漫画「無能なナナ」3巻あらすじ
基本的に大きな流れとしてはナナが延々と超能力者を暗殺していく作品なので今巻もその通りの展開……かと思いきや違う。
ネクロマンサー編まではそうなのだが、突然新キャラクターが出てきて、大きく物語の流れが変わる巻である。
漫画「無能なナナ」3巻ネタバレ
さて、まずネクロマンサー編である。シンジという少年、自称ネクロマンサーと、ユウカという少女、自称怪力能力者、この二人がメインとなる。
自称と書いたのは実際の能力は違うからである。ユウカが何故か必要な場面で「今は怪力能力を使うことができない」と言い出す、などの伏線を挟んで、ことが明かされるのだが、実際にはネクロマンサーなのはユウカの方で、シンジという怪力能力者の方は彼女が操っている死体だ。生前に怪力能力を使う超能力者だったというのは本当らしいが。
その事実を隠していて、シンジを自由にコントロールできる、というのがユウカの切札なわけである。
ナナはそれに気付かないうちにユウカを抹殺しようとして、シンジに阻止され、窮地に陥る。
ナナは今でも「心を読める能力者」ということになっているので、「シンジが何を考えているか教えてやろう」という取引を持ちかけるふりをし、かろうじて急場を脱する。
ちなみにユウカであるが、頭がイカれている。ネクロマンサー編の最後の方で判明する事実なのだが、ユウカは「生前恋人同士だった」と称しているのだが、実際には生前のシンジにとってユウカはただのストーカーであり、しかもシンジを殺したのはユウカなのである。
ユウカの能力は強力だが、弱点が一つだけある。念力でネクロマンシーを使ってるわけではなく、「その死者が生前に触れていたもの」を身に付けていなければ能力を使うことができないのである。
謀略合戦の末、ユウカが隠し持っていた「シンジの遺品」を奪い取ったナナが勝利し、ユウカは抹殺される。
ここから新章スタートである。
まずはキョウヤがナナに「最近の連続失踪や死亡事件、お前が犯人じゃないのか」と食ってかかり、トリックでナナが疑いをそらす(さすがに死体の数が多くなりすぎているので、完全に疑いを晴らすのは無理である)」という一幕が入り、そのあと、例のヒーリング能力者の少女ミチルがナナに突然襲い掛かる。そして言う。
「なぜ今まで私の正体に気付かなかった?」
その後今度はこのミチル(?)がナナの正体を暴こうとし始めるのだが、実際にはこのミチル(?)はミチルではない。変身能力を持った別の能力者だ。
彼(男である)の名は橘ジン。外見は青年だが、元々例の超能力者を集めた学校の、古い生徒の生き残りである。本人が言うには5年前、今とは別の生徒たちが「誰が最強の能力者かを決めるために」殺し合いを始めて実際に全滅した際の、たった一人の生き残りなのであるという。
ジンは戦いを生き延びた後、一度島から本土に帰っている。すると、自宅では自分は死んだことにされていた。そして知った。人類の敵とは自分たちのことであり、あの島は自分たちを抹殺するために存在していたのだと。
その後、ジンはこの島に戻ってきた。真相の全てを暴くために。
そのジンをナナはやっぱり抹殺しようとするのだが、学校の生徒たち数人が既にジンと共謀していて、ナナの暗殺は阻止されてしまう。ちなみにジンの能力は「他人の能力をコピーする」という割とチート級の凶悪な能力である。ナナ大ピンチ。というところで次巻に続く。
漫画「無能なナナ」3巻の感想
正直なところ3巻の終わりを読んだとき「打ち切りかな?」と思いました。ここからどう逆転するのかまったく見当も付かない。今までのように小手先のトリックで誤魔化せる状況では完全になくなっている。
でも(内容は確認していませんが)連載はまだ続いているようなので、続いてるのである。いったいナナはどうなってしまうのか。3巻は最近出たばかりなのだが、4巻が楽しみである。
無能なナナ
絶海の孤島にある学園。そこでは人類の敵に対抗すべく、若き能力者達が訓練に明け暮れていた。そして転校生の主人公も同様に「人類の敵抹殺」を胸に、行動を開始する…。想像をことごとく裏切る、正義と悪の知略サスペンス開幕!!
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