漫画「美少女雀士!スパローガール!」ネタバレ感想!麻雀で弱気者を助けるヒーロー誕生!

美少女雀士!スパローガール!

同じく麻雀漫画であった『笑うあげは』と世界観を共有する、続編と言うかスピンオフと言うか外伝と言うか、そんなような感じの位置付けの作品である。一巻完結。

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2017年7月17日

漫画「美少女雀士!スパローガール!」あらすじ

本作品は『笑うあげは』と世界観を共有し、また同じ麻雀漫画であるが、コンセプトは全然違う。

作者あとがきにはっきり書いてあるので明記するが、この作品は「ヒーローもの」である。

無敵の雀豪少女スパローガールが麻雀の世界で悪い奴をギッタギッタにのしていく、というコンセプトの作品というわけである。

漫画「美少女雀士!スパローガール!」ネタバレ

美少女雀士!スパローガール!

スパローガールはマスクドヒーローではあるが、最初から正体は明かされている。百ノ木小鳥子(もものき ことこ)。お嬢様学校に通う高校生。物語の語り手役を務めるのはその同級生の、八千草音羽(やちぐさ おとは)。

最初の話は、音羽が夜の街でチンピラに絡まれているところを小鳥子(素顔)に助けられ、そのままついていったら小鳥子がスパローガールとして雀荘で活躍しているところを目撃することになった、というもの。

大金持ちとの勝負で、スパローガールは自分の正体を、大金持ちは1000万円を賭け、見事に勝利を収める。この一戦をきっかけに、音羽は「スパローガール2号」として(もちろん小鳥子は1号)小鳥子とともに活動することになる。もっとも、音羽は麻雀はほとんど打てないので、もっぱら賭けしろとして脱ぐ役なのだが。

ちなみに小鳥子が『笑うあげは』に出てきたスパローガールの名を名乗っているのは偶然の一致ではない。あのスパローガールの活躍をどこかで聞きつけたか何かして、その名前を襲名して使っているのである。今は初代スパローガールよりも遥かに有名になっている。

そして小鳥子、麻雀で稼いだ金でビル一棟とそこに入っている雀荘を一軒持っている。あまり真面目に営業しているわけではなく、まあヒーローの秘密基地、といったところ。
ところでスパローガールは基本的に麻雀は滅法強いのだが、時々何か様子がおかしくなる時がある。昔、麻雀の勝負師だったという老人との熱い勝負の中でそれが現れる。というのは伏線だ。

スパローガールの活躍のおかげなのか何なのか、日本各地でコスプレをして麻雀を打つのが流行り始める。基本的には平和な世界線なのだが、ヒーローものであるからには悪役もいる。カラスと名乗る、真っ黒づくめの衣装を纏った男である。麻雀はそんなに上手いわけではないらしいのだが、何か鬼気迫るような雰囲気を持っている。

さて。スパローガールの様子がおかしくなるという話であるが、やがて音羽に打ち明けることになるのだが実は病気なのだという。どういう病気なのか、どういう原因なのかは分からないが、時々おかしくなってしまい、言動もそれ相応のものになってしまう(コスチュームヒーローをやってるのがおかしいという話ではなくて、麻雀がちゃんと打てなくなるという事)。

物語の最後は、カラスとスパローガールの戦いで締めくくられる。戦いの中で病気が悪化して、死んでしまったかに思われたスパローガールであったが、音羽の声に目覚めて復活し、華麗に勝利を収めるのだった。

最後の最後で吉花を連れたあげはさんがちらっとだけ現れて、小鳥子の病気を治していく。その後もスパローガールの活躍は続くのであった。めでたしめでたし。

漫画「美少女雀士!スパローガール!」感想

美少女雀士!スパローガール!

『笑うあげは』はなんというか「じっとり」していて「しっとり」している作風だったが、こっちは「カラっと」「サッパリ」している。あまり長尺にせずに一巻完結でまとめているのも、雰囲気に合っていて良い感じである。

あとがきの感じからすると麻雀漫画はもう(少なくとも当面は)描かないようではあるが、『笑うあげは』と『スパローガール』、全4巻+全1巻、堪能させていただけて本当によかったと思う。


美少女雀士!スパローガール!

美少女雀士!スパローガール!

原作・著者田中ユタカ
価格680円(税別)

変化のない世界に息苦しさを感じていたお嬢様学校の優等生・音羽は夜の街で同じクラスの美少女・小鳥子と出会い後をつける。その先で音羽が見たものは―――仮面と可憐なコスチュームを身に着け高額な麻雀対決に身を投じる小鳥子の姿だった。「スパローガール!!」多くのギャラリーが叫ぶ。それは新たなヒーロー誕生の瞬間だった!!

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