漫画「コタローは一人暮らし」6巻ネタバレ!4歳児を前に立ちはだかる変質者!?

コタローは一人暮らし

津村マミ先生が描く感動あり、笑いありのアパートメントコメディー漫画「コタローは一人暮らし」最新刊となる第6巻の配信が開始。やっぱり今回もコタローの周りにいる大人が温かい!

この漫画は4歳児であるコタローが再び両親との生活を求めていく物語。最新刊となる第6巻では第86話〜102話が収録。

短編エピソードで構成されている漫画。今回も印象深いエピソードを抜粋して見所や内容をご紹介していきます。

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コタローは一人暮らし

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コタローは1人暮らし(5巻)

漫画「コタローは一人暮らし」6巻ネタバレ

6巻最初のエピソード。

大晦日からスタートである。
コタローは近所の寺に一人で訪れていた。彼はひたすら除夜の鐘を鳴らしていく。住職はコタローの行動に興味と面白みを感じていくが、あまりに何度も鐘を一人で鳴らしに来るので「祓いたい煩悩」について聞いていく。

コタローの答えは寂しさであった。
大晦日なのでアパートの住人は皆、用事がありコタローは一人ぼっちであった。寂しさを紛らわす意味でも神社に出向いて鐘を鳴らしていたコタロー。

鐘を鳴らして煩悩を祓いたかったコタロー。そんな彼を住職が諭していく。煩悩とは鐘をついても消えない。向き合い受け入れていく事が大切であるとコタローに教えていく。

住職に教えられた通り、寂しさと向き合い、付き合っていく決意を固めていくコタロー。時間は0時を回り、元旦。アパートに戻るといつもの4人(狩野、宇田、武井、田丸)がコタローの帰りを待ちわびていた。

自身の用事を済ませてコタローと過ごす為に戻ってきた4人。やっぱりいい大人達である。

敬語をつかわない覚悟

狩野の育ての親である伯母の家にコタローも一緒についていく。狩野は中学の時に両親を亡くしており、それ以降は伯母と伯父の家で育てられていた。

伯父伯母の家に着くなり、コタローは狩野の言葉のある違和感に気付いていく。伯父にはフランクだが伯母には敬語を使っていた狩野。

コタツで団らんしている時に事情をまったく知らないコタローが突っ込む。なぜ、狩野は伯母にだけ敬語で会話しているのかと…。

一瞬だけヒヤリとした空気になる伯父が上手く話題を逸らしていく。

その後、伯父伯母の家を後にした時、狩野が事情をコタローに説明していく。簡単に言ってしまえば学生時代に伯母の言葉で傷ついた狩野。それ以来、育ての親でありながら、まったく血の繋がりがない伯母に対して気を遣うようになってしまったと語る。

それはまた伯母も一緒であった。当時の心無い言葉を後悔していた伯母。

伯母にだけ敬語で接している事をコタローに指摘された狩野は決意を固める。育てた事は本当に感謝している。いつまでも敬語のままでは距離が縮まらないし、気持ちも伝わらないと口に出していく狩野。そしてコタローに約束する。今後は伯母に敬語使うのも止めにすると…。

一方、伯母の家では伯父が伯母をフォローしていた。気負う必要はないし、進(狩野の名前)を我が子のように育ててくれて本当に有難うと伯父に感謝されていく伯母。淡々と夫婦にとって嬉しい言葉を投げかけていく伯父。嬉しさのあまり涙をこぼしていく伯母であった。

変質者現る!?

6巻最後のエピソード
武井と田丸が道端で遭遇。帰路を共にしているとコタローを発見。

コタローの前にはロングコートで帽子を深く被った男が立っていた。そして次の瞬間は男は着ていたコートを前開きしていく。全裸であった。そう変質者であったのだ。

その様子を見ていた田丸が変質者を追いかけるが逃げられてしまう。一方の武井はコタローのある異変に気づいていた。

強気で平気そうに見えていたコタローであったが実は手が少し震えている事に気づいた武井。コタローの過去の家庭環境のせいで「助けて」といった言葉が口に出せないのかもしれないと考えていく。

人に優しいのに自分には優しくできないコタロー。そんなコタローを複雑な心境で見守っていく武井と田丸。

そして後日。
武井が幼稚園の友達・カナを家まで送ろうとするコタローを発見する。親心からなのか…途中まで二人の後を付けていく。すると曲がり角で姿が見えなくなるとカナの叫ぶ声が聞こえてくる。

急いで二人に何が起きたのか確認する武井。

コタローとカナの前に立っていたのは変質者であった。やはりコートを前開きして二人に全裸の体を見せていた。再び硬直して手を震わせていくコタロー。武井が助けに行こうと駆け寄ろうとしていく。

すると泣き叫ぶカナを見たコタローが「助けてである!」と大きな声を上げて何度も連呼していく。

コタローの声に驚いて逃げていく変質者。駆け寄っていく武井とカナの母親。大切な人の為であれば助けを求めることができる事を知った武井。

コタローの気持ちが自分の為ではない事に複雑な心境を覗かせていきます。

コタローは自分の腕っ節で変質者を撃退したかったと武井に語っていきます。助けてと言うと弱き者に見えてしまう為であった。

そんな言葉を聞いた武井はコタローに助けてと周りに言える事が強い証でもあるんだよと教えていく。そこには自分の為に助けてと言えるようになって欲しいといった武井の思いが込められていた。

漫画「コタローは一人暮らし」6巻の感想

コタローは一人暮らし

いつもの事であるが今回もコタローの周りにいる大人が温かい。上で紹介した以外にも胸の熱くなる人間ドラマが数多く収録されている第6巻。ちなみに今巻では物語の要であるコタローの両親が大きく関係するエピソードはあらず。

漫画『コタローは一人暮らし』は笑いあり、涙ありのアパートホームドラマ。

4歳児で一人暮らしながら周りにいる大人がコタローを支え、支えられる 感動なしでは読めない一推しの漫画になっています。気になった人は是非、チェックしてみてください!


コタローは一人暮らし

コタローは一人暮らし

原作・著者津村マミ
価格605円(税込)

「アパートの清水」に突如、コタローという4歳の少年が引っ越してきた。なんと彼は一人暮らし・・・!しかしながら妙に生活力があり、むしろアパートのちょっと駄目な隣人の大人たちよりも余程しっかりしていて!?そんなコタローのちょっとずつ明らかになる過去に、皆が心を震わせていく・・・笑って泣けるアパートメントコメディーの開劇!!

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