漫画「わたしの幸せな結婚」分冊版の第19話をご紹介！
清霞の姉である葉月から淑女のレッスンが本格的に開始していく美世。当面の目的は2ヶ月後のパーティーへ参加する事。
そんな中、顔色が良くない美世を心配する清霞。
実は深夜…寝ている美世が悪夢にうなされていることを知っていた。美世にまとわりつく邪悪な異能の気配。彼女の力の覚醒前兆なのか…それとも彼女を狙う者の異能なのか…。
不穏が美世を襲っていきます！
わたしの幸せな結婚【19話】ネタバレ
清霞の姉である葉月から淑女としての勉強を習う事になる美世。葉月は女学校を卒業しており、幼い頃から習い事も沢山してきたので基本は教えられると伝えていく。
しかし、葉月には少し不安があった。
『私は一度結婚に失敗している身よ…それに小姑なんて煩わしいでしょう？』
美世はそんな事は気にしないと伝える。良い子過ぎて美世に抱きついていく葉月であった。そして清霞に美世を持ち帰っても良いか尋ねる。
当然、駄目だと伝える清霞。
『あなたが寂しくなってしまうものね…』
親しげに姉弟でやり取りする二人を見て美世は思う…。二人が仲良くしていると寂しい気持ちになってしまう事を…。何故こんな気持になるのか自問自答する美世であった。
『美世…どうかしたか？』
ボーッとしていた美世に声をかける清霞。最近、よく美世の体調を心配する清霞であった。大丈夫だと伝えて安心させていく美世。
葉月が目標を設定していく。
『二ヶ月後にちょうどいいパーティーがあるので…私も清霞も招待されているから一緒に参加してみましょう』
呆然とする美世。
わずか二ヶ月で礼儀作法などを覚えられるか不安であった。堅苦しいパーティーではないので大丈夫だと安心させる葉月。
清霞も美世の背中を押す。
『わかりました！パーティーに出させてください』
決心する美世。
この日は挨拶だけして葉月は帰宅していく。美世は葉月の貸してくれた教本で勉強を開始。
一方で清霞は美世を心配。
何故なら彼女があまり夜に眠れていない事を知っていたからである。取り敢えず様子見する事へ。
その日の深夜。
清霞が目覚める。そして美世の寝ている部屋に向かっていく。その理由は美世から発せられる異能の気配だったのだ。
『これは美世自身の異能の力なのか…あるいは薄刃家の者の仕業なのか…』
清霞自身も異能がどちらなのか判断がつかなかった。
そして寝苦しそうにしている美世の手を繋ぐ。すると苦しそうな表情から安堵の表情へ変わる美世であった。
『今はこれくらいしかしてやれることはない…』
翌朝目覚める美世。
彼女は悪夢を見ていた。斎森家で虐げられていた記憶…さらに化け物などの追いかけられる夢など…周辺の人間に不幸が訪れるような夢も見て辛い時もあった美世。
しかし、気持ちを切り替えて日常の生活を送っていく。
暇ができれば淑女になる為の勉強。しかし、勉強していくほど…自分は清霞に相応しい妻になれるのか不安が広がっていく。
『いけない…旦那様にお願いして決めたことなのだから…精一杯頑張らなくては』
そして葉月が訪れてレッスン開始。
小さい頃に基本的な立ち振舞は身につけていた美世。まったく淑女としての身のこなしが出来ない訳ではなかった。健気な発言をする彼女に抱きつく葉月。
『そうだわ…あのね美世ちゃん…私のことはできればお義姉さんって呼んで欲しいの』
脳裏に蘇る香耶の記憶。
美世にとって「おねえさん、おねえさま」といった言葉は香耶を連想させてしまうワードであった。
同時に気づく。
葉月と清霞が親しげにやり取りしていた時に感じた寂しい気持ちは幸せな家族への羨望だったんだと。
どこまでいっても美世に優しい葉月。かしこまらず気軽にお義姉さんと呼んで欲しいと。しかし、やはり言葉を発しようとすると香耶が思い浮かんで口に詰まってしまう。
『すみません…あの…今は葉月さんとお呼びしても…いいでしょうか』
『ええ、いいわよ』
にこやかな笑顔で返す葉月。一歩前進したと喜ぶ。そして葉月も清霞と同じように優しい人だと改めて思う美世であった。ここで第19話は終了。
わたしの幸せな結婚【19話】感想
淑女としての勉強を開始していく美世。しかし、前途多難な様子。さらに美世を締め付けていく異能の気配。
力が覚醒する前兆なのか…それとも彼女は監視されているのか…。どちらにしても美世が異能を覚醒すれば脅威になりそうな雰囲気を醸し出しています。
そして明るく陽キャ雰囲気がナイスキャラな印象を与える葉月。美世は彼女を「お義姉さん」と呼べる日は来るのか…。
ジワジワと不穏も押し寄せていくファンタジーラブストーリーサスペンス。可憐な絵柄とは対照的に重厚なストーリーを楽しめる漫画なのでオススメですよ！気になった人は是非☆彡
わたしの幸せな結婚【分冊版】
異能の家系に生まれながら、その能力を受け継がなかった娘、斎森美世。能力を開花させた異母妹に使用人のように扱われていた。親にも愛されず、誰にも必要とされない娘。唯一の味方だった幼馴染も異母妹と結婚し家を継ぐことに。邪魔者になった美世は冷酷無慈悲と噂される久堂家に嫁ぐことに…。
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