平穏世代の韋駄天達【3巻ネタバレ】魔族との戦争激化…最後の韋駄天も登場!

平穏世代の韋駄天達(3)

平穏世代の韋駄天達3巻である。

平穏世代の韋駄天達【3巻】あらすじ

今巻の主なプロットは二つ。

まず、過去巻では名前と後ろ姿しか出てきていなかった最後の韋駄天、プロンテアがちゃんとした形で登場し、能力などを披露する。……というか、この巻読むまで女だと思ってたけど、長髪に女顔の男であった。

もう一つは、リン以外の韋駄天を各個撃破しようと図るゾブル帝国のピサラ大将と、イースリィの対決である。

平穏世代の韋駄天達(2)

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平穏世代の韋駄天達【3巻】ネタバレ

平穏世代の韋駄天達(3)

さて、前巻の話で、リンがゾブル帝国の魔族に対して圧倒的優位な力を持っている、ということは示された。

では、リン一人でゾブル帝国に攻め込んで殲滅してしまえばいいのではないかという問題が生じるのだが、何しろ韋駄天側にはゾブル帝国に何人魔族がいて、どれが人間でどれが魔族なのかも分からない以上、討ち漏らしが生じるのは避けられないだろうからそれはやめたほうがよい、という話になる。

一方、魔族の側としてはリン以外の韋駄天なら各個撃破できそうなので、なんとか居場所を押さえたいのだが、イースリィはそれを予期しているため、海中を移動している。

呼吸の必要などないので、余裕である。基本的に韋駄天というのは超人ではなく、人に似た形をしているだけの人ならざる何かであるので。

だが、たまたま魔族の一人が個人的な道楽で海に潜っていたところに偶然遭遇してしまい、イースリィらがホタエナなる場所を目指していることはピサラ大将に知られてしまう。

ホタエナというのは自由主義の国である。プロンテアはここで暮らしていて、上陸したイースリィとポーラを迎えに出てくる。

プロンテアは「魔法」を使うことができる。過去の韋駄天達の中には使い手がいたらしいのだが、今はプロンテアが独学で復活させた、たいして威力もないものが残っているばかりである。

だが魔法は弱くてもプロンテア自身は強い。

リン>>>>>プロンテア>>>越えられない壁>>>他三名、と言った感じだ。

さて、イースリィは人間の研究機関に息をかけていて、回収してきた魔族の死体を調べさせている。

現在の研究のテーマは「こいつらを殲滅するための手段」

研究者たちに、一週間以内にそれを突き止めろと無理難題を突き付けたところで、研究所の倉庫でイースリィはピサラ大将に襲撃される。

一方、プロンテアら(ハヤトとポーラもいる)も別の魔族二人組に襲われる。あっけなく敵の戦力を見切ったプロンテアは、弱い方を指してハヤトとポーラに「こいつを倒してごらん」と言い出す。

そして今巻の白眉、イースリィとピサラの対決である。

ピサラは強いが、スピードだけならイースリィの方が早い。倉庫に出口は一か所しかないので、イースリィを逃がしたら一巻の終わりであるピサラはそこに陣取って動けない。

そこでイースリィが一手仕掛ける。閃光弾である。こういう絡め手であれば魔族にも通じるらしい。だが、触手のように伸ばした髪で咄嗟に出口を塞がれてしまい、脱出には失敗する。

そこで次に取った手が、なんと「ピサラの服を破る」という一見バカげた行動。

ピサラは韋駄天と違って人間同様の精神を持っているので、恥ずかしがる。戦闘においては無意味な感情である。イースリィはそこを冷徹に突き、次はなんと、麻薬と催淫ガスのカクテルを食らわせる。

魔族は強大な存在だが、脳だけは人間とたいして変わらない状態に「進化」しているので、これで行動不能にすることができるのである。

というわけで、生け捕り一丁上がり、というところで対決終了となる。

平穏世代の韋駄天達【3巻】感想

平穏世代の韋駄天達(3)

とても面白い。

天原氏の作品というのは、アニメ化もされた『異種族レビュアーズ』に代表されるようにお色気方面のものが多いのだが、その作風の根幹にある冷徹な思索というものを見せつけられた思いである。


平成世代の韋駄天達

平穏世代の韋駄天達

原作・著者クール教信者 / 天原
価格600円(税抜)

WEB漫画の傑作がWEB界のカリスマ2人の手で運命の再始動!! かつて、この世界は魔族に滅ぼされた。 近代兵器も通じない怪物魔族の前に、人類は滅びる寸前を迎えていた。打つ手を失った人間たちは救いを求めて祈り続けた。祈る以外に道はなかった。そして神は現れた。韋駄天と呼ばれる戦いの神。彼らは突如この世に現れ魔族を倒した。現在より800年以上昔の話である――。魔族を封じて800年。時は過ぎ…平和な時代に生まれた韋駄天=戦いの経験のない「平穏世代の韋駄天達」の前に再び、魔族が復活する。神・人・魔物の800年ぶり生存闘争、開幕!!!

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