対ありでした~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~【ネタバレ感想】格ゲーマー必須の漫画!

対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~

最近、ネット上というかツイッターで、マイナーメジャー的に話題になりよく対比などもされている二つの作品がある。

テーマはいずれも「eゲームをするお嬢様」。もう片方についてはここでは名前は出さないが、その片割れがこれ、『対ありでした。~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~』である。

対ありでした~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~【あらすじ】

突き詰めるとあらすじはたった一言に収まる。

「お嬢様が、格闘ゲームをする」のである。

タイトルに偽りあり。ゲームは架空のゲームのようだが、まあたぶんぱっと見で筆者に理解できる範囲ではモデルはストリートファイターシリーズあたりのようだ。

対ありでした~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~【ネタバレ】

対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~

舞台は全寮制の女子校の高等部。要するに、お嬢様学校というやつである。主人公・綾と、隠れ格ゲーマニアの白百合はいずれも高等部から入ってきた外部生らしいが、まあそんな設定はそんなに重要ではない。

ある日、綾は史料室というあまり使われていなそうな部屋で、白百合が通信対戦(つまりe)格闘ゲームに興じて熱を上げているところを見つけてしまう。この場面が、なんというか勢いがありすぎてシュールギャグの域に達している。

ちょっと長いが、これを紹介しないとこの作品を理解できないと思うので、忠実に引用しよう。

「オイオイオイど~~~した糞雑魚ッ!!!勝ち確煽りかました相手に逆2タテ喰らって今どんな気分!!?ど~~~して弱いのにイキリ屈伸しちゃうのかなァ!!!教えてよねェ!!!」

以上、学内では「白百合さま」と呼ばれる容姿端麗の、白百合のごときお嬢様の、格闘ゲームに勝って相手を煽っての咆哮である。

白百合さまはお嬢様オーラバリバリのたいそうな美少女で、綾は女同士だというのにドキドキしてしまうほどなのだが、こういう一面を隠しているわけである。

さて、最初は「このことは教師たちにはご内密に」みたいに哀願された綾であるが、速攻で自分も格ゲーオタクであるということが(指のタコから)バレてしまい、対戦を要求される。拒否したら泣かれた。やりたくない理由を説明してやったら、キレられた。

要するに、白百合は子供なのだ、と綾は思う。この学校、ゲームが校則で禁止でバレたら退学まであるのだが、結局勝負することになる。

対戦してみると、まあ率直に言えば綾の方が強かった。経験の差である。だが、「勝利」に対する熱情がすさまじく、油断のならない相手ではあった。ムラっ気が多くて、負けるときはあっさりと負けるのだが。

結局、寮で相部屋の子に口裏を合わせてもらって(盛大にあらぬ方向に誤解を受けながら)白百合の部屋に泊まって五本先取の真剣勝負に臨むことになるのだが、4対4のフルカウントから最終的には綾が勝った。綾は、白百合を圧倒的にねじ伏せて互いの関係はそれきりにしようと考えていたのだが、結局のところギリで勝てたのがうれしくて自分も絶叫してしまう。

翌日。また対戦をせがまれるのだが、見違えてうまくなっていた。練習する場所もないだろうに、どうやって? と問うと、脳内でイメトレしたという。

「対ありでした!」と爽やかに笑いあったところで、二巻へと続く。

対ありでした~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~【感想】

対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~

ゲーム漫画かと思ったらシュールギャグ。シュールギャグかと思ったら百合。百合かと思ったらシュールギャグ。そんな漫画である。

絵は綺麗め、でかつシュール、というのを狙っているようなところはあるのだが、そんなにはっきりとそこのコントラストを浮き上がらせている感じではない。

それより百合色が結構強い(ネタバレで説明しなかった、細かいユリユリしたシーンもいろいろある)。なんというか、インパクトの強い漫画なのは確かである。


対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~

対ありでした。~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~

原作・著者江島絵理
価格630円(税別)

お嬢さま学校に入学した綾は袋ラーメンを愛する庶民。そんな彼女は校内一のお嬢さま「白百合さま」に憧れる。ある日彼女は、「白百合さま」が対戦格闘ゲームに熱く興じているところを目撃する。学内で格ゲーをしていることを口止めされた綾だったが、格ゲー特有のタコで経験者だとバレてしまう。「白百合さま」は綾との対戦を望むのであった。お嬢さまたちの熱き格ゲーの幕開け!

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