『ウマ娘 シンデレラグレイ』をご紹介する。現在2巻まで出ており、3巻が5月に発売予定となっている作品である。
ウマ娘シンデレラグレイ【1巻】あらすじ
“ウマ娘”というものの存在する世界。
ところは岐阜県笠松町、時は……よくわからない(明確には決められていないらしい)。笠松は地方競馬の行われている町であり、地味かつ小規模ながらもウマ娘たちがレースにしのぎを削っていた。
そこに、キラ星の如くに現れた新星があった。今は知らぬ人もないその名を――オグリキャップ、という。
ウマ娘シンデレラグレイ【1巻】ネタバレ
ウマ娘ってなに?って話にならざるを得ないのだが、要するに美少女化された実在の競走馬たちのことである(本物のオグリキャップはオス)。これ以上はここでは説明し切れないので、アニメやゲーム(があるのだ)の公式サイトなどを参照してほしい。
さて、笠松競馬場は衰退していた。スターとなる馬がいないのである。北原という一人のトレーナーが、それを嘆いていた。
だが、その年の新駒たちの中に、素晴らしい才能の片燐を見せるウマ娘がいた。彼女は「オグリキャップ」と名乗った。
北原はオグリを自分のチーム(といっても、ほかに誰もいない)に誘い、オグリは友人になったばかりのベルノライトとともに、北原のチームに入ることにする。
だが、まもなく迎えたデビュー戦で、オグリはフジマサマーチというウマ娘に負けた。実力で劣っていたからではない。オグリは貧乏なので、靴がボロボロだったのである。ウマ娘用品店の娘でそういう目は効くベルノの見立てで靴を買い、さらに迎えた二戦目でオグリは快勝する。
フジマサマーチというウマ娘は負けん気の強いタイプで、夢は「東海ダービー」を制することであった。東海地区のウマ娘たちの頂点を決める、地方レースでは格の高いレースである。一方、オグリキャップにはそういうのはない。
実は生まれたときには足に障害を負っていたので、「ただ走れるだけで嬉しい」という動機で走っている。
しかしフジマサマーチに「ジュニアクラウン(レースの名前だと思われる)でももう一度勝負だ」と宣戦布告されたオグリは、とりあえず「貴様には負けん」とやり返すのであった。
最後のあたりのシーン、中央競馬のウマ娘であるタマモクロス(ゲームで、オグリの友人かつライバルとして登場するキャラクター)の姿を少し描いて、次巻に続く、となる。
ウマ娘シンデレラグレイ【1巻】感想
えー。『ウマ娘』が流行っているのである。といってもこの漫画のことではなく、スマホアプリ(PC版もあるけど)『ウマ娘 プリティーダービー』のことであるが、怒涛の勢いで流行っているのである。先の3月一か月の売り上げ、約130億円だそうな。
筆者もご他聞に漏れずドはまり中であり、そういうわけなので、当然メディアミックス展開のひとつくらいあるだろうと(※ウマ娘はアニメが先行して放映されている)、探してみたら見つかったのがこの『ウマ娘 シンデレラグレイ』だというわけだ。
アニメは未チェックなのだが、オグリキャップの育成シナリオ(メインストーリーのようなもの)はクリア済みである。だから知っているが、『プリティダービー』ではオグリの笠松時代のことはあまり描かれていない。匂わす程度である。
だが一応史実を調べたので知っているが、この作品はかなり忠実に、ウマ娘という装いを借りて、『名馬オグリキャップ伝』をやっている。生まれたばかりの頃に足が悪かったとか、実はデビュー戦で負けているとか、だいたい本当のことなのである。
とりあえず、2巻をまだ読んでいない。はやめに2巻のレビューも仕上げてご紹介しようと思うので、お楽しみに。
ウマ娘 シンデレラグレイ
寂れたカサマツの地に現れた、ひとりの灰被りの少女。後に“怪物”と呼ばれるその少女は、どこを目指して疾るのか――。地方から中央の伝説へ。青春“駆ける”シンデレラストーリー、遂に出走!!
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