なんだかんだで19巻も出てる時点でだいぶすごい『TSUYOSHI 誰も勝てないアイツには』のご紹介である。ちなみに20巻も既に出ている。
目次
TSUYOSHI 誰も勝てないアイツには【19巻】あらすじ
ニキータvs鍵宮の続き(すぐ終わる)、小田巻(アスリートあがりの人)vs阿刀清吾(大河内コレクションの中で一番地味なやつ)、バトル展開としてはその二戦のみ。
というか、ページのほとんどは小田巻と阿刀に関する過去回想シーンだけで成り立っている感じ。というわけでネタバレに進む。
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TSUYOSHI 誰も勝てないアイツには【19巻】ネタバレ
冒頭からニキータが押しまくっている。完全に一方的である。なんか新必殺技みたいなものを使い始める。「クロノス」に「ゼウス」だそうだ。お前ロシア人じゃないのか?まあいいけど。しかし、前巻の時点でほとんど力を使い果たしてしまっていたらしく、ニキータは相手になにもされない状態でばったりと倒れる。根性だけでかろうじて立ち上がるのだが、鍵宮に普通にとどめを刺されて負けた。この先に関する期待感はちょっと盛り上がらないでもないが、やっぱりニキータよりも教官の方が強かったような気がしてならない。鍵宮もそんな風に言っている。
その試合のあと、ウンチョウの結婚式のシーンが描かれ、なつかしの中国娘とロシア娘が出てくる。なんか一緒にいる。意気投合して、なんか新しい計画かなんかを練っているらしいのだがよくは分からない。この先の伏線であろう。
そのあと、自信満々の照が出ようとするのだが、「いや、私が行く」と言って小田巻が進み出る。結局小田巻の試合ということになる。大河内の側からは、大河内が八角(ロン毛)を行かせようとするのだが、阿刀が自分から名乗り出て出ることになった。
なんか、この二人は以前からの知り合い同士で、それでお互いに戦いたがっていた、ということらしい。なんの伏線もなく突然そういうことになったんでびっくりですが。
さて、さっそく回想が始まる。阿刀は小田巻の弟子だそうである。小田巻はごく最近まで陸上選手だったのだから当然陸上競技の弟子であって格闘技の弟子ではないのだが、「喧嘩に強くなりたい」と言って小田巻のところにやってきて、「だったら格闘技習えるところに行けよ」みたいなことを(そりゃあ当たり前だ)言われたのを、「いや、喧嘩に強くなるためにあなたと同じように陸上をやる」と言って、本当に陸上競技の弟子をやっていたらしい。
ふたりの因縁自体はこれで全部のようである。阿刀が格闘技の道に移ったり大河内コレクションの一員に収まっていたことについて、小田巻は別に驚かないが、阿刀の方は小田巻が格闘家に転向していたことについて「意外だ」みたいなことを言っている。
で、回想はまだ終わりではない。今度は阿刀単独の回想篇が、実に少年時代からまた始まる。彼はそもそも、阿刀流なる古武術道場の道場主(といっても本業は教師)の子として生まれた。阿刀流は永禄三年(※1560年。室町後期、あるいはいわゆる戦国時代)に興った武術だそうである。
清吾には兄がいたのだが、子供の頃いじめに遭って自殺した。清吾はこれを境に人が変わってしまう。型稽古ばかりの武術なんて価値がない、みたいな思想に目覚めて、兄を死に追いやったいじめっ子たちを闇討ちし始めたのである。
その後、ストリートファイターになったり総合格闘技を習い始めたりするのだが、自分の才能に限界を感じて、何を思ったのか「陸上を習おう」という結論に達した(理屈は説明はされているが正直読んでもよく分からない)。で、小田巻のところに弟子入りし、前の改装に話が繋がる。
いちおうここで試合が始まる。小田巻はそれなりに強いらしく、まずはすごい空手の突きを見せる。阿刀、引いてかわしたように見えるのだが額から血が出ている。「あなたになら、僕が作ったまったく新しい阿刀流を見せられる」とか言い出す。小田巻はそもそも元々の阿刀流のこともまったく知らないので若干困惑しているのだが。
さて、阿刀であるが、クラウチングスタートの構えをして観客一同を困惑させ、そこから「掴んだ砂を両手で投げつける」という邪法を使う。そのへんで「阿刀は実は過去に人を殺している」(らしい)みたいな説明が入って、次巻に続く。
TSUYOSHI 誰も勝てないアイツには【19巻】感想
うーん。卑怯な戦い方をする奴も人を殺した奴も前に出てきているので、ちょっとインパクトが弱いかなー阿刀清吾。まあ、どっちが勝つか分からない感じなのはいいとは思うんですけども。というわけで、また次巻で。
TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには
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