文字で面白さを説明するのが大変難しい通称『チー付与』(長いから正式タイトルは書かないよ)、5巻である。
チート付与魔術師【5巻】あらすじ

えーっと、すっごいざっくり説明する。
なんか、村が怪物に襲われてるので、それを守りに行くクエストをやる。それがメインの巻である。
メンバーは主人公レイン、すっかり立ち直ったリリィ、更生の道を歩もうとしている元殺し屋ミラべル、それからようやく完全に仲間になったマーガレット。
怪物は「一つ目のサイクロプス」。なんか変な外見だが、要するに巨人っぽいでかいヒューマノイドである。
チート付与魔術師【5巻】ネタバレ

まず最初。これからクエストに向かおうというところなのだが、マーガレットがいない。青い水晶に入るか、もともと所属しているギルドの契約を更新するか迷っているのである。だが、友人(レインのかつて所属していたギルドの元マスター。今はキッチンカーを買ってアメリカンドッグ屋をやって第二の人生を出発させようとしている)が、背中を押して「青い水晶に行けよ!」って言ってくれたのでそうすることになる。
なんだけど、アメリカンドッグ屋のおっさんは不良の集団に襲われ、大けがを負わされて、そのまま死んでしまった。マーガレットはその死を見届け、なんか葬式の手続きまですることになったらしく、青い水晶のクエストに参加するのがだいぶ遅れて、あとからおっかけていくことになる。
さて、ところでレインは付与魔術師であるのだが、「素性を疑われてはならない」という事情があるので、あまり目立たないように行動しようということになって、付与魔術もむやみには使わないことになった。本人はそれでかなり悩んでいる。それでは自分は役立たずなのでは!?また追放されてしまうのでは!?みたいな。
そんなもん杞憂で、仲間たちは彼をちゃんと大切な仲間だと思ってくれているのだが。
さて、もう一つ問題が。前にドラゴンを退治して手に入れたレファイドという剣、使おうとすると光る。何かの魔法効果が発動しているらしい。調べてみたところ、周囲の防御力を下げる異能が備わっているようだ。ほとんど能力の暴走状態にあるので、なんとか調整しないといけないということになったのだが、専門家に見せても「手に負えないからもっと腕のいい名工を探してそいつに頼んでくれ」と言われてしまった。
そんなこんなしている間に、冒険先に着く。サイクロプスが暴れていて、先に来ているほかの冒険者もいた。なんでも、A級の冒険者で、なんとかいう名家の出身だと名乗っているのだが、どうやらフカシであるらしい。詐欺師?まだ今巻では詳しい解説がないのでよくわからない。
サイクロプスも、変異種か何かであるらしく、どういう性質を持っているのかよくわからない。ミラベルが攻撃を仕掛けたが、仕留められなかった。といったところで、次巻に続く。
チート付与魔術師【5巻】感想

だめだ。やっぱりなんか、伝えないといけない部分がまったく筆の上に乗ってこない。この紹介の仕方だと普通のファンタジー冒険漫画の紹介にしかなっていない!ムキー!
なんていうか、普通にストーリーは進んでいくんだけど、そういう「普通」の合間合間に、おかしな描写が挟まってるんです。
そういう意味ではこの漫画のギャグの構造は「ボボボーボ・ボーボボ」という有名なジャンプのギャグ漫画のそれに近いかもしれない。関係のないような話になるが、ボーボボも「シュールなギャグの合間ですごく普通で王道なストーリーが展開していく少年漫画」であるので。
というわけで、変な漫画として周知され人気が出ているこの漫画であるが、いちおうマジな部分はあくまでもマジに進んでいっている感じな作品でもあるわけである。といったようなところで、多分次巻も紹介しますので、またよろしく。

追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する
魔力を使い武器や防具を強化する強化魔術師レインは、ある日ギルド内の全ての武器防具が十分強くなったという理由で所属ギルドから追放されてしまう。あまりの理不尽な仕打ちに、レインはこれまで強化していた魔力を返してもらうことにした。これまで様々な装備に付与してきた膨大な魔力。とりあえず適当な銅の剣に付与したら、強化ポイント+10000のチート装備が誕生してしまい!?戦闘経験ゼロの魔術師が、どんなものでもチート装備にできる魔法で新たな冒険者ライフを気ままに生きることに!!
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