終末世界で物語は淡々と進み、主人公二人の考えが相反しており、ジワジワと面白味を感じさせてくれる作品。ただゾンビをぶっ倒していく漫画よりゾンビ世界でも人間らしさが色濃く出ている漫画を好みたい方にはピッタリ!
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
漫画「ゾンビバット」2巻ネタバレ
1巻の最後でワンコのゾンビ化した母親に指先を食いちぎられてしまったヒミコ…。隊長の咄嗟の判断で右手首を切断される事に…。大量の出血で気を失うヒミコは倒れゆく意識の中で母親の愛情、思い出を振り返っていきます。
二人の相反する方向性が示される!?
母親を殺されて怒り狂うワンコ。止血も終わり意識を取り戻していくヒミコ。
母親を殺した女子高生と母親を守ろうとした女性の意見が対立していきます。そしてワンコの思想からようやく「自分」といったモノを理解するヒミコ。自分が進むべき道が明確になった模様。
ヒミコの今後の目的は今まで通りゾンビをぶっ倒すイカれ女子高生。新たに出来た目的はヒミコと正反対の考えを持つワンコの生き様を見守る事。そして悪意と混沌が入り交じる世界でワンコの思い描く世界が崩れる所を傍でみたいとイカれた発言をして再び大量のゾンビが徘徊する外へ去っていきます。
終末世界でも愛を肯定して世界を愛すると決意するワンコ。ヒミコが去った後、5日間寝込むことに。
目覚めると隊長とオギがワンコの看病をしており、隊長はワンコから拝借したポケットラジオにてゾンビ化感染の答えと治療法を知る人物がいる可能性を示唆していきます。
ワンコに迫る驚異が登場…!?
もしかしたらワンコのゾンビ化した母親を救えるかもしれない…そんな情報を手に入れたワンコや隊長達。
行方不明になったヒミコを残し、ワンコ・隊長・オギの3人でラジオ発信者がいる総合病院まで足を運んで見る決意を示していきます。
一方、大量のゾンビに立ち向かっていたヒミコ。彼女は謎の女子高生軍団に保護されていました。謎の女子高生軍団はヒミコの事を知っており崇拝している様子。
そしてヒミコの切断された右手を見て「傷つけた奴いるならグッチャグチャにしちゃおうね」と危ないセリフを吐いて2巻は幕引きとなります。
漫画「ゾンビバット」2巻の感想
終末世界を憎むヒミコ…愛する事を決意するワンコ…相反する二人は別々の道を模索していく事に。そしてワンコはゾンビ化した母親を人間に戻す旅へ。
かなり独特な世界観。そして2巻まで序章のような感じ。
ようやく主人公二人の方向性が示されて次巻から本編開始といった印象です。次巻予告にありましたが次は謎の女子高生軍団がワンコの前に立ちはだかる模様。
淡々と終末世界を生きる人間達の背景が説明されてきた1巻〜2巻。次巻で大きな展開が巻き起こりそうなので期待。逆に次巻の展開次第で評価が大きく変わりそうな漫画にもなっています。
家族めぐる攻防×独特なゾンビ世界観を持つ作品。かなり好き嫌いの分かれる作品だと思いますが試し読みも可能です。興味が出た人は是非、チェックしてみてください!
ゾンビバット
「ゾンビパンデミックから4カ月、私はひたすら――ゾンビを殴っている」。セーラー服を着て、バットでゾンビをなぎ倒す女子高生・ヒミコ。ガスマスク装備の仲間と共に、セーフゾーンを確保しようとしているとき、彼女はゾンビになってしまった母親を匿う、ひとりの少女に遭遇する。壊れた世界で生きるための、正しい選択とは――? 歪で鮮やかな、世界の終わりにある青春。女子高生×ゾンビ 終末サバイバルアクション!!
この漫画は電子書籍ストア「eBookJapan」にて無料試し読み可能!独特な世界観を持った終末ゾンビサバイバル漫画の登場です!
今すぐ試し読みする