漫画「ゴブリンスレイヤー:ブランニューデイ」ネタバレ感想!ゴブスレに纏わる者達の日常外伝!

ゴブリンスレイヤー:ブランニューデイ

ゴブリンスレイヤー ブランニューデイ』。またコミカライズが増えたか、と思った方、その通りである。

余談であるが、これと外伝2巻、本編5巻は(明らかにアニメ化を見据えて)同日発売であった。

漫画「ゴブリンスレイヤー:ブランニューデイ」あらすじ

「ブランニューデイ」は、原作単行本4巻が短編集形式になっているとかで、つまり無印コミカライズ(いま5巻まで出ているもの)の先にくる小話集だそうである。

短編集にあらすじもなにもないので、先に進もう。

ゴブリンスレイヤー
ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン

漫画「ゴブリンスレイヤー:ブランニューデイ」ネタバレ

新米戦士と見習聖女のお話

下水道で大ネズミとか大ゴキブリ(正式な名称ではないが、そんな感じの雑魚)を稼いで小銭稼ぎ兼修行をしている見習い冒険者ふたりのお話。下水でドジを踏んで武器(安物の剣であろうが、見習いふたりにとっては貴重なものなのであろう)を無くしてしまい、困ってギルドで誰でもいいから助言をくださいとやっていたら、たまたま一仕事終えた後のゴブスレに出くわす。

そしてぶっきらぼうな態度のゴブスレ(彼は基本的に誰に対しても愛想はない)から簡単なアドバイスを貰い、下水に戻って、グレート大ゴキブリ(正式名称不明。より大きな大ゴキブリ)を撃破してグレート大ゴキブリが腹の中に収めていた剣を取り戻す。

ある男の子のお話

えーとなんだろう。ネタバレしてしまうとほんと簡単な話なのだが……

姉のいる少年である。冒険者になりたいと思っている。村がゴブリンに襲われそうになっているらしいという話を聞く。ちょっと村外れの様子を見に行って見る。そうしたらゴブリンに遭遇して……

読者に対する仕掛けとしては、「え?これゴブスレの過去の話?」と思わせる仕掛けになっているのだが、この直後にゴブスレ本人(いつもの姿)が登場しそしてゴブリンどもを滅殺するので、そういうわけではなかった、というオチである。

酒場の女給のお話

この人前に出てきたことあったっけ?無いのかもしれないがあるのかもしれない。いずれにせよ空気のような存在である、しかしこの手の冒険ファンタジーではお約束キャラの一種というべき、酒場の女給さん。あんまり酒場で食欲を見せたりしないゴブスレが気になるらしく(それもまたお約束というやつだが)なんとかゴブスレの気にいる料理を作ろうとするのだが……という、シンプルなお話。

ありふれたゴブリンの巣のお話

ゴブスレさんがソロで普通にゴブリンの巣をハントする話。本当に通常営業なのだが、唯一違うのは、5人パーティーにだいぶ慣れたあとのゴブスレさんなので「一人は久しぶりだな……」などとごちっている、ということ。

漫画「ゴブリンスレイヤー:ブランニューデイ」感想

ゴブリンスレイヤー:ブランニューデイ

原作単行本の4巻は読んだことはないのだが、この漫画が1巻とナンバリングされているからにはまだエピソードが残っていて、続きの短編も続きの巻でやるということなのであろう。

まずこの「ブランニューデイ」、本編ならびに「外伝:イヤーワン」と比べて絵柄が大分違う(いちおう念のため書いておくと本編とイヤーワンの作画は別人なのだが、両方とも筆が立つ人が描いているのであまり違和感はないのだ)。この漫画は、線からしてシンプルで、ゴブスレもなんか比較的すっきりとした感じに描かれている。あの鬼人めいた雰囲気はだいぶ薄れているのである。

かといって画力が低いというわけではない。「ライトノベルのコミカライズ」という一般論から言えばうまい部類には入ると言えるだろう。

そして、この絵柄の違いが、基本的に(このシリーズの中で相対的に言えば)比較的優しい話が並んでいるこの作品には割とよく合っているのである。


ゴブリンスレイヤー:ブランニューデイ

ゴブリンスレイヤー:ブランニュー・デイ

原作・著者蝸牛くも / 池野雅博 / 神奈月昇
価格639円~699円(税込)

大人気ダークファンタジー「ゴブリンスレイヤー」原作小説4巻をコミカライズ!! 辺境の街で、ひたすらにゴブリンを殺し続ける男ゴブリンスレイヤー。彼に怯みつつも教えを請う新米戦士と見習聖女。酒場で食事させようと絡む獣人の少女。そして彼を待ち受けるゴブリンの巣…。彼と彼に纏わる者達の、冒険と殺戮と日常の物語――!!

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