漫画「足場やろう2~足場職人3年目、ダイの奮闘記~」は前作「足場やろう~落ちこぼれダイが足場職人になるまで~」の続編となる作品。
舞台は前作から3年後。
職人に偏見を持つ現場監督が仕切っている場所。再びダイは足場職人として苦悩や葛藤を見せていきます。
前作が第1部。今回が第2部といった具合。全2話で完結するハートフルな足場職人のヒューマンドラマが繰り広げられていきます。
足場やろう2【ネタバレ】
1話ネタバレ
足場職人として3年目を迎えたダイ。
登場する足場職人は前作と変わらず、主人公のダイ、親方、アダチ、ムラタ、クミである。
足場職人の過酷な労働環境が説明されていく。
ダイの職場は仕事に誇り持つ職人が集まっており、自分の居場所もあり、この日も仕事にやる気を漲らせていくダイ。そして彼は前作でアダチに言われた新たな「3K」が支えになって今日に至っていた。
そしてダイがこの3年間。
自分の担当した現場は必ずカメラに収めている事が明かされていく。
そして第2部の舞台となる現場は地場コン。
ちなみに地場コンとは地場ゼネコンの略。要は地元密着型の建設業者を指す例えらしい。
ゼネコンが関わる大きな建設現場の仕組みが明かされていく。そして今回の現場でダイ達の会社は二次下請けとして現場に入っていく。
現場について朝礼。
現場を取り仕切る現場監督の多田が挨拶にやって来る。言葉を見下すような言い草に腹が立つダイ。
多田が複数の業者を取りまとめて指示を出している事は理解するが、二次下請けであるダイ達を明らかに下に見ている事がわかる態度に心のモヤが晴れないダイ。
そして炎天下の午後2時。
多田が訪れて旧工場の西側の足場一面を本日中に解体してくれと無茶振りの指示が飛んでくる。
さすがの親方も多田の指示には唖然。
今から足場を解体しても終わるのは夜中から朝にかけてである。親方は状況を踏まえて多田の指示には無理がある事を伝えていく。
『無理じゃねーんだよ…なんとかしろよ、仕事だろ!』
ダイ達は旧工場の西面の解体をするしかなかった。真夏の午後。容赦なく照りつける日差し。親方も従業員の体調や状況を見てこまめに休憩を入れていく。
女性であるクミはかなり体力的に堪えていた。そんな中、現れる多田。
『何勝手に休んでんだ?』
もっと早く仕事をしろと心無い言葉を吐く多田。現場の人間の気持ちをまったく理解していない。親方も休憩を取らないと危険である事を伝えていく。
『自分らの立場わかってんの?よく考えて仕事しろ!』
この言葉で真っ先にキレたのはダイであった。多田に掴みかかっていくダイ。必死で止める親方。ダイに迫られても引かない多田。
『下請けの分際で調子乗んな!』
険しい剣幕でダイに吠える多田。ここで1話は終了。
2話ネタバレ
ダイを抑えて多田に謝罪する親方。
アダチはダイに伝える。
『耐えるんだ』
アダチも悔しそうな表情を浮かべていた。多田のネチネチとした悪態が終わった後、悔しくて涙を流すダイ。
クミもダイの気持ちを擁護する。
ダイやクミの若手より一歩大人の考えを持つアダチ。任されたら、それがやるべき仕事だと伝えていく。なんやかんやで多田との揉め事はダイの責任だと冗談も交じりながら押し付けられていく。
『怒る気持ちもわかるが暴力だけは絶対ダメだ』
親方のダイを思う言葉が飛んでいく。
そして親方は現場作業を一旦、アダチ、ムラタ、クミに任せてダイと共に現場事務所へ向かう。
親方は先程の件を多田に直接謝罪しようと考えていた。所長にその旨を伝える親方。同時に事務所に戻ってくる多田。気まずい空気の中、まだ話の読めない所長は詳しい事情を尋ねていく。
まともな所長。
西棟の解体が本日中なのは予定にないと多田に追求していく。
多田がダイ達に無茶振りしてきた理由が明かされていく。それは多田が自分の段取りミス。棚に上げてダイ達に無茶振りをしてきていた。
至極真っ当な意見を多田にぶつけていく所長。
足場職人に解体を徹夜でやらせるのかと…。ここで親方が口を出す。予定通りいかないのは当たり前。皆で些細な事でも話し合ってより良い現場、建物を作りましょうと伝えていく。
親方の言葉に感銘を受ける所長。
改めてダイ達に現場が終わるまで宜しく頼む事を伝えていく。
『このたびは私の部下が大変失礼いたしました』
親方、ダイに頭を下げる所長。
二人も不測の事態を乗り切ろうと活力を漲らせていく。チーム一丸となったダイ達。夜遅くまで解体作業が続いていく。
多田も遅くまで様々な業者とやり取り。彼は彼なりに大変である事を認識していく。また多田もダイ達の仕事ぶりを見て足場職人の凄さを肌で感じていく。その後、ダイ達にドリンクの差し入れを持っていく多田。
ダイも掴みかかった件を謝罪して二人の間にあった溝が少しだけ浅くなっていく。そして深夜。ようやく西棟の解体が終了。
『遅くまでのご対応、本当にありがとうございました』
一気にしおらしくなる多田。
さらに翌日の工程も調整。ダイ達は午後からの現場入りに調整してくれていたのだ。
『ダイさん…酷いことを言ってしまって申し訳ありませんでした』
多田も気持ちを改めて、ダイ達に明日も宜しく頼む事を伝えていく。最後に解体を終えた西棟を写真に収めて、帰路へつくダイ達。ここで足場やろう2は終了である。
足場やろう2【感想】
最初は現場監督とダイ達の空気の悪さにヒヤヒヤとさせられるが、終盤にかけて不穏な空気がなくなって丸く収まっていくのは良いストーリーだと感じました。
足場職人をテーマにしたヒューマンドラマ作品。
この漫画を読んだ読者からはリアルな建設現場が描かれている。下請けと現場監督の関係が如実だと大評判。
最後は綺麗に締めくくる辺りも非常にハートフル。価格も安いので気になったらチェックしてみて下さいね☆彡
足場やろう2~足場職人3年目、ダイの奮闘記~
高校を中退し「足場職人」になったダイ。職人になってから3年が経ち、中堅として活躍するダイは、仕事への誇りを持った仲間に囲まれ、満足した日々を送っていた。そんなある日ダイ一行は様々な業者が入る大きな仕事を受注する。その現場は、職人へ偏見を持つ現場監督が仕切っており…。
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