漫画「潜熱」ネタバレ感想!モノホン893とラブロマンスが繰り広げられる!?

潜熱

もともと読み切りとして描かれたものを、好評だったんで続きを書き足して一つの作品に……という経緯で世に出た作品。らしい。全3巻。ちなみに筆者は全巻読了済みである。

漫画「潜熱」あらすじ

端的に言うと、おじさん好きな女子大生と、若い娘が好きなヤクザのおじさんのラブロマンスの作品である。なお、この手の漫画によくある「ヤクザっぽいけどそうとは明言されてない」あるいは「ヤクザっぽかったけど実はそうではない人だった」というオチになるパターンではなく、主人公・瑠璃が好きになってしまう相手・逆瀬川(のせがわ)は本物のヤクザである。

一話部分は読み切りとして成立しているので、その部分だけまずは切り取って紹介してみよう。

岡崎瑠璃は大学一年生、生まれて初めてのバイトでコンビニの店員をやっている。そこに来る常連客の中に、「6ミリを二個」と言って注文する中年男がいた。これが逆瀬川である。初めてその注文を受けたときは「どの6ミリ……」と聞き返しそうになってしまう瑠璃であったが、店長だか先輩だかから「6ミリで一番売れるのはこの銘柄だから覚えておいて」みたいなことを言われる。

またある日、逆瀬川は割り込みをした他の客を蹴り飛ばし、瑠璃から「6ミリ」二個を受け取る。そして、今日は聞き返さなかった、ということで瑠璃を褒めた。これがきっかけで瑠璃は逆瀬川のことが気になるようになってしまう。

また後日。豪雨の中、退店する間際に逆瀬川の姿を見かけた瑠璃は、店の前で待ち伏せをして、逆瀬川に声をかける。「ナンパ」である。ヤクザの中年男をだ。

で、逆瀬川の車(若いのが運転手をやっている)で送ってもらうことになる。その車の中で、逆瀬川に勧められて煙草を吸ってみようとする瑠璃だが、うっかり下に落としてしまう。火傷をしたかと思ったが、瑠璃が吸い慣れていないので火はついていなかった。別れ際、逆瀬川の吸いさしを渡され、初めての一服。家に帰って、これまでの展開を思い返して「うきゅー」となる瑠璃であった。

漫画「潜熱」ネタバレ

とまあ、ここまでで終わっていたら切ない話だったのだが、逆瀬川と瑠璃の関係は(多分、連載化されたので)どんどん続いていくことになる。まず、携帯を車の中に落としていたとかで、逆瀬川の事務所(でかい事務所ではなく集合住宅の一室だが、いわゆる組事務所)に尋ねていく。で、逆瀬川は瑠璃に自分の携帯番号を渡す。瑠璃はその場で逆瀬川のケータイに電話を入れて(つまり自分の番号も教えて)帰っていく。

帰って行ったところで、むしろ逆瀬川の方が逆に組の子分たちから心配されている。「変な子ですね」「後ろから刺されたりしませんか?」などと。

逆瀬川は「それも面白いんじゃないか」などと言い出す。子分にはたしなめられるが。

一方、瑠璃。友達と「好きな人ができた」みたいな話をしてキャーキャー盛り上がっていたら、そのカフェに逆瀬川が現れる。店でトラブルがあったので解決しに来たのである。元締めヤクザとして。という流れで友人に、ヤクザと目下恋愛中であることを知られてしまう瑠璃、当然ながら止められる。

ちなみに逆瀬川の息子なんていう人間も現れて、そいつにまで止められる。父親と仲がいいわけではないので、逆瀬川にシメられるのだが。

関係は波乱を含みつつも進展していき、巻末ではとうとう瑠璃から逆瀬川に告白をしてしまう。1巻はだいたいそんな感じである。

漫画「潜熱」感想

潜熱

危険な恋、という感じの作品である。ヤクザと恋するから危険、という事もあるが、それだけでなく、瑠璃自身も「危険な匂いのする女」という感じがビンビンする。

さて、二人の恋の行方はいかに。


潜熱

潜熱

原作・著者野田彩子
価格551円(税別)

コンビニでバイトしている大学生の瑠璃は、毎日必ず同じ銘柄のタバコを二つ購入する中年の男・逆瀬川のことが気になっていた。思い切って逆瀬川に声をかけた瑠璃は、同乗する車の中で、自分の心の中に未知なる熱い火が灯るのを自覚し――ヤクザと女子大生の、危うく切実な恋物語…第1集。

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