青年漫画「十字架のろくにん」第13巻の見所や感想、ざっくりとした内容をご紹介！
13巻は136話～143話までが収録。
今回は5年前に純と繋がりのあった「ある人物」が登場。俊へ協力を要請していきます。
さらに「要」とそっくりな女性も登場。
彼女を取り巻くエピソードでは数々の違和感が勃発。この大きな違和感は俊を嵌める罠なのか…。
各々の目的や思惑が交錯していきます！
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十字架のろくにん【13巻】ネタバレ
136話ネタバレ
立夏からキングの家で起こっている状況が詳細に説明される。拉致、監禁している女性達をまるで犬のように扱うキング。その中で「ヒロコ」といった女性は何かある度、立夏を守り、立夏の代わりにキングの暴力を受けてくれていた。
ヒロコはキングのお気に入りでもあったが…彼女が性病にかかった事がわかるとキングはヒロコから立夏へお気に入り女子を変更。監禁される女子の中でも特別な優遇を与えられる立夏は次第に優越感へ浸っていく。次第に立夏は今まで守ってくれたヒロコさえも見下すようになってしまう。
そんなある日、自分が勘違いしていた事がわかる立夏。結局、キングのお気に入りだろうと自分は彼の犬でしかない事に気付く。キングの暴力を受ける中、守ってくれたのがボロボロになっていたヒロコであった。
何とかキングの家を抜け出し、俊達のもとへ辿り着いた立夏。彼女の依頼はキングを殺してヒロコを助けて欲しいと言う依頼であった。
137話ネタバレ
ヒロコの依頼を承諾する俊達。
早速、支度をしてキングがモー下へいる間、彼の自宅へ侵入して監禁された少女達を助ける俊。その後、俊だけがキングの自宅に残り、彼の帰宅を待つ。
帰ってきたキングと対峙。
一瞬で彼の意識を落とし…制裁を与える為、山でキングを監禁する俊。
立場は大逆転。
俊はキングを犬として扱い…同行していた北見は「芽殖孤虫」なる寄生虫を取り出す。
138話ネタバレ
俊達の制裁が開始される。
キングの意識を再び落とし…彼の身体に寄生虫を植え付ける。キングは寄生虫による幻覚と身体の痒みによって苦しみながら死に絶えていく。
こうして立夏から受けた依頼は完遂。
体調も良くなった立夏とヒロコは二人で自立する道を選択した事を報告。
ちなみに最後は俊が立夏とヒロコの推しメンのようになっていく（笑）
139話ネタバレ
北見のもとへ「不治の病を診てもらいたい」と小学生のような少年が訪ねてくる。取り敢えず彼の話を聞く俊達。
少年の名前は直樹。
見た目通り、小学生であった。彼は抱えているトラブルを俊達へ相談。直樹は自分の妹が同じクラスの「南雲」といった子に殺されてしまう可能性がある事を報告。
直樹の依頼は妹が殺される前に南雲を殺して欲しいと懇願。彼が自分と似た境遇であった事から俊が直樹の依頼を受ける事へ。
より詳しい話を直樹から聞こうと最寄りのファミレスに入っていく俊。そこには俊へ好意を寄せる女性陣が集結して誰が俊に相応しい女性なのか女の戦いが勃発していた。
140話ネタバレ
女性陣は放っておいて直樹からさらに詳しい話を聞く俊。
彼の話を聞いた後、俊は直樹へ南雲と会って、一度立ち向かってみて欲しいと伝える。何かあれば直ぐに手助けするつもりであった俊。
そして公園にて直樹は南雲を呼び出して対峙。
現れた人物を見て驚愕する俊。相手は男だと思っていたが…南雲は女子であった。二人のやり取りを俊と一緒に見ていた女性陣。直ぐに南雲の女心を理解。南雲は直樹へ好意を持っており、暴力はスキンシップの裏返しであった。
女性陣の助けもあって南雲が直樹の妹をいじめていたのは嫉妬であった事も判明。全て直樹の勘違いだった事がわかって、この件は一件落着。一方、病院で一人暇をしていた北見。突如、安藤のスマホに着信が入ってきた事に驚愕する。
141話ネタバレ
俊は女性陣に連れられて居酒屋へ。こっちは和気あいあいムードの中…場面は北見へ。
安藤のスマホにかかってきた非通知の連絡に出る。
相手は電話に出たのが俊だと思っており、「元気そうでなによりだよ、うるマン」と伝え電話を切っていく。その後、病院へ戻ってきた俊に安堂のスマホに着信が入った事を報告。電話の相手が「うるマン」と言葉にしていた事を伝える。
その直後、一人の女性が病院へ訪れる。彼女もまた「不治の病を診てもらいたい」と訪れる。そして来客女性の姿を見て驚愕する俊。
142話ネタバレ
病院に訪れた女性は「要」そっくりであった。しかし、彼女は既に死んでいる。別人だと思ったが…来客した女性の名前も「かなめ」であった。
要とそっくりな彼女は「松島佳奈目」といった女性。一応、彼女の依頼を聞くとモラハラ彼氏への制裁であった。そんな中、安堂のスマホに再び着信が入る。今度は俊が電話に出て対応。
その後、電話の相手と対面。俊の前に現れたのは要の兄である純であった。5年ぶりの再会であったが…俊ははっきりさせておきたい事があった。何故、純が安堂のスマホを知っているのか…革命倶楽部との関係はどうなったのか…純へ問い詰める。
純は要を殺されて以来、至極京を追っていた。その過程で安堂の番号を手に入れたと説明。そして俊へ至極京へ復讐する協力をして欲しいと懇願する。
143話ネタバレ
純のお願いに対して少し考えさせて欲しいと保留にする俊。
場面は佳奈目の異常な日常生活が描かれる。彼女には弟がいて、名前は「純」であった。佳奈目、純、父親で食卓を囲む。そして、そこには居ない「ママ」に対してエア会話をする松島家族。
北見は帰してしまった佳奈目の事が少し気になって彼女のSNSを調査。彼女の三年前に投稿していた写真に辿り着くが…今と全く違う顔であった。
十字架のろくにん【13巻】感想
佳奈目の来客と同時に接触をしてきた純。
この二人は俊の知らない場所で繋がりを持っているのか…俊をはめ込む為の罠なのか…それとも純は俊を利用して至極京へ復讐を果たそうとしているのか…。
さらに佳奈目達、家族の異常な日常生活。謎が謎を呼ぶ展開でどんな真実が裏に隠されているのか続きが凄く楽しみになりました。
また今回、小学生・直樹からの依頼は切迫した状況を醸し出しながら実は甘酸っぱい青春劇であったり、心が温まるエピソードも展開。緩急の激しさが絶妙だと感じましたね（笑）
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