漫画「潜熱」2巻ネタバレ感想!ライバル登場&命も危うい急展開へ!?

潜熱(2巻)

ヤクザと女子大生のラブロマンス『潜熱』、全3巻中の2巻である。

潜熱

漫画「潜熱」2巻あらすじ

逆瀬川と瑠璃の関係はだいたいうまく行っており、逆瀬川は(少なくとも)瑠璃に対して(だけ)は優しい。だがそう平和なままとんとん拍子に進まないのがそんじょそこらのラブコメとは違うところである。

具体的には、他の女の影がちらつくというか、どっかりと割り込んでくる。本名なのかどうかは不明だが、蒲生田岬(かもだ みさき)と名乗っているキャバ嬢だ。なんでも、逆瀬川が昔付き合っていて自殺してしまった(どういう経緯でそうなったのか詳しいことは最後まで語られないのだが)女というのがいて、その妹が蒲生田である。

しかし、何を考えているのかいまいちよく分からない。復讐心のようなものを持って逆瀬川に近づいたのかと思えば、姉と自分を同一視して逆瀬川に愛されたいという倒錯的な願望を抱いたりもしているようである。ただ瑠璃に対しては、はっきりと最初から最後まで敵対的。

漫画「潜熱」2巻ネタバレ

1巻終わりで逆瀬川に告白してしまった瑠璃であるが、逆瀬川の返事はこうである。「俺と寝られるかい?」まあ、たいがいヤクザなおっさんの言うことだから大目に見よう。ちなみに瑠璃はというと、小さく頷く。

さて、また瑠璃の友人が出てくる。親友である。それが、日和佐という、逆瀬川の組(説明してなかったかもしれないが、逆瀬川は「オヤジ」と呼ばれているところからして多分組長である)の若いのとデートしている。それについていくことになる。遊園地を三人で回って、逆瀬川の昔の話などを聞かされて、しんみりした気分になる瑠璃である。

そのあと逆瀬川本人とデートすることになる。さすがに遊園地とかではない。ドライブである。甲州まで連れて行かれて、なんかうどんを食べる。さすがに大人だ。で、車の中で(瑠璃の方から)キスをするのだが、逆瀬川に「覚悟して来てくれたのかい けど悪いな 今日は日帰りだ」。

なんというか、ほんと、ぐいぐい押していくよなこの子。

さて次のシーン。大学で親友とランチしているところに、知らない女が現れる。蒲生田と名乗り、「さっき教室が一緒だった」とか言い出して、強引に同席してくる。ちなみに、あとで説明しなおすのが面倒だから説明してしまうが「教室が一緒だった」というのは嘘だし、そもそも蒲生田は学生ではない。すべて、瑠璃に近づくための計略である。

女は聞かれてもいないのに、年上の男と付き合うのはよくないとか、姉が年上の男と付き合って自殺しただとか、その相手の男と言うのが逆瀬川であるとか、剣呑な話を立て板に水で並べ立てていく。

ちなみに逆瀬川は蒲生田と寝たことがある。枕をやってるキャバ嬢であるらしいのだが、枕をやってること自体が逆瀬川に近づくための計略だったのかもしれず、そのへんはよく分からない。

瑠璃は自分が蒲生田に脅迫めいたことをされていることを悟りつつ、あえてそちら側に踏み込む。彼女の働いているキャバクラに体験入店しに行くのである。日和佐にだけ話を通して、逆瀬川には内緒で。

で、そうしたら殺されかけた。

あやうく火のついたライターを顔に押し付けられそうになったところで、割って入ったのは逆瀬川である。日和佐をシメて(なかなか口を割らなかったらしいが)、事情を調べて、店に駆けつけてきたのだ。

急展開、というところで2巻はそこで終わり。

漫画「潜熱」2巻の感想

潜熱(2巻)

逆瀬川のおっちゃん、悪い男なのだが、なんだろう、同じ男から見てもどこか憎めないと思ってしまうのは、ヤクザとしては筋が通っているからだろうか?人としては割とダメな部分の多いキャラクターなのだけれども。


潜熱

潜熱

原作・著者野田彩子
価格606円(税込)

コンビニでバイトしている大学生の瑠璃は、毎日必ず同じ銘柄のタバコを二つ購入する中年の男・逆瀬川のことが気になっていた。思い切って逆瀬川に声をかけた瑠璃は、同乗する車の中で、自分の心の中に未知なる熱い火が灯るのを自覚し――ヤクザと女子大生の、危うく切実な恋物語…第1集。

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