岸辺露伴は動かない【2巻ネタバレ】外連味たっぷりのジョジョシリーズ外伝!

岸辺露伴は動かない(2)

岸部露伴は動かない、2巻である。2巻であるが、この作品はどこかで連載しているとかそういうものではないので、3巻ははたしていつの未来になることやら。

岸辺露伴は動かない【2巻】あらすじ

岸辺露伴は動かない(2)

1巻と同じく、本作品は連作短編集であり、各話独立型であるので、全体を通じてのあらすじというものはない。というわけで、ネタバレの項で説明していこう。

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岸辺露伴は動かない【2巻】ネタバレ

岸辺露伴は動かない(2)

望月家のお月見

「望月家」という一族がいる。岸部露伴の御近所らしい(岸部露伴がご近所づきあいなんかしているというのは意外だが)。なんでも、「中秋の名月の日に死ぬ。逆に言うと、中秋の名月の日以外には決して死なない」という特異な家系なのだそうだ。で、中秋の名月の日にはみんなでパーティーを開いて、家で月を祝福する。それをやっている限りは死なない。らしい。で、実際それで無事に一日を乗り切りかけるのだが、夜、一家の娘が彼氏と会うために家から少しだけ抜け出してしまう(彼氏は家の前まで来ている)。そしたら、なんか化け物としか思えない「何者か」が姿を現し、娘を殺そうとするのだが……。なんと、娘は彼氏にプロポーズされ、「望月家の人間ではなくなった」ので、もう「何者か」には手出しができないのだそうだ。ちゃんちゃん。

月曜日 天気‐雨

岸部露伴本人がめっちゃ事件に巻き込まれる話。仕事で用があって駅に行くのだが、なぜか人がどんどんぶつかってくる。何かがおかしい。露伴は割と場慣れしているので、「何者かにスタンド攻撃を受けている」と早合点するのだが、実はこれが……謎めいた状況がどんどん続く。何者かにぶつかられてホームから落ちた露伴に、一人の中年男性が手を差し伸べた。つかまれ、はやく、という。だが露伴は、「こいつこそ敵スタンド使いではないか?」と思って、つかまらなかった。しかし、自分の能力『ヘブンズ・ドア―』を使っていくら調べても、犯人が見つからない。結局、敵の正体は「電気の中で生きている、微妙サイズの虫」であった、という落ち。

D・N・A

岸部露伴のところに、山岸由花子という少女がひとを連れてやってくる。由花子も、この作品では使わないが「スタンド能力者」である。ある女性、その娘が「かなり異常」なのだが、それを治せないかということで露伴のところに相談に来たのだ。露伴によると、その子供は生まれながらのスタンド能力者であると思われるが、生まれつきであって病気とかではない。なので「自分はそれに介入するつもりはない」と露伴はいう。露伴が役に立たないので由花子は怒るが、その少女の父親(精子バンクの精子提供者)がけっきょくその母親と出会い、めでたく結ばれ、というなんだか平和な話になる。

ザ・ラン

「ルームランナーの上を走り、25㎞/hを超えたら停止スイッチを取って、自分のマシンを止める」という競争をする、という話なんだが、そこまでの背景がすごい。露伴と対決するその相手は、なんと殺人鬼であると同時に「神の化身」であるという。スタンド使いとかそういう次元ではない。神である。すげえ。なんとか、イカサマ同然の手を使ってその場で殺されることだけは防いだ露伴だが、「勝ち目がない」と悟ってスタコラサッサと逃げた。だから「ザ・ラン(逃走)」である。

岸辺露伴は動かない【2巻】感想

岸辺露伴は動かない(2)

いやあ、外連味たっぷりという感じで実に面白い2冊であった。ジョジョは8部(ジョジョリオン)の途中までしか読んでいないのだが、そのうち機会を見つけて、また第8部もちゃんと読破しようと思う。

このシリーズそのものの続編は、上にも書いたように遠い未来を待つしかないとは思うが。


岸辺露伴は動かない(1)

岸辺露伴は動かない

原作・著者荒木飛呂彦
価格480円(税込)

杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。好奇心に溢れ、リアリティを追求する彼が、さまざまな取材先で体験した恐怖のエピソードとは…!? 『懺悔室』『六壁坂』『富豪村』『密漁海岸』『岸辺露伴 グッチへ行く』の5編を収録。

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