『ゲームオブファミリア』2巻である。
ゲームオブファミリア-家族戦記-【2巻あらすじ】
1巻では人類にとって最悪の脅威みたいに描かれていたデッドメイルだが、どうも実際にはそれほどのこともなかったらしい。
デッドメイルが出現するのは「最北の国」サイファーンのある北の地だけであって、またデッドメイルの出現が600年ぶりくらいだったということもあり、人類が共同戦線を張ってデッドメイルの脅威に対抗する、みたいな流れにはなっていないどころか、サイファーン国がデッドメイル討伐のために正規軍を動かしたらそれを好機とばかりに隣国がサイファーン国に攻め込んでくるというような情勢にある、というのが本当のところなのだそうだ。
そういうわけで、今巻は人間の国同士の関係にスポットライトが当たることになる。
ゲームオブファミリア-家族戦記-【2巻ネタバレ】
ところでササエが王妃を寝取ったという前巻の話は普通に本当のことなのだが、カナエはそれを信じない。ササエが純真な少年であると信じているからだ。
実際には違う。
実は初島親子(ササエと今は亡きその父)には、三姉妹の中でヒナナしか気づいていないある真実があった。
端的にいえば亡父の正体は結婚詐欺師だったのである。ササエはそれを知っていたし、詐欺や女たらしのテクニックを父から英才教育として仕込まれてもいた。道理で簡単に王妃を篭絡したりできるわけである。
さて、サイファーン国は砦の防衛に正規軍を送り込んでしまったので、実際に隣にある蛮族の国、ダバ国の軍勢が攻め込んでくる。だが、ササエがひとりでものすごい大魔法を使って、二万の軍勢をびびらせて追い返してしまったのだった。
で、ササエと協力関係を構築したサイファーン王は、その勢いを駆ってダバ国に和平調停を要求する。
自分たちに都合のいい、有利な条件での、ありていにいえば服属要求みたいな内容のものである。狂王とあだ名されているダバ王(見た目はどう見てもリザードマン)は、「異世界人の女を一人、俺の側室によこしたら条件を呑んでやる」と返答してきた。
むろん、信用できるような内容ではない。
結局、いろいろ話し合った末にマナコを偽装結婚の花嫁として送り込む(ササエもついていく)ことになるのだが、その真の目的はダバ王の暗殺である。どっちもこっちもやることがえげつない。
さすがハードダークファンタジーである。
で、行く。ところで、ダバは小国なのだが、なぜサイファーンは力押しでサイファーンはダバを滅ぼしてしまわないのか。
実は重要な理由がある。
理由は誰も知らないが、ダバの領域内では魔法の力が効果を発揮しないのである。
ダバの民(どう見てもみんな怪物)は肉弾戦では強いので、そうやって他国の侵略を防いでいるらしい。
ダバの王城に向かう途上、一行は凶賊に襲われた。なんでもダバ王の息子たちであるらしい。で、目的は花嫁を拉致って味見をすることであるらしい。どうしようもない一族である。
散々書いてきたように基本的にササエは無敵なのだが、それは魔法の力があればこそである。
魔法の力が働かないダバの領域では、苦戦を強いられざるを得ない。そのへん何の策もなかったのか、それとも次巻で明らかになるのか、ササエは敵に片腕を奪われることになった。さあどうなる次巻。
ゲームオブファミリア-家族戦記-【2巻の感想】
人間同士の戦争とか権謀術数とかを描く流れになってきている。
基本的にササエ以外の登場人物はみんなあまり頭がよくないので、ササエはそういうアレでも無双である。でもいいのだ。俺Tueeというのはそういうものなのだから。
さて、暗殺計画の行方はどうなる。次巻の紹介をお待ちください。
ゲーム オブ ファミリア-家族戦記-
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